二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

お四国参り - 高野山

2013-03-20 15:37:23 | 遍路

高野山でのお参りも終わりました。帰りの便を待ちながら空港からです。

清々しいとかではないんですね。達成感とも違う。八十八番や一番に戻った時とも違う。なんというか、ケジメをつけられたような気がします。宿坊に入り、納経帳を改めて見返していて、そんな気になりました。

月曜日、雨と強風で九度山駅からの登山は止めて、お参りに終始しました。根本大塔と金堂、金剛峯寺、奥の院と御朱印をいただきました。夜、宿坊にお世話になり、写経を体験しました。写経を始める前の講話が刺激的でした。

「無」とは青空のようなものだそうです。頭の上にありますが、その存在を証明できない。証明できないからと言って、ないわけでなく明らかに頭の上にある。写経の時お世話下さった学僧が師匠から教わったことだそうです。なるほどと思います。が、証明できる、できない、がキーになっています。証明できる・できないの主体は人間だなと。人間がいなければ「無」は存在しないことなんでしょうか…。質問するのを忘れました。

火曜日、九度山駅から大門を目指しました。この日もY女史にお付き合いいただきながらです。健脚で4時間、普通6時間程だそうです。我々は5時間40分程かかりました。九度山駅で南海電鉄が作った案内のパンフレットを手に入れました。案内板があったり町石が立っているので、迷うことはありません。ですが、このパンフレットがあると参考になり助かります。一つ発見がありました。町石道の出発点、慈尊院で、四国遍路の御朱印をいただけます。ちなみに、遍路道を導いてくれたシールもところどころで見うけられます。

火曜日は天気も気持ちよく、楽しい歩きになりました。で、夜にはN師も合流し、ミーティング。楽しい時間には歯止めがなかなか効かず、店が終わるまでに。何を共有してたかって? 明確には分かりませんでした。おそらく、それぞれの「自分の時間」がシンクロしあったんではないかと。次は通してからでしょう。いつのことやら…。





今日の一枚:午後2時。帰りの飛行機と背景にりんくうタウン。21番ゲート前にて。


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