二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

続、桜の根元

2013-04-07 19:07:29 | 徒然に想う
どうなった…ろうか。

昨日の雨風で、札は飛んでいってしまったと思うも、なぜか足が速くなる。案の定、遠目から見て根元に影も形も見当たらない。

側で立ち止まり周囲を探してみる。すると、川辺に一枚、ダンボール。あれかと下りてみる。違う…。違う句が書かれてる。

ひっくり返して合点がいった。しかも、同じ筆跡? だよな…。なるほど、昨日の続きだが、ご夫婦の過去になにか悲しいことがあってのことじゃない。この老夫婦はこの木の花をホントに好きで、自分たちの年齢のこともある、毎年楽しみにされているにちがいない。

昨日から、あの一句のおかげでいろいろ楽しませてもらっている。書き残されした当人たちは今どうされているだろう。自分たちの知らない所で、自分たちがどんな人間なのか想像を膨らましあれこれ遊んでいるのがいる。そんなこと想像だにしておられないだろう。だが、あの句にはそれだけのものを感じさせるものがあった。その感覚に偽りはない。自分のを振り返ったとき、果たして、これほどの力を持ったものがあるだろうか。間違いなく、ない。…これはいい。なかなか、いい。





今日の一枚:6時頃。拾い上げ、根元に置いた。

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