二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

風の穏やかな朝は幸せに

2012-10-13 08:50:04 | 徒然に想う
すっかり青の時間。この秋、空は澄んで、一番に冷えてる。東の空、ルーナとビーナス、二人のランデブーが冴え渡り。Tシャツに羽織ったパーカーのチャックを首もとまで押し上げた。

切り通し、カワセミの川のわき、遊水池。頬を撫でる空気の温度が場所によって変わって。風が穏やか。金木犀の香りは?池が鏡、Vの波紋…。直売所のオッチャンの野太い暖かな、おはよう。

土手に入る手前、木の下に入るとフワッと暖かな空気に包まれた。土手を進むと向こうから暖かい空気の塊がやってきて、そっと包んで過ぎ去っていった。行く手に大きな木立があって…。思わず立ち止まる。

そっか、木々が空気を暖めておいてくれるんだ。ほんのわずかな違いなんだが、なにか偉大なるものに抱かれたよう。言いようのない穏やかな幸せ、が体いっぱいに広がる。ほんの一瞬のこと。

また、偉大なものに抱かれたく、木々の下、草の中を進み行く。





今日の一枚:昨日よりずっと近い。明るい点が月齢27の月で、その左上45度辺りの小さな点が金星。切り通しに向かう畑の中の道で、5時10分頃。