仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

花粉症も条件反射?

2013年03月12日 | 日記
この時期、ご家庭での法事の話題は、花粉症が多い。毎年、今頃、祥月に出勤するお宅があります。そのお宅の奥様も花粉症がひどく、この話題となりました。

“症状が少ないので、「今年は、花粉が少ないのかしら」と言って、テレビで真っ赤に付けされた花粉情報見たら、とたんに花粉の症状が出てきました”と言われました。

酸っぱい梅干しを思うだけで、唾が出てくるという条件反射が、花粉症でも起こったようです。私はその話を聞いて昨日、車の中で聞いた放送大学の講義を思い出しました。講義の内容は、概略次のようなものでした。

アルコール・覚せい剤の依存症についての講義で、覚せい剤は、一度やめて、次に覚せい剤を再開すると、ごく少量で、ハイの状態になってしまう。それが覚せい剤の常習に至る契機となってしまう。といったものでした。身体がハイの状態を覚えているので、少量で深みにハマっていくとのことです。

この“再開後、少量でハイに至る”という精神構造は、覚せい剤だけではなく、たとえば地震なども、恐ろしい体験をした後は、少しの揺れでも揺れ以上の恐ろしさを追体験してしまうことや、恐喝や事業の失敗による不安も同様のようです。

ひょっとしたら逆に喜びも同じかもしれません。一度、深い信心の喜びを体験すると、少しのことで深い喜びを追体験できる。これはあり得ます。
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