Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

「音質アップ追及」で辿り着いた境地は・・・終わりが無い

2016年12月11日 | ピュアオーディオ
ソース機器やアンプ類、スピーカー等機器類を上級グレードのモノに入れ替えて「グレードアップ」してくるのが一般的だと思います。これは「雑誌」や「オーディオ評論家」が意図的に作り上げたお話だと思う。

現実は、「機器の問題」、「ケーブルの問題」、「部屋の問題」と大きく分かれていて、それぞれに違う対策が必要です。機器だけに的を絞っても「電源の問題」と「機器のグレードの問題」が有ります。先ほどは「ケーブルの問題」と分けましたが、「ケーブルの問題」を原理的に理解できれば、「機器の問題」もあらかた判って来ます。

一昔前までは「組み合わせの妙」等と「相性」のお話が雑誌で堂々と取り上げられていましたが、全く根拠がない訳では有りません。同じ時代に作られたSPとアンプ類やソース機器は良く合います。SPの能率とアンプの出力には大きな意味が有ります。この意味が分かる方は相当なツワモノだと思います。実際に体験してやっとたどり着きました。

100db能率のSPを500Wのアンプでもドライブできますが、1Wのアンプでもドライブ出来ます。ですが出て来る音には大きな違いが有ります。もちろん機器が違う訳ですから違って当然。「音圧感」が随分と違ってきます。これは、聴く側が「触感」(体感)で感じる感じ方が変わって来ます。

SPユニットの方式によって能率も変わりますが、能率が変わればドライブするアンプの出力も変えてやらないとうまく鳴ってくれません。これらを一緒くたに考えていたら何時まで経っても先には進めません。

最終的には「ケーブルの問題」を解決できれば「機器の問題」もかなりの部分解決できます。しかし「部屋の問題」はまったく別な事で、こちらには独自の対策が必要になります。ただ部屋の問題の場合、「直ぐに出来る事」と「直ぐに出来ない事」が有り、分けておく必要が有ります。

現在自分のシステムでは「部屋の問題」が重くのしかかっていて、これ以上機器に拘ってもどうしようもないのが現状です。投資をしても肝心の部分の効果を確認ができません。無駄な事をしなくなったのが「たどり着いた境地」かも知れません。音質追及には終わりが有りません。何処で止められるか?が問題です。