私のオリンパスシステムの箱(C50 S6仕様)やユニットはJBL社のユニットがメインです。LE15+#375+HL88(蜂の巣)、LE85+#2305(小型蜂の巣)、#2405が基本ラインです。これにハイルドライバー、DECCA SW8リボン型、ビクターリボン型の7ユニットを使っています。
従来から言われている「JBLのじゃじゃ馬な音」は皆無です。「スッ飛んで来る音」も殆どありません。有るのは「濃密」で「シルキーな音」ですね。JBL社のユニットの持つ「潜在能力の高さ」を引き出すように努めています。それでいて「ヌケ・キレ・ノビ」のある音に拘っています。「エッジの立った音」なのに嫌な音がしない。チェロの弓の「こすれる音」などを描き出します。オーケストラは、奥行きのある表現でマーラーの巨人1楽章の遠くで鳴るトランペットなどステージ感を出して来ます。安心して聴いていられる音のバランスを取っています。
JBL社のオリジナルオリンパスのサウンドを聴いてきた方は最初はビックリされます。大概の方のオリンパスのウーハーはLE15AのシリアルNo20000番台(灰色フレーム)のモノだと思います。それだと「粘る様な低音」の癖の強い音です。私の使っているLE15のシリアル#1000番台の初期型(青色フレーム)だと殆ど癖が有りません。ウーハーで基本的な音の70%以上を出して来ますので、ここで大幅なイメージチャンジしています。
クラシック音楽でもJAZZでも「その場の雰囲気」で鳴らしてくれます。「音質アップ」させる事を目的に、過去20年間努力して来ましたが、もうここら辺で十分では無いかと云う処まで来ていると思います。そのキーワードは「ケーブル類」だと思います。一般に使われているケーブル類では到底たどり着けない高みに来ていると思っています。音数の多さや音の厚み、ステージ感等自分では「一つの世界」を持っているシステムだと思います。