二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

野菜たちの薫陶

2016-10-03 09:46:59 | 徒然に想う

過去を振り返ることを良しとするか悪しきとするかは置いといて、越知に来てからの山での作業を10年日記に書き残している。先月に一年を迎え、去年何をしたかを読んでとれるようになった。比べると面白い。例えば、昨年のこの時期、レタス類、根菜類などなど、かなり種まきを終えている。それに比べ、今年はまだまだ。白ネギ(長ネギ)では、去年の930日に発芽を確認している。が、今年は種を蒔いたばかり。この違いは、怠慢から?

向陽二号という名のニンジンを蒔いた。その袋の裏書きに、発芽適温15~25℃、生育適温18~21℃とあり、播き時・収穫期の暦には8月から9月上旬が適してるある。だから、今までのように、暦に合わせ93日に蒔いた。発芽しているにはしている。播種してから乾燥しないように灌水、雨が降れば過湿にならぬよう灌水を止め管理してきた。だが、一か月たっても、ちょぼちょぼ。発芽の様子が全く面白くない。なぜ? どうして? で、先日雨上がりに温度を測ってみた。すると、種が落ち着いているだろう深さ(地表から数ミリ)のところで24℃。もちろん裏書にある発芽適温じゃなくとも発芽するが、これまでの地温が15~25℃であったりしたろうか。温度が高すぎやしなかったか? そう思い始め発芽している状況を改めて見れば、草の葉の陰になっているところに多く発芽が見られる。それがどれほどの効果か、まだ様子を追いかけていかなきゃならないだろうが、今までは気にも留めてこなかった。

この一年で、沢山の恵みを手にすることが出来た。一方、種を蒔いたが収穫に至らなかったものも数多い。虫たちに取られたり、お世話するタイミングが遅れたり、原因は数多あるだろう。その原因の一つとして、野菜たちは、「あれ、環境を観てた? 単純に『栽培暦』に従ってたんじゃない?」と言いたかった。そう、彼らの立場に立ってじゃなく、人間の都合(他人の説明)ばかり、それではダメよ、ということなんだと思う。だから、早速長ネギの播種を10日ばかり遅くしてみたのだった。しかも、念を入れ「種まきカレンダー」にも従いながら・・・。さて、さて、どうなることでしょう。

 

 

 

今日の一枚:雨、雨、雨。それでも、収穫したゴマ、いい感じに乾燥が進んでる。近寄ると、ゴマの香りがフワーッと。9時半ころ、家の二階で。


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