二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

目を覚ましたものの…

2013-03-09 14:17:55 | 徒然に想う

神社下の公園を歩いていたら、ガサゴソ音がする。探してみると、歩道わきの柵の陰に隠れていた。こいつも、何かがいるぞと気付いたのか、じっと動かなくなってしまった。よし、根競べとばかりにこちらもじっとしていたら、根負けしたのか安心したのか動き出した。ガマガエル? ガマガエルだとしたら、アズマヒキガエルといってニホンガマガエルの亜種らしい。

どうも冬眠から覚め、さほど時間がたっていないのか、体に張りがない。こんな例えは失礼だが、TVで肥満だった人がダイエットに成功してやせる。すると、伸びきった皮膚がたるんでいるのが出てきたりする。そんな状態を想像してもらえばいい。何カ月もの間、じっとしているとはいえ、生命活動は続いている。で、食べないわけだから、それはやせるだろう。たるんでしまうのも仕方あるまい。

ウグイスの初鳴き。6時20分頃、三か所で。ヒバリも空高くピーチク・パーチク。鳥達の囀りも多彩で、何種類いるのかさっぱり分からぬ。カワラヒワ(?)などが、地面を突き回している。芽を出したばかりの草を啄んでいるのか。…明日何種類か種まきをしようと思っているが、鳥達に餌を撒くようなものだろか。しかもほぼ新月に。物の本によれば新月は定植に向いていて、播種は満月とか。バイオダイナミックスの農事暦によれば、根菜類が適している。葉物、豆をと思っているが。

一羽のカラスが街灯の上に止まっていて、仲間が近づいてくると威嚇している、ように見える。何やってんだと、視線を変えたら道路の上に…。せっかく冬眠から覚め、これから春を謳歌しようというのに、見事につぶされていた。カラスたちには御馳走かもしれぬが、そのカエルにしてみれば、何のために目覚めたのか。冬眠から覚めたばかりだから、お腹がすいてフラフラで、動きが鈍かっただろう。が、悔いが大いに残ったに違いない。庵主だって、おなじこと。朝を迎え目覚め、その日を過ごすうちに何が起きるかわからぬ。その時、悔いが残らぬようしておかねば。

 

 

今日の一枚:神社下の公園。河岸段丘面があって、小道があって、小さな池がある。その小道の河岸段丘面側の柵の所に潜んでいた。5時50分ころ。

 

寒桜、開花してました。まだ数輪ってところです。


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