Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

「音を聴く」から「音楽を聴く」へ

2015年11月10日 | ピュアオーディオ
私の場合、ノイズだらけのFMラジオで「音楽を知ること」からステレオが始まった。多感な中学生時代に、モーツアルトやハイドン、ベートーベン・ブラームス・・・・その他沢山の作曲家の曲を1曲づつ覚えていきました。高校を卒業するころにはかなりの曲名を覚えていました。

自分でステレオを買えるようになった頃、オーディオの全盛期(1970年代)と重なりました。自分と同じように沢山の方が「良い音」を求めてオーディオ機器を手にするようになりました。その頃の国産SPはチョッとボリュームを上げるとツィーターが飛んでしまう様な状態でした。少々の事では壊れないと勧められて「JBLのSP」を知りました。そして直ぐにJBLSPのオーナーになっていました。

それから更に「良い音」を求めて、アンプを変えチューナーを変え、カートリッジ遍歴をし・・・と云う風に、「泥沼のオーディオ」にハマりこんでしまいました。新しい機器を入手した時など非常にワクワクして楽しかった事を記憶しています。(今でも新しい機器を手に入れるとワクワクしますが・・・)

しかし今考えると、「音の変化を楽しむ」ような所が強かったように思います。・・・音を聴いていましたね。肝心の「音楽を楽しむ」境地には達していなかったと思います。オーディオ歴も40年を超え、システムも「終のシステム」を完成させた今、「音楽を楽しむ」境地にたどり着いたように思います。長い道のりでした。沢山の知見や経験と時間が必要なことだったのかも知れません。