二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

えっ、なに、なに?

2014-09-10 19:08:43 | 徒然に想う

昨日地平線から上がったスーパームーンは赤銅色を帯び、実に大きく見えた。いつもの大きさが一円玉としたら、まるで十円玉。若い猫が木の枝に身を投げ出し昼寝して。覗き込んだら、気配を察知し睨み返してきた。彼岸花が咲き出して、金木犀が香る。

 

…おいおい、悠長なこと言ってたら、良識を疑うような結果をニュース:

≪引用≫原子力規制委員会は10日、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)について、安全対策の主要部分が新規制基準を満たすとする「審査書」を正式決定し、法に基づく設計変更の許可を出した。再稼働に向けた主要な審査を正式に終えたことになり、今後は残りの認可手続きと地元の同意手続きが焦点になる。≪引用終わり≫

この夏、どこで電力不足が問題になった? 原発が一台も動いていないのに、問題が起きたところなぞない。それはどこでも必要のないものだと思い、節電に取り組んでいたから、じゃないんだろうか。それで、ここ3年すごしてきている。そこに、電力の垂れ流しを助長するような再稼働に向けた許可? 何のため? 温暖化ガス? もう一度考えたいのは、必ず不測の事態は起こりえて、その結果、地域や地域の文化・つながりが崩壊するという福島の事実だ。どんなに設備を設けても、いったん崩れてしまえば直しようがない。規制委員会は基準に照らし合わせて判断した。専門家たちはその責任を必ず背負うことを覚悟して、判断のルールに則って判断した。それはそれでいい。

地域や地域の文化が壊れることは、そのルールに組み込まれているんだろうか。一旦許可されれば、今後地元の同意が焦点になると言っても、政治屋、行政や経済界の意向で、再稼働は免れない。市民がいかに声を上げようとも、確実に無視される。福島で起きていることをどうやって解決すんだろう。多数の為に少数は我慢せよ、とでもいうのだろうか。これから日本に生まれてくる、いや地球上に現れる生きとし生けるものの新しい世代たちがきちんと納得できるよう答えを選んでほしいものだ。

庵主は夢想家?

 

 

今日の一枚:昨日の19時頃、マンションのベランダから。

 


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