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オーディオを始めて、「音質アップ」を意識する様になるのは、2回目の機器交換の時だろう。交換して初めてわかる「音質の差」を理解するだろう。これは「比較」から始まる。自分の場合はサンスイAU-9500からケンソニックC200+MUXMAN MB88にアンプ交換した時だった。20才の時だった。
アンプ類を入れ替えても、蓋を開けて中を見る事をするのは、多分10人中一人か二人だろう。殆どの方は「アンプの中」(機器の中)を見る事もないだろう。当然メーカーオリジナルの状態で使用されるだろう。メーカーのプロダクトに疑問を持たないのだろう。メーカーのと音として認知されている様だ。
実は、もっと潜在能力が有る。コストカットやメーカーの知らない能力が有る事を理解されていない。
「音質に拘ってくる」と「ヒューズ」や「SP端子」、「RCA端子」、「電源プラグ」等にも拘りが出て来る。それは「経験者」でないと分からない事。メーカーオリジナルを越えるか?ダウンするかはパーツ次第。良いパーツを探り当てる作業が居る。
最後のとどめは「ケーブル材」(配線材)だろう。ケーブル材の「音質比較」は50才代になって始めた。国産の配線材をいくら変えて見ても「どんぐりの背比べ」だった。思い切って外国産の配線材に手を出して見たらこれが当たりだった。メーカーによってこんなにも「音質の違い」があるのか?と思えるぐらい変わった。それからは、そのメーカーのどの配線材が良いか?に拘った。ところが1本のケーブルでは「出る音の量」が決まってしまう。配線材1本毎に「周波数バランスや帯域」も異なる。どんどん深みにはまってしまいます。良い配線材を使うと「激変」が待っています。ただ「良いケーブル材」を使うにはノウハウが必要。使い始めの当初は「ふん詰まり」(鼻声」になるので音のバランス等が狂います。これは、ケーブルの性能に機器が対応できないからです。2000Hrの鳴らし込みが必要な場合が出ます。(機器が対応してくる)そうなると数段アップした「音質」がある日突然「劇的」に変化します。