二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

温床の枠 - 5月

2014-05-21 17:55:21 | 徒然に想う

踏み込み温床、これはいつごろから使われ始めた技術なんだろう。種をまいて温度を上げれば芽が出る。それを露地に定植したら、霜にやられてしまう。霜が降りなくなるまでとしてら、下手すれば徒長してしまうだろう。定植後の温度管理というのが、鍵なんじゃないだろうか…。定植後の温度管理ができなけりゃ、早く苗を作り理由がよくわからない。温床をネットで追いかけるとなかなか解りやすいのがない…。

ヒントじゃないかと思われるのがある。一つは「踏み込み肥」、緑肥を共同採取地から刈り取って田植前に牛馬または人力で踏み込みこんだ水田 の元肥。ただ、これは温度を利用できない。もうひとつが「さつま床」。江戸時代川越藩が三富地域(埼玉県の三芳町、所沢市あたり)で新田開発をしたときにあるよう、「山」と呼ぶ平地林(雑木林)を作った。この雑木林が落ち葉を供給。これを集めると湯気を見ることがあるから、手を入れれば暖かい。これをサツマイモの芽出しに使った。これはいい。この三富地域、江戸時代の後期には、特産地にまでなっていたそうだ。

昭和20年代の後半、稲の育苗にビニールのトンネルの利用が奨励され始めたと見つけた。これがあれば、野菜の苗作りに使える。露地に出しても、全く方法がないわけでない。これと組み合わせれば…。これなら、無学な庵主でも納得できる。野菜の育苗に使う、というのは比較的新しいことなのかもしれない。

どなたか、史実を教えてもらえないものだろうか。

 

 

今日の一枚:久しぶりにまとまった雨。畑の野菜たちも喜んだことだろう。見に行きたいが、明日から日曜にかけて、伊那のN農場さんの所へ田植えのお手伝いに行ってくる。頑張って大きくなって! 16時ころ買いものからの帰り道、虹が薄らと。これじゃ、目を皿にしても分からないか…

≪雨後の虹 はかなき様に 理由もなく≫

 

小川あたりでは、先輩から聞いたところでは4月29日になっても下りた年があるそうだ。今年は4月12日(記録がない、記憶から)。