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Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

CR-1000プリアンプがほぼ完成

2012年11月28日 | ピュアオーディオ

Cr10000

先週から改造を始めていたCR-1000管球プリアンプの改造(SuperTrail化)がほぼ完了しました。音出し確認をしています。モニターSPは612Aシステム。

以前マッキンC40やアキュフェーズC-290で612Aを鳴らしていましたが、それらと比較をしますと完全に上回っています。音の厚みがまったく違います。SN比もはるか上を行っている様に感じます。エネルギー感や音数も完全にこちらの方が上です。今までもの足りなかった低域の厚みとエネルギー感が出て、612Aのもの足りなかった処が補完されています。

Ken_audio_cr10002

上の写真は入手時のノーマル状態のリアパネルの端子類です。古いRCA端子が並んでいます。

Cr10001

こちらが音質対策後のリアパネルになります。ロジウムメッキのRCA端子、IECインレット、オーディオグレードヒューズと、今までに獲得した経験を活かしています。RCA端子一つで音数や音のキレ・ヌケが大きく変わって来ます。ここはやはりグレードの高いパーツを使いたくなります。リア面だけで\5万円以上の費用がかかっています。

Cr10002

昨日悩まされていたセレクター廻りの状況です。青と黄色の配線はテープモニター用です。多分使う事が無いと思いますのでそのままにしています。その配線の太さと、今回の配線の太さを比較しますと4~5倍の太さになっています。ここまでしないと音数(情報量)とエネルギー感、周波数特性を満足できません。

一般に管球アンプを作る時にここまで配線に拘って作られる事は少ないと思います。大概の方は「作る→音が出た」の処で満足されています。その為配線等は非常にお粗末なものが多いです。市販の有名メーカー製のアンプでさえも大差は有りません。

ケーブルを詰めて行くと、1本1本毎に種類や太さが違えば、周波数特性(音のバランス)や音数・エネルギー感、ヌケ・キレ、SN比が大きく変わって来ます。本当に自分が満足出来るケーブルを作らないとアンプ内配線に使えません。ただアンプ内配線に使う場合は制約(太さ・硬さ等)も大きいので取り付けるのに苦労します。

Cr10004

球もNOS品に交換を完了し、ボリュームも交換しています。現在付いているのはC社(日本製)のモノです。これはこれで良いと思うのですが、もっと音の深みと厚みが欲しいのでA社(米国製)に交換予定です。ボリュームは音質に対し、非常に大きな影響力を持っています。全体の改造費用は、部品代も含めると¥25万円程になります。投資金額に見合う音質が出てくれれば満足です。