朝のNHKのニュースを見ていて、うなった、「すごい。いい仕事だなぁ」。長いけれど、ウェッブ版から、そのまま貼り付けると・・・。
小形の野鳥「シジュウカラ」には異なる鳴き声を組み合わせて複雑な意味を伝える能力があり、その組み合わせには「文法」もあることが、総合研究大学院大学の研究で分かりました。ヒト以外の動物で、文章で情報を伝える能力が明らかになったのは、これが初めてです。
総合研究大学院大学の鈴木俊貴研究員らのグループは、日本に広く生息している小形の野鳥「シジュウカラ」の鳴き声と行動との関係を10年余りにわたって観察や実験で調べました。
その結果、仲
間に危険を知らせる場合は甲高い声で「ピーツピ」と鳴くほか、仲間を集めたい場合は濁った音で「ヂヂヂヂ」と鳴くことが分かりました。また、2つの鳴き声を組み合わせて「ピーツピ・ヂヂヂヂ」と鳴くことがあり、この場合は、「みんなで集まって天敵を追い払う」という、複雑な意味を伝えていることが分かりました。
さらに、「ピーツピ・ヂヂヂヂ」という鳴き声と組み合わせを逆にした「ヂヂヂヂ・ピーツピ」という鳴き声を、それぞれスピーカーから再生したところ、組み合わせを逆にした場合は意味が伝わらず、鳴き声の組み合わせには「文法」があることも分かったということです。
ヒト以外の動物で、文章で情報を伝える能力が明らかになったのは、これが初めてです。
鈴木研究員は「鳥も、ヒトとは全く別の進化をたどるなかで言語能力を高めた可能性があり、今後、ほかの鳴き声についてもより詳しく調べていきたい」と話しています。
「ピーツピ」「ヂヂヂヂ」が聞こえると、確かに、ああシジュウカラがいるなと思う。でも、そこに文法があって複雑な意味のやり取りが潜んでいるなどとは想像だにしなかった。もちろん彼らの行動を見ていると、決して無駄なことをするはずがないと思う。例えば、飛ぶという行動は彼らにはそれこそ命がけ。食事を探すことであったり、天敵から逃れる・子孫を残す相手探しなどなど。余暇を無駄とは言わないが、余暇で飛ぶことはない。だから、鳴くことも何か意味があっていいはずなんだが、ここまでとは思いもよらなかった。
しかも、シジュウカラはそこいらに普通にいる。その鳴き方に注目して、10余年かけて、「文章で情報を伝える能力」を見抜かれた。きっと、「仕分け」時代、相当大変だったに違いない。それを乗り越え結果をまとめられた。これこそ最良なお金の使い方の一つ。じつにカッコいい。そのカッコよさもまた沁みる。
カラスは遊ぶ、こいつらだけはよくわからない。題名を忘れたがカラスの観察結果の本がある。そこには害鳥として以外の頭のいい可愛い鳥として報告されていた。ユーチューブなんかには屋根に積もった雪で遊ぶ姿の映像もある。埼玉にいるころ散歩中に見かけたカラスは怖い、家族の絆が強いなどなど。その上、鳴き方も種類が多い。彼らの「言語」はまたすごいんじゃないかと思う。
そういえば、剪定中、ほとんど毎回聞こえる鳥の声がある。姿は見えないが、どうも鋏で切る音が気になって寄ってきているよう。きっとそこにも意味があるに違いない。おおっと、やばい、やばい。気を付けないとイカン。鳥たちが鳴きだし、夢の中・想像の世界に没頭して、樹から落ちたら大ごと、だ。
(おとといの夕方の)
今日の一枚:昨日の夕方、陽が山の向こうに落ちた。17時過ぎ。
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