山に佇み、対岸の木々の色、足元の植えた野菜たちを眺める。あれ、時々刻々変わってる! 予想だにもしてなかった。見上げりゃ、雲が流れ、陽が射す。足元の川の彩りがグレーからブルーに変わる。そんな頭の上の風の騒めきが、一気に川面まで下り、色付いた木々を鏡のように映してたのに、クシャグシャにぶち壊し、なんだったのか分からなくなる。
発覚した後、亡くなった後、「不適切だった」と釈明す。で、謝罪するだけで責任を果たしたとみなし、根本的に問題を解決しようとする意志など微塵もなく。あるいは、臭いものの蓋、解決しようとする意志は無視され、配置換え。それで、解決、さっ。
政治屋たち、当選するために、手をすり、胡麻をすり。が、いったん当選しちまえば、それまで頭を下げていた人たちはどうでもいい。菓子折りを持ってくる輩に笑顔振り撒く。で、何かあった時、菓子折りの中身はなんであろうとも、その「先生」たちは詳細は知らぬ存ぜず。周りの誰かが責任を負って。でも、そんな貧乏くじも、いずれ「先生」。やめられねぇ。
山のことは、川に。川のことは、海に。海のことは、食卓に。食卓のことは山に。きちんと万象、循環しちゅう。どうあがいたって、ごまかそうたって、うやむやにしようとしたって、結局明白な事実として白日の下にさらされる。そう、やることときたら・・・:
Don't know what I want (てめえの欲しいものは知らねぇけど)
But I know how to get it (手に入れる方法は知ちゅう)
I wanna destroy passer-by(身に降りかかる火の粉なんぞ、さっさとふり払い)
Cause I wanna be anarchy, no dogsbody(だれにも従わねぇ。自然=神のみに、従うぜよ)
え? なに? 最後は、No future, no future, no future for you だって? いやいや、なら、どうして川面にきれいな同心円の波紋が広がっては消えるのさ?
今日の一枚:Sex Pistols のオフィシャルサイトの表紙。文中の英語、Anarchy in the UK の一節(約は庵主の御遊び)、God save the Queenの一節。