二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

どこか違う夏

2011-07-24 10:10:03 | 徒然に想う

切り通しに向かう先の雑木林からヒグラシの輪唱が響く。公園に入れば耳を覆いたくなるほどの蝉時雨、のはずなんだ。どうしたんだろう、昨日が大暑なので夏も盛り、セミだってもっともっと鳴いていい。どうしたんだろう、まったく静か過ぎる。

去年をさかのぼってみると、同じ日「公園に入ると蝉がうるさい。切り通しのヒグラシたちのように輪唱してくれれば、趣があっていいが、こうもうるさいと耳をふさぎたくなる」などと書いている。写真もクヌギに枝に抜け殻が鈴なりになっているものを使っている。

カワセミの川のほとりを歩くと、二度、三度と驚かされる。柵に使われているロープや柵自体に脱皮して羽が乾くのを待っている蝉がぶら下がっている。わきを通ると、これ幸いに、ジジッと驚いて飛び出してく。驚かそうとしてるわけじゃないし、なんてことでもないんだが、結構、効く。

そういえば、まだこの夏、セミたちに驚かされていない。台風以降も涼しい日が続く。散歩に出かけた今朝6時前、Tシャツでは明らかに涼しかった。かと言え、盛夏といえる時期。考えてくないが、原発事故の影響、なんだろうか。いや、なにかで読んだことがある。周期があって、多い年少ない年があるという。その少ない年に違いない。そう思おう。昨日やっとアブラゼミが鳴いているのが確認できた。

 

 

 

今日の一枚:桑の葉を通してくる朝陽の美しいこと。遊水池から土手をちょっと歩いたところ、6時10分頃。