goo blog サービス終了のお知らせ 

Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

SPケーブルについて

2016年12月24日 | ピュアオーディオ
ケーブル類の評価で一番簡単な方法は「SPケーブル」で評価する方法です。比較したいケーブルを同じ長さにして繋ぎかえれば比較が出来ます。(相対評価)私も、「自作」のケーブルの評価ではSPケーブルで一番最初にします。端末処理が簡単だからです。しかし「端末処理」で使う「半田材」には注意が必要。「鉛レス銀入り半田」をお勧めします。間違っても共晶半田は使わない事。鉛が60%も含まれています。鉛は抵抗値が高いのでヌケの悪い音になります。「端末処理」に使うチョッとした鉛半田(共晶半田)の量で音質は大きく変化します。

問題はその評価の仕方です。「何をもって良しとするか?」 比較する物が有れば白黒は割と簡単に出来そうです。団栗の背比べで「似たり寄ったり」、「一長一短」で有るならば、「グレード」は変わらないという事です。「劇的」に変化するので有れば、明らかに「グレード」が違うという事。それは一つの発見で有り、その違いの原因を探れば更に上のケーブルを探す「根拠」が出来ます。

大概の場合、それは「抵抗値」の違いとなって測定することが出来るでしょう。但し、「断面積」による「伝送容量」(音数)の差は測定する事が出来ません。これは人間の耳で聴き取るしかないでしょう。

一般的にSPケーブルの評価をすると、①「音が前に出て来る」(ONの音)のケーブルと②「音が奥に引っ込む」(OFFの音)、③その中間の音の音の3つに分類されます。皆さんはどのタイプを選ばれるでしょう???

必然的に①の「音が前に出て来る」(ONの音)ものを選択されると思います。何故ならそれが一番良く聴こえるからです。そうなると他の2種類の音の傾向を持つケーブルは捨てられます。当然生き残れません。

私はそこの部分に引っ掛かりを覚えて、「ON・OFFの音と中間の音も必要」なのではないか?と感じたのです。「自然の音」には「前に出て来る音」ばかりではないのではないか?と・・・。

結果的に、前述の①②③のケーブルを全て組み合わせて見れば面白い結果が得られるはずです。そうやって現在使っているケーブルを作成しています。