Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

JBL#4311のネットワーク改造

2015年11月19日 | ピュアオーディオ


いよいよJBL#4311の核心部分の工事です。ネームプレートを外すと2本のネジが見えてきます。それを取り外してネットワークを取り出します。



ネットワーク改造後の写真です。ケーブルの材質(銀線)・太さ(容量)に拘って交換しています。この10年来、「ケーブル(配線)」が音質に与える影響の確認と対策(ケーブルを自主開発)をして来ました。物には必ず「物性の音」と云うモノが在ります。それはケーブルにも云える事で、柔らかいケーブルでは柔らかい音になりますし、硬いケーブルでは硬い音がします。この辺のバランスが必要です。材質でもかなり周波数特性が変わってきます。銅線では限界も在ります。ケーブルの太さも「情報量」や「エネルギー感」の面でかなり効いてきます。それらを鑑みて、ようやくたどり着いたのが現在のケーブルです。現在でも現在進行形で進化しています。



比較の為、改造前と改造後のネットワークを並べて見ました。ケーブルの太さが異常ですね。この太さになると端子の強度も問題になってきます。性能が高くなればそれに見合ったケーブルにしないと本当にバランスよく、「ヌケ・キレ・ノビ」は実感できません。雑誌の影響での「機器偏重主義」ではたどり着けない世界です。



ユニットをつける一歩手前の状態です。これからSP端子への半田付けを実施してからユニットを組み付けます。その前にユニットへの「伝送ロス対策」を実施予定。

JBLのユニットは性能が高いので、オリジナルの配線では30%ぐらいしか出ていません。それ(潜在能力)を80%以上引き出そうとしています。交換後のサウンドは前回組み上げていたセットで確認済みです。メインシステムのオリンパスシステムを持っていなければ、これがそのままメインに収まってもおかしくない音質です。スーパー#4311と呼んでも良いでしょう。