ナナちゃん初登場じゃなかった!
◆恋染紅葉
「かえでの気持ちを知るためにも・・・必要だし!」ってセリフは
普通に考えれば単純に役作りの為ってセリフだとは思うんですけど、
同時に紗奈ちゃんにとって翔太の存在が一つの気に掛かりになってるのもまた事実で
ただ翔太にとっては紗奈ちゃんの存在は雲の上の人でもあるから
あの回答もしょうがないって言えばしょうがない
芸能人って設定を上手く使ってラブコメ作ってるなあ、と感心します。
それは紗奈ちゃんに翔太って存在を強く認識させるカンフル剤にもなり得てると個人的には思う。
初期のまんまダラダラやっててもそれはそれで面白いと思うんだけど
あくまで読切で得た財産で勝負してたのは事実なので
新ヒロイン登場で賭けに出てるのは明白
何よりもどんどん広がっていく「恋染紅葉」の世界が楽しみで仕方ない(笑)。
人が何故嫉妬するかっていうと思いが実ってる強すぎるからだと思ってるんですけど
そこを加味して考えると紗奈ちゃんもまた翔太の純粋さに惹かれてるみたい。
この純愛の結果、行く末も早くも楽しみになって来ますね。
で、ナナちゃんこと七里由比ちゃんですよ!
も~うすっごく可愛くて自分のツボに入りまくりのキャラなんですが
実は1話にちょっと出てたんですよね。翔太の初めての恋で話せないまま終わってしまった転校生
それがまた再び戻って来たって内容のお話だったんですが、これもまた上手くて。
あれだけ一目惚れして頑張ってアプローチしてた彼女に対して
単なる都合の良い人形じゃダメでしょとは思ってたけど
まさかアプローチしたいのに勇気がなくて後悔したままだった女の子が立ちはだかってくるなんて・・・。
これじゃ安易にデレちゃった翔太を責める事が出来ませんね(笑)。非認識だったけど
結局は元々自分が好きだった女の子にデレデレ、タジタジだっただけなので。
それに「初恋の女の子」ですよ?
これならばライバルとしてはこれ以上ないくらい相応しい
しかも単なる過去の失敗のカットがまさか複線として機能してるだなんて、、、
実に上手い事考えたもんじゃないですか(笑)。後はどれだけナナちゃんを魅力的に描けるか
彼女の内面を掘り下げる事が出来るのか、に全ては懸かってる気がします。今週は変わったって事柄と
セクシー過ぎるって事柄がナナちゃん関連では執拗にアピールされてましたけど
来週からはなぜ変わったのか?だとか
あの頃のナナちゃんの本心は?だとかそっち方面をアピールしてくれると読みやすくなるのでは。
何にしても更に魅力的なヒロイン追加って事でまた読むのが楽しみになりました(笑)。
キャラ性も正反対だし、こりゃ本作の人気も出そうで嬉しいですねえ。
ナナちゃんこと由比ちゃんはデフォルメ顔が特に印象に残りますね(笑)。
いかにも天然で気まぐれだって分かる性格の表現がシンプルさを感じて好印象です。
何気にサービスも頂きましたし、
紗奈ちゃんとはまた別の意味で純粋な女の子ですよね。
でも、そんな中でも紗奈ちゃんを追いかけるのを引き止める確かな意思もあったりする訳で
あの辺は実直に女の子していて可愛いなあ・・・と思いつつ
一番可愛いのは最後の決めポーズであった事は間違いないと思うんですけど(笑)。
過去の後悔を満たすか、今の欲求を満たすのか。
ただ、由比ちゃんのアプローチがあっても、引止めがあっても一途に紗奈ちゃんを追いかけた翔太
取り敢えずは今の自分の想いを貫ける意志の強さはあるようでそこは好印象。
その後の変化や関係をどう描いていくか・・・に注目ですね!
前述の通り来週は由比ちゃんの心情描写に期待です。或いはそれを想起させる何かで。
◆いぬまるだしっ 第179回「すみれ組、ゆり組卒園式」
遂に卒業しちゃった・・・。
幼稚園児ギャグのこの漫画が幼稚園を卒業させたってことはつまり。
う~ん分かってたけど来週かそこらで完結するんでしょう。
なんか最後のページ見たらやたらと寂しくなった。
園長が太ってただけだとか
たまこ先生に「まあ頑張ってたんじゃないですか!!?」とかそれまでは普通に笑ってたんだけどね。
そうか、いぬまるくんもまた幸せになれたって事なんですね。それはそれで良い締め方だなと。
後は真面目にたまこ先生といぬまるくんが将来くっ付いてくれることを願うだけですね。
なんかそういうのいいじゃないですか。
現実だと絶対にあり得ないお話だからこそ(笑)。
◆戦星のバルジ 第2話「星の王子様」
え、早くも目標が叶ってしまった・・・!?
収まりは確かに良いんだけど、若干あっけないなあ(汗)。
でも今時珍しいくらいに真っ直ぐで正直な主人公ですねえ、バルジ。
結局入れ替わりネタも擬似息子って設定も
活かせたのか活かせなかったのかよく分からないまま終わってしまった感アリアリですけど
こんだけ急ぎ足で展開してるからこそ次が逆に気になるっていうのはあるかなあ。
狙ってない感じには好感が持てます。カラーは相変わらずセンスありますね。
◆あやかしポリスメンひよこっぷ(読切)/高橋一郎
デビュー作「ドーミエ」の頃から好きだった高橋一郎の新作!・・・なんですけど
素直に好きって言えないかも(汗)。うん、悪くはなかったけどやや中途半端な気がする。
中途半端っていうか・・・割と普通の漫画になってしまったなあという感じ。
途中から漫画の内容が変わったり、
設定の活かし方が上手いのが高橋さんの武器だと思ってるんですが
この漫画は若干素直っていうか王道過ぎて匂いは受けつつ「彼ならでは」って作品ではないかなあ、と。
逆に言えばそんな異色の作品を作ってきた彼が王道に移行したとも言えるんだけど
だとしたらキャラのパンチがちょっと弱い気もするし、
まだまだ改良の余地は残されてる気はする。
なんて言いつつ、セリフの妙に凝った引っ掛けやメタ発言等は実直に高橋一郎っぽさを感じれて良かったです。
色々言ったけど総合的には悪くはないレベルだったとは思いましたね。
でもこれは読切に留めて置いた方がいい気はします。
なのでアンケート裏面の3番目の質問は一応③にしときました。
また高橋一郎さんの漫画や新連載も待ってます。「ドーミエ」や「LIKE A TAKKYU」は今でも秀作だって
そう思ってるし、「郷田豪」のコミックも買ってレビューも書いてたので。
ちなみにカッパのきゅうりの下りは個人的に大好きです(笑)。
この読切も保存します。
◆銀魂 第401話「ドッグフードは見た目より味がうすい」
「見た目より味がうすい」、、、ってあんた食ったことあんのかよ(笑)。
電波少年のなすびもドッグフード食ってたなー、とか余計な事まで思い出した。
そして誰かマダオを保護してやって・・・。
◆斉木楠雄のΨ難 第3話「漆黒の翼こと海藤瞬」
「好きな歌手がブレイクして冷める」って中二病なの!?
割と当たり前の感情だと思ってた・・・。っていうか、それは独占欲なんじゃないの?
まあどっちにしたってみっともない事には変わりないんですけど。
音楽通であることを自慢するのは立派な中二病だとは思いますね(笑)。
音楽に限らず娯楽趣味全般に言える事ですけど。
自慢する為や見下すため、ファッションや体裁で触れてる時点で全然純粋じゃねえだろ、って思う。
◆掲載順に関して
遂に「magico」が最下位になっちゃった・・・。
毎週感想はコミックで一気に読んでるから書いてないけど
個人的には応援してるタイトルなので何気にすっごく不安です。
でも今月審査員やってるんですね。
発表される前までは一応安心は安心なのかなあ。なんとか頑張って欲しいけど
かといって他の漫画終われとも言えないですし。う~む。
しっかし今週下位5本の内3本が来週カラーなんですよね。
来週の掲載順を見るのがますます怖いなあ。
◆次回予告
!?ジャンプで短期集中連載って珍しくないですか。チャンピオンじゃあるまいし。
昔は結構やってたみたいですが、ここ10年弱の期間だと前例がなかったような・・・?
絵柄と紹介文からしてハートフルコメディって感じなのかな。
面白ければ感想も書きたいけど、はてさて。
「パジャマな彼女」&「ニセコイ」の2本立て感想も書いたので、よろしければどうぞ。
バトル漫画の感想がほぼないのは最近の趣向の変化なのであまりお気になさらずにお願いします。