超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

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年刊中年チャンプ 合併号 全作品レビュー

2010-05-31 22:40:02 | 漫画(成年)


中年の2年ぶりの単行本が発売されまして、先週からそれをずっと読んでいます。
ずっと読んでいても全然飽きないクオリティ。
と、空気感、雰囲気の良さ。


それに加えて、今作ではある重大な事実、というか告白が巻末にあって、
それもこの作品をますます鮮明な、
忘れられない作品として頭に刻み付けられるようなものにしていると思うんですけど
でもそれってある意味失礼な見方だと思うので
あくまで一つの傑作選として読んだ方が作者にとっても全然良いだろう、と。今はそう思いつつ読んでます。
 てか、そんなもんに頼らなくても素晴らしい作品ですからね。
個人的にはかつての田中ユタカの、作者の思いがそのまま作品に反映されているような
そこまでのカタルシスを感じただけにコンスタントに発表出来なくなってしまう、
ってのは非常に残念ではありますが・・・。
それについては後ほどちょっと。

で、前置き長くなりましたけれど
今回は発売を記念して全作品レビューです。
どの作品も個性的なものばっかなんで書くのが楽しいですね(笑)。
ちなみに成年漫画なんで年齢とか苦手とか注意。
では以下。




■田舎に泊まろう!
タイトル通り、田舎娘をフィーチャーした話。
方言による可愛さの演出が素晴らしいのは当然なんですけど
親戚一同が集まってガヤガヤやってる感じが非常にリアルで面白いです。
ちょっと昔を思い出す感じですか。
これに限らず中年はノスタルジックな要素の演出に長けているような気がします。

んで口が悪いのも往々にして良い感じですね(笑)。
「都会人めー」とか「今さら来られてもわしが願い下げじゃい!!」等個人的にツボに来るフレーズ沢山
口ではそういってても・・・ってのもお約束ですが、描き方が良いので気持ち良く読めます。
しかしコタツで体操服ってセンスは改めて凄いなあ。
 言葉とか雰囲気はいなたい印象がある茜ですが、時折見せるビックリする位色っぽい表情が素敵です。
それでいて和くん大胆すぎ(笑)。
煩悩払い落しをそのまま実行するとか、普通思いつかない、ついてもやってないよなあ。
当人たちにとっては一生記憶に残るような会合になったのでは。
 ちなみに表紙と口絵カラーも飾っております。
何気に藍さんもドSだな! 「入りまーす」じゃあねえだろ。


■ゴッドオネイチャン
これもドSの姉が登場、しかもメイン。
こういう記号的な設定の作品を敢えて避けてきた中年だけに
リアルタイムで読んだ時は少々安易過ぎないかい?とちょっと思ってしまったんですが
今読むとああ、これもちゃんとひねくれてるなっていうか
それでいてドラマチックさもちゃんとあるな、っていうか。
あとタイトルも嫌だったんですけど、流石に2年も経つと、そんなに。

しかし何だかんだいってずっと尻に敷かれそう、弟くん。
アイス買出しのところは流石に酷い(笑)。
でも本人が幸せって事はやっぱり本当は受け体質なんだろうなあ。総合的に。


■おまえにチェックアウト
今作の中で最も写実的な一作。
中年お得意のモノローグによる盛り立ても功を奏していて、冒頭の部分からグッと来ますね。
なんか、こういう思春期の感じ、良いじゃないですか。
それでいてすっごくウブ。
個人的にはそこに至るまでの過程が一番好きです。
愛の化身になったような本筋もとろけるような出来ですけど。

「幸せを貪る」って表現がものすごく好きです。
納得、って感じで。
男も女も偉い。

でもオチは正直笑ってしまいました。
「一時間たってまだやってたら突入する」って・・・(笑)。バレバレやん。
「70時間に及ぶ~」ってのも考えなくても凄すぎ、って思う。
これも一生記憶に残るでしょう。


■うしろのメガネ太郎
なんでしょう、この作品だけヒロインの描き方が違う気がする。
タッチからして違うというか・・・。いつもよりも少女チック?
で、それがこのヒロインに対してはとっても効果的というか、高貴な感じを上手く出せていて
こういうタッチで良かったな、と思うようなものになっています。

それでストーリーも非常に良いんですよ。
不釣合いな恋人の話なんですけど、その不釣合い感とかギクシャクしてる感の描写が上手くて。
素晴らしい機微だと思いますよ、これは。
オチもこれまた良く出来ていて読後の気分はとてもスッキリとしたものでした。
こういう話を一般向けで連載してたらまた違った評価だったかもしれませんね。

それにしてもヒロインのまどかの表情は本気で可愛いものばかりですね。
「本気にさせてあげる~」は勿論、チョコを渡す時の表情も絶妙。
 最も素晴らしいのは「高田ー・・・」のシーンですね。
よくこんな表情描けたと思う。
表情だけで全てが伝わってくる。どうやったらこんなん描けるんだろ。他で見た事ないもの。
凄い。


■二人は進行中
田中ユタカの傑作と比べても何一つ見劣りしないレベルの傑作。
そこまで派手ではないんですけど
この一作の中に自分が成年漫画に望むものが全て入っています。
愛情はもちろん、意外性、雰囲気、印象に残るシーンの描写、オチの付け方、流れ等。
ある意味お手本のような一作・・・ってちょっと絶賛しすぎでしょうか。
とにかくこいつは間違いなく傑作だと思います。
キャラの素晴らしさもありつつの。

とにかく今ならクーデレ、って言うんでしょうか、あやの表情があまりにツボ過ぎるんですけど
一つ一つの表情が丁寧に描かれていて、読む方としても感情移入しやすい、みたいなところもあって
特に「全部・・・たかゆき」のシーンは初見で思わず感動してしまいました。
そりゃあしこたま喜ぶべさ。こんなん云われたら。
 だけど、このシーンすら超える描写が後々ありまして、
それは当然彼女が自ら動くシーンなんですけど。
凄く恥ずかしいし、バカだとは思うんですけど、ここ見ててちょっと泣きそうになってしまったんですよね。
お互いの思いやりって言うんですかね?それが直に伝わってきて・・・。
本当は苦しいだろうに、っていう。
オチも含めて、これはちょっと自分の理想に近すぎますね。
 今この作品が改めて発表されるってのは大きいと思いますよ。純愛系好きな方には是非って言いたい傑作です。
私的には。


■うさぎとくま
これもまた凄まじい作品。
中年の特徴の一つとして「明らかに他にはいないキャラ、出来ないキャラをメインとして出す」ってのが
個人的にあると思ってるんですけど、この作品は正にそれを地でいっています。
正確には、全く新しいって事はないと思うんですけど
そう思わせてしまうだけの新鮮さと描写力の高さがあると思うんですよね。
端的に言うと面白いキャラを作るのが非常に上手い。
みすずなんて見覚えなさすぎてビックリしましたからね(笑)。
ここまでぶっとんでるのに、可愛いと思えちゃうところがまた凄い。

でも、「あそび」って言い方・・・というか、それをあそびって言っちゃうセンスっていうか
それは微妙に引くレベルなんですけど
どうやったらこんな関係が出来上がってしまったんでしょうか。
この話、もっと掘り下げて書いたら絶対に楽しくなりそう。
曖昧に描いててもすっごく楽しいですし。
なんとなく前作の「こまこ」を彷彿とさせるキャラですね。こっちのが多少考えあるかな(笑)。
 にしてもアプローチのレベル高すぎ!
ところどころマジで反則級って言いたいくらい攻めまくってますからねえ・・・。
 そんな中で「じゃあ去年はみすずの事だけで頭いっぱいになって~」の部分で不意に感動したり
最後の「永久しゅうしょく」を見て泣きそうになってしまったりも。
ここのセンスを突き詰めていっても面白かったかもしれませんね。復帰後でもいいから。


■覚悟のスズメ
「二人は進行中」と並んで、今巻随一の傑作です。
この作品はそこまで漫画として優れている訳ではないと思うんですけど、
それでも全体的に流れる優しい雰囲気がとても好きで、
ヒロインの素朴な可愛さもとにかく目を引きます。
それでいてギャグの部分でもツボを突く場面多し、一作品で色々とオイシイ作品に仕上がっていると思います。
タイトルはあからさまにパロディですけど(笑)。

とにかくヒロインのスズメがひたすらに健気で、見てて良い気分になれますね。
それと同時にすっごく滑稽でもあるんですけど
それも含めて良い、って印象です。
寝顔とかすげえ可愛いもんなあ。
徐々にクラスメイトと打ち解ける描写もかなり好き。
ただ、あれで寝てるってのは明らかに無理ありすぎ!実際にああだったら確実に相談レベルですよ。

それで、この作品は読切として完全に完結している部分も好きですね。
キレイにオチついたな、っていうか。
それでもまたこの二人の描写見たいですけどね。
頑張れスズメちゃん。


■よろしくジャンバラヤ
あまりにも有り得ねー(笑)。
や、過程の部分は全然アリなんですけど
部屋でパニックの部分は正直どうなのよ!?って思ったんですが
初めて読んだ時思わず爆笑してしまったので良し、とします。

しかし地味系?と思いきや何気にすごく可愛いですよね、このヒロイン。
顔が見えない状態のデフォルメ姿も良いんですけど
時々除かせる素顔が、また良い具合に恥ずかしそうで面白可愛いです。
絶対性格と言動が問題で
それがなきゃ普通にモテてたんだろうなあ。惜しい人材ですな。
にしても妄想癖はいかにも、って感じですね。

突発的なプロポーズからの一連の流れは良く出来てると思いました。
こういうコメディに特化した作品でも
きちんといいシーン作れるのは流石ですね。
上手くいって欲しいなー、って思います。素直に。


■美化委員長
これもまた傑作ですね・・・。
思いの誠実さが上手く伝わってきます。
最初の内で潔癖症を散々アピールしたからこそ
後々のシーンの数々にグッと来るんでしょうね。
こういう風紀委員的なものって散々見てきてるのに
それでも新鮮な気持ちで読めるのは、やはりネームと人物描写の巧みさ、そして表情。
基本的な部分からして水準以上なので
ベタな話を描いても十分水準以上になる訳ですね。
てかこの作品収録してくれて本当嬉しいわ。
ヒロインが「Angel Beats!」のゆりっぺに似てる、という事である意味タイムリーでもあるかも(笑)。

結局また表情の話になっちゃうんですけど
キスシーンの時の「筒井・・・」とか
「ここ」のシーンとか
最後の「だーめ」のシーンとか、印象に残る表情がやたら多いです。
こっちの美化が~って上手い事言ったつもりか!(笑)
 ついでに1ページ目で「ジャンバラヤ」のヒロインがモブとして追加。
こういうサービス嬉しい。


■屋上×欲情×お嬢様
本当お嬢様好きだねえ(笑)。
この話は今作の中だと一番普通といっちゃ普通って感じの話かな。
とはいえ、中年はそもそものネーム力が高いと思うので
その普通でも、きちんと楽しく読めちゃうんですけどね。

しかしお嬢様、あまりにもキャラ変わりすぎ(笑)。最初車で轢いたくせにっ!ずるい。


■8月15日
以前単体で記述→http://blog.goo.ne.jp/nijigen-complex/e/cb22ecce754c5ad2d12525bcd0cb3247
改めて書くと、
何気にヒロイン目線なのが珍しいなあ、とか
そういえば中年のヒロインでスポーツ系あんまいなかったな、とか。
それでいてコスプレネタで怪獣とかロボとかを持ってくるのがあまりにもひねくれすぎ(笑)。
気づいてみればこれ以上ないくらい中年らしい話ですね。
 後裏表紙の漫画、ちょっとふざけすぎ!
やっぱ主人公が苦労するパターンなんだ。


■伊藤さん
初めて見た時はこれ問題作じゃないか?とか
ここまで振り切ってると逆に辛いかも・・・とか思ったんですけど
改めて読むとこれはこれでアリ。
これはこれで、どころか、むしろ新しいとこ行ってるような感覚にもなりますね。
 作画の安定してなさがいささか惜しいですが、
それでもやっぱ伊藤さんの存在は可愛くて面白くて、怖いです(笑)。
極道と教師ものを一遍にやって、どっちつかずになってないところとか、相変わらず上手いなあって思う。
何気に構成力上がってるような。
 見慣れた今となってはこの作品も他と同様に大好きな作品になりました。
ちゃんと愛があって、
そこが一番素晴らしいと思います。
とはいえアナログの中年ジャンキーの方はちょっと考慮した方が良いとは思いますけど。
あくまで個人的な感想なので。





えーさて、いつも以上に長ったらしい記事になってしまいましたが
もし最後まで読んでくれた方がいたら本当にありがとうございます。
でもここから更にちょっとした総括に入ります。


ジャンク的なタイトル、作者名、表紙とは裏腹に
末永く読んでいけるような、
自分の中で絶対的である田中ユタカ作品にも負けないくらいの読み応えを感じた今作。
それ故に、
あとがきで書かれてる内容が非常に悔しかったりするんですが。残念といいますか。
 田中ユタカがこういう短編集を出さなくなった今、
中年に懸ける期待ってのは個人的に大きかった訳ですけれど
多分これ一番残念なのは本人だろうから
あまりファンとしてごちゃごちゃ言えないなというか、受け入れるしかないというか。
やっぱり「こういう作品を描けるのはこの人しかいない!」って作家が抜けるのは至極残念な事ですし
単純に替えが効かないので
色々と思うところもあるんですけど、
でもよくよく読めばそういう記述ばかりでもありませんからね。
ちゃんと「先」を見据えた記述も用意してくれてます。
過去の未収録作品も絶対出す!とのことですし。


自分は中年の一旦抜ける、という事実こそ受け入れますが
これで終わり、っていう展望に関しては受け入れる気はありません。
それは事実ではないですしね。
だからこそ、中年の言葉を信じて再起を待ち続けます。それこそ何年掛かっても。
多分熱心な中年ジャンキーならみんな待つのではないかな。
ファンはきっと待ってる。
だから、これからも応援、支持して行くことに迷いはないですね。
彼のことを忘れないように、たまに中年の漫画のことについても書いていこうと思います。
このまま消えていい作家ではありませんから。
ま、中年ジャンキーの方がこのブログを見てるか、って言えば微妙ではありますけどね(笑)。
それでもやっぱ、好きなんで。
こちらこそまた会える日を楽しみにしてますよ。って事で〆。一旦はお疲れさまでした。


・・・ちなみにこの記事、発売日からずっと構想してて
ようやく今仕上げる事が出来ました。えらい時間掛かった。そして文字数多すぎて本当ごめんなさい。




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きみといると 3巻

2010-05-30 21:13:03 | 漫画(新作)


かがみふみを「きみといると」3巻読了。



読了ってか、4月の時点でもう出てたんですけど
なんとなく、読むのがドキドキするというか、ちょっと恥ずかしかったといいますか。
だってもう、読む前から恥ずかしい内容だってのは確定じゃないですか?
2巻の時点で「ああっ、もう!」って思うくらいピッカピカでピュアピュアな内容で、
しかも3巻でまだ終わってないって事は、それの延長線上が待ち構えてる訳で。
 まあ、その予想通りに、大変に恥ずかしくてまぶしすぎる内容でございました(笑)。
今時こんな奴らいるのか!?っていうくらいに。

でもね、大切なのは「いるのか!?」って事じゃなくて
「いて欲しい」って事なんですよね。
単純に。
 実際にいたら多分話のネタにされること間違いなしですが、
でもこれは「実際」じゃない訳で
かつ記号的な嘘臭さも無い訳ですよ。
それはつまり、ある種の理想像の一つだと思うわけです。
恋人って言うシンボル(或いはモデル)の。


一つずつ段階を~とは言ったものの、
はっきりって段階細かすぎですね(笑)。
手を繋ぐだけでどんだけページ数割くんだよ!?と思ったり
素足で丸々1話かよ!とか思ったり
どんだけ感受性豊かなんだっ、ってちょくちょく思うんですけど
逆にそのまどろっこしい感じが、明らかに他にはない感じで面白いです。
登場人物も漫画も天然記念物の域ですね。
いやはや、この「じっくり感」はかがみふみを作品でしか味わえない気もしますなあ。
 ところで風呂上りに電話の件では大いに笑わせてもらいました。
妄想だけは大胆なんだ(笑)。

今回でグッと来たのは、ベタですが呼び方に関するエピソードと
山河さんの「だいすき」ですかねえ・・・こっちもベタだな。
でも、ここでも大事なのはベタかどうかじゃなくてその過程だったり、描き方だったり。
そこはもちろん丁寧さの化身のようなかがみふみをですから抜かりなし、
きちっと温かくて優しい気持ちにさせてもらいました。
ああいう気持ちってすごく大切だと思います。



本当は、読み終わったあと「これ、感想いらないな」って思ったくらい磐石な一冊なんですけど。
もう何も言う事なし!みたいな。
それでもこうしてシコシコ文章を書いてしまうのは、やっぱ彼の漫画が魅力的だから、ですね。
 それで最後の話の岩井くんの想像の中に、ちょっと嫌な展開を匂わせる要素があったので
次巻あたりでちょっと話が動きそうな気も。
気がかりではありますが、ここまできたらトコトンまでやっちゃって欲しいですね。
個人的にはこれを決定版レベルまで仕上げて欲しい。期待してます。


あと「好きだからぎゅってなるんだね」ってのは作画含めて名セリフ・名シーンだと思いました。
ま~た幸せそうな顔してることね。
田中ユタカ好きな人にとっては間違いなく鉄板だと思った。



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Angel Beats!第9話「In Your Memory」 感想

2010-05-29 03:39:35 | アニメ


ちょっと泣きそうになった「Angel Beats!」9話の感想。


これは、新しい始まりの一話ですね。
それと同時に遂にクライマックスへと動き始めた印象もあり、
元々気になる話だったのが更に気になるようになった、という感じでしょうか。
なんか色々謎だった事が解けました。
なんで、観終わったあと、ちょっと清清しい気持ちになれた感じが。

でも岩沢さんの事思い出してちょっと悲しくなっちゃったな・・・。うん。



さて、本遍。
先週のharmonicsの意識の一斉集中により、倒れてしまった奏。
今は意識のせめぎあいもありつつ、
眠っている状態との事ですが、起きればどんな奏になっているかは分からない、
という事でいざという時の為にクライストこと竹山と松下&TKをパソコン室に待機させておくことに。
彼の能力で一時的には対応できるだろう、って事で。
根本的な解決策にはなっていませんが。
にしてもTKって英語ダメだったのか・・・。普段のは適当に喋ってるか、歌かなんかからの知識なのか?
そしてあの某EXILEダンスは一体(笑)。

まあそんな事はとにかく、今はただただ意識が目覚めるのを待とうと。
ゆりっぺも何だかんだで天使の事心配なんだね。
そんな天使が眠っている横で死んだ時の夢を見る音無くん。
これも何気に奏の能力の一端なのか、
それとも単なる偶然なのか。
それはともかく、単なる事故死かと思っていた音無くんの本当の最期の記憶が呼び覚まされる訳です。
果たしてその内容とは。

ここまで夢中で観てきたからか、
ちょっとバカな発言しますけど、なんか「ああ、良かったな」って思いました。観てて。
音無くんは、ちゃんと人を救ってたんじゃないか、と。
初音を亡くした時に、抱いた夢をきちんと叶えてたんじゃないか、と。
それ故に彼だけが死んでしまったのは何ともまあ残酷というか、悲しいオチだなあって思ったんですけど
彼が皆にしてあげた事とその成果を考えれば、
ある意味彼にとっては決してみじめじゃない、不幸なんかじゃない死に際だったのかな
って観ててちょっと思ってしまいました。
一遍にあそこまでの命を救った訳ですしね。
やっぱり凄い奴だね、音無くんは。
なんかこの辺涙腺に来つつ。


そんな夢から醒めた音無くん
と、同時に奏の意識も戻ってたようで、しかも優しい人格、つまりは元々の奏だったという事で
ベタといえばベタですが、1%の奇跡は無事に起きてた模様。
やっぱりこっちの奏じゃないとね。
 でもここで重要なのは奇跡云々ではなくて
音無くんの夢の事ですよね。
自分が本当は人の命を救っていた、救うことが出来ていた事を知って
とても満ち足りた気持ちになった音無くん。
そう、これこそが天使こと奏の本当の目的だった事を知ります。
つまりは、天使はみんなのことが憎いとか、粛清させようと思って攻撃してたのではなく
満足感を味わって、みんなの魂を救済しようと思ってずっと活動してきた訳ですね。

えっと、これ観てる最中で少々混乱しそうになったんですけど
要するにこの世界ってのはまともに青春を送れなかった者たちの為の救済施設みたいなもの、なんだと。
だから普通に生活とかしてたら、
その時点で満足して消えちゃってたんですね。
で、その流れに逆らって留まりつづけるゆりっぺたちをなんとか満足してもらおうと、
ずっとそれを促していた訳で
それを考えるとむしろ味方だった、と。
ずっと想いが満たされないまま永遠に留まり続ける方がある意味辛いですもんね。
しかしまあ、それを口で伝えず戦うという方法を執り続けてきたのは音無くんの云うとおり不器用極まりない、
ですけど(笑)。

自分の本当の最期の夢を観て、
自分の人生が結果的に悪いもんじゃなかった、って思えた音無くん。
それでも彼の魂が消えていかないのは、
他のメンバーの事が気がかりだから。って死んでも世話焼きですねえ(笑)。
んでも他のメンバーにもこの気持ちを味わってもらいたい、
この世界の本当の意味を知って欲しい。
という事でみんなにも満足してもらう、それぞれの人生の悔いを果たさせる、という方向にシフトチェンジ。
・・・あくまで音無くんと奏の二人で。
その為に、再び奏に生徒会長になってもらい、
彼女に戦ってもらってる内に音無くんがそれぞれのメンバーの過去を訊き出す、という具体的な案も。
 こうして、今までとは違う新しい作戦が、水面下で動き出した訳です。
という事で今週は終了。


自分なりに整理して書いてみましたが、訳わかんなかったらごめんなさい。
でも、ある意味すっごく分かりやすい展開だな~って思いましたね。
これは来週以降めっちゃ楽しみですよ!うん。



今回観てて思ったんですけど
今まではこのアニメって納得の行かない人生をなんとかしてもう一度~っていう風に、
個人的にはそう捉えてた部分があったんですけど
そうじゃなくて、むしろそれぞれの生きてきた人生を賞賛する為っていうか、
どんな人生でも救いを見つける為の、
それを認める事が目的のアニメに思えてきました。
そう考えるとちょっと新しい気がしますね・・・そういうテーマってのは。
ま、これは自分が勝手に感じた事なんですけど。
でも・・・やっと制作陣の真意が分かったようで何だか嬉しかったですね。
これから先の展開にも、
相変わらず注目してますよ!って事で。
私的にはとても面白い回でした。


余談ですが今週回想に出てきた五十嵐=Syrupが元ネタ
更に云うと次週のサブタイトルはほぼ確実にYUIが元ネタ
しかもやっぱりユイ=YUIなんだ?って思った事を付け足して置きます。一応(笑)。




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サカナクション@Zepp Tokyo 10.5.28

2010-05-29 01:20:25 | ライブレポ


今日はサカナクションのライブに行って来ました。
「SAKANAQUARIUM 2010 kikUUiki」、ツアーファイナルのZepp Tokyoです。
2日前に行ったばかりの会場でした。
ちなみに追加公演ですね。


んで、これがもう、なんというか、あまりにも良すぎて夢心地状態になってしまうくらいのカタルシスでして。
正直「kikUUiki」の曲たちって思った以上にライブで化けますね・・・!
それに加えて新曲披露に、
嬉しい報告ありでしょ。もう本当に行って良かったと思いましたよね。
手放しで絶賛できるライブだったと思います。
期待以上も期待以上だった。
それでは以下つらつらと。




この日のライブ、実は初っ端から機材トラブルで30分遅れ。
これ待ってる間結構キツかったんですが
後々の興奮を考えるとそれのための対価だったのかもしれない。なんて思ったり。
 ちなみに前々日の9mmと前日のバンアパと違ってこの日はチケットの番号がそこそこ良かったので
表情がきちんと見える位置でサカナクションを楽しむ事が出来ました。
なんか山口一郎終始ご機嫌だったな・・・。
前方なのでモッシュや空気薄はキツかったけど、最近ずっとじっくり観だったのでたまにはもみくちゃもいいかな、と。
こういう感じ久しぶりだったなあ。


一曲目は新譜のイントロ、からの「21.1」、ライブ用にきちんとアレンジされてまして
最初のタイコの音とか豪快で良かったですね。
いかにも日本、って感じの。
「汽空域の世界~」って部分の歓声も凄かったな。

んで実質1曲目は「明日から」。
意外だっ、と思ったけれど不思議と場があったまる感じ。
30分待たされた所為か、こういう曲でも凄まじいモッシュが起こります。
こりゃやばい!とちょっと後方に下がりつつ。
 「表参道26時」は音源よりもより肉体的な仕上がり、サビは草刈姐さんと岡崎さんが2人で歌っていて
その様子がめっちゃ新鮮だった。なんか色々と新しいぞ、この曲。
前作からアッパーチューン2連発、
前作のレコ発行けなかったので「アドべンチャー」も初でしたが、これがまたすこぶる気持ちが良い!
シンセのリフだけでノれちゃう感じといいますか。生で聴くとより一層、ね。
 その後一気に新譜モードに突入。
「klee」は生だからか、音源よりもギターの音色が強調されていて
サビの迫力も桁違いに凄まじかった。持ってかれると思ったくらい。
それで「YES NO」も「アンダー」もこれがまたいちいち良いんだよ・・・。
どこが良いって、単純にスケールアップしてる感じが。
前方で聴いてたってのもあるんだろうけど、やっぱ基本的なポテンシャルが高い気がするなあ。
「アンダー」なんて別曲かと思うくらい、空気感や浸透感が違かったもんな。
これは凄い。凄かったですよ。
「Paradise of Sunny」の化けっぷりも凄くて、山口一郎が打ち込みの機械を使って何度も奏でた音色や
それに対する生音との絡みも相当に気持ち良かった。
ロックとクラブの融合、ってテーマを肌で感じれた気がする。
 とにかく、新譜の曲がやっぱ最高だったんですよね。


でも旧譜の曲も負けてないぜ!って主張するかのように「ライトダンス」から怒涛の猛攻、
山口一郎に名前を呼ばれて最前でブリブリベースをかます草刈姐さん格好良過ぎでした。
それとこの曲大好きなんでようやく生で聴けて良かった。
サビのコーラスは観客が歌うんですね。
 1stからの「インナーワールド」は非常にZAZENチックで、影響受けてるなあと感じつつも
それもまた素直に取り込んでいる感じがして良し。
 まだまだ盛り上がりモードは続き、この後「サンプル」へ。
実はこの曲が私にとっての入り口でした。なので演奏してくれて嬉しい気持ちいっぱい。
山口一郎と姐さんが一遍にお客を煽りに来た時はビビったけど、その分一気に気持ちが高まりましたね。
この曲の展開は生で聴くと本当に面白いなあ、ってことが直に分かります。
 「ネイティブダンサー」も、定番だとは思いますが前述の通り私は初めて。
思った以上にモッシュ起きるなあ、ってのと、これ演奏してる間のメンバーが凄くキレイに映ってたのが
個人的にとても印象的で、歌にも哀愁が籠もってて、やっぱ名曲なんだなって再認識。
 その勢いを保ったまま、本遍最後の花火「アルクアラウンド」!
曲始まる前に一郎が煽ったからか、爆発的に盛り上がる観客たち
この日最もどしゃめしゃ状態になってましたが、
ここまでくればそれはそれでまた。
迫力も十分、ですね。


本遍もいよいよクライマックス、「目が明く藍色」は・・・やっぱり変な曲(笑)。
よくこんなんやってんな、と思ったんですけど
やっぱ不思議と気持ち良さもついてくるんですよね。
メンバー全員で一斉に歌い出す部分は一瞬「うわっ」ってなったけど。
そういう良い意味での不気味さも、彼らの魅力の一つなんだな・・・って実感しました。
ちょっとこの曲のとこだけロックのライブとは違うカタルシスでしたね。
別ジャンルと言いますか。

ちなみにその前にやってた「壁」も演出含めて完全にパワーアップしてました。
タイトルとは逆にどんどんと世界が開けていくような感じ。
この曲は「藍色」と逆にすげーロック的。でした。



更にもう一盛り上がり!って事でアンコールも敢行。
まずは「Ame(B)」でいきなり場の空気を本遍レベルまで温め直すところまで持っていき、
ここで新曲やってもいいですか!と「アイデンティティ」を披露。
で、
この曲がもう、、、凄まじく良くて。
ライブで一回聴いただけですが、正直今までのサカナクションの曲の中で一番良いかも・・・!
とか思ってしまいました。
「セントレイ」「アルクアラウンド」の流れを汲んだキャッチーで速い系の曲なんですけど
民族音楽みたいな要素も感じられたんですよ。
この日聴いた限りでは。
それで、とにかくサビが頭に残る残る。すぐ口ずさめるレベルで。
現在もレコーディング中とのことですが、この日のような熱量をパッケージ出来たら相当のシングルになるのでは。
新曲なのに一番盛り上がってたような気もしたし。
発売がめっちゃ楽しみっ。

みんなで歌ってくれたら嬉しい!とMCしてシンガロングの嵐になった「潮」、
この曲のテンポ感も何気にクセになりますね。
んでライブ仕様だからロック色も高まってるし。

「三日月サンセット」が終わった後に、山口一郎が締めのMCを。
まず来てくれた観客や、ライブのスタッフに感謝をしてから
新曲の告知と、
「皆さんに報告があります!」と前置きした後
「武道館、やります!」と堂々と宣言。アホみたいに盛り上がる観衆。
それを観てニヤけまくる山口一郎。
いや~こういう宣言を生で聴けるのは嬉しいっすね・・・。
帰ったら早くもニュースになってて悔しかったけど(笑)。
 シングルの後もアルバム制作してツアー回れるように頑張る、とのことだったんで
その発言を考えると次回作も意外とそう遠くない内に聴けるかも?
でもまずは日本武道館に向けての準備だとは思いますけど。
こりゃまた楽しみが一つ増えました。
多分行くと思います。

そんなムードの後だったんで
「ナイトフィッシングイズグッド」はそりゃもう相当の楽しさ。
元々の原曲の性質もあって、正しく祝福モード!みたいな雰囲気になってたのが個人的にニヤニヤと。
これ狙ってやってたのかな。
なんかちょっと感慨深くなってしまったなあ。
 こうして、最後までとっても盛り上がった雰囲気の中ライブは終了、
終わり際にはもう服が汗で匂いまくってました。
この感覚も久しぶり!
楽しかった。



セットリスト
intro=汽空域
1.21.1
2.明日から
3.表参道26時
4.セントレイ
5.アドベンチャー
6.klee
7.YES NO
8.アンダー
9.シーカランスと僕
10.Paradise of Sunny
11.ライトダンス
12.インナーワールド
13.サンプル
14.ネイティブダンサー
15.アルクアラウンド
16.壁
17.目が明く藍色
encore
18.Ame(B)
19.アイデンティティ
20.潮
21.三日月サンセット
22.ナイトフィッシングイズグッド



単純に「良い」とか、「気持ちいい」って感情が常に先行するようなライブだったので
総括は特にありません。
強いて言えば、サカナクションってここ数年とてもプッシュされてるバンドなんですけど
それも止む無しというか、当然と言うか、
それも天才肌とかじゃなくて、むしろ努力肌っぽいなって印象を改めて感じながら観てました。
スタイル的には新しくないバンドですが
やっていることは真っ当に正しくて、丁寧なんですよね。地力で個性を付けてく、みたいな。
 曲数もいつもより多かったみたいだし、
色々報告も聴けたしで、もう個人的に手放しで良かった、面白かったって思えるライブでした。
これ以上ないくらいの締めだったと思います。
山口一郎の親友の小出くん(ベボベ)も来てたらしいしね。相変わらず仲いいなぁ(笑)。



という訳で、下半期のサカナクションの活躍にも大いに期待します。
期待するでしょ、って感じのライブでした。
とっても満足満足。



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the band apart@新木場STUDIO COAST 10.5.27

2010-05-28 15:40:56 | ライブレポ


一昨日は9mmでしたが(レポートUP済み)、昨日はthe band apartでした。
「Surface ep」のリリースツアーですね。
ファイナルでした。


まずはセトリ
1.Tears of joy
2.free fall
3.I Love you Wasted Junks&Greens
4.from resonance
5.Snowscape
6.higher
7.my world
8.Still awake
9.Flower Tone
10.C.A.H
11.Bacon and eggs
12.UGLY
13.新曲
14.Eric.W
15.Shine on me
16.Waiting
17.coral reef
18.violet penetration
19.beautiful vanity
20.Mercury Lamp
encore
21.Can't Remember
22.cerastone song
encore2
23.fool proof


なんかもう、
有無を言わさず気持ち良い!って思えるアンサンブルのレベルが
まるでゆらゆら帝国みたいな感じになってきてるという印象、
何回も聴いた曲でも飽きずに踊れるのは流石といったところです。
セトリ自体に関しては年末のクアトロとそこまで変わらなかったんですけど
当然新譜の5曲は入るし未発表の新曲も入ってたしレア曲の「UGLY」は入ってたしで
相変わらずおいしいライブではありました。
いつ聴いても水準以上ってのが素晴らしいですね。

いつも同じ形式でもアレなんで
今回は気になった点をちょこちょこと。


・「Tears of joy」でいきなりの一体感。一曲目からあのグルーヴ感は素直に凄いと思う。
・「free fall」の荒井さんソロ渋かっこよすぎ。
・3曲目に「I Love you~」が来ていきなり絶頂レベルでアガる。この曲早い内にくること多いような。
・「snowscape」も最近聴いてなかったような気が。伸び伸びとしたサビ、やっぱ最高。
・「C.A.H」は生で聴いてもやっぱプログレッシブ。
・原さんはタバコを「わかば」に変えたとか。その所為ですぐゼエゼエ云うらしい。
・まさかの「UGLY」には驚き、演奏自体も素晴らしく最後の荒井さんの囁きボーカルに痺れる。
・新曲は都会的な匂いがした。カッコよいです。
・やっぱり生で聴く「Eric.W」は最高だ。
・最後の「Mercury Lamp」では原さんと荒井さんだけ残って向かい合わせでベースvsギター対決(笑)。
ZAZEN的な格好良さを感じた。なんとなく。
・アンコール1。「cerastone song」で思ったより盛り上がってたのが痛快だった。一体感がね。
・アンコール2。こっちの終わり際では木暮さんと原さんが楽器チェンジ、原さんのドラム姿、違和感ゼロすぎです。
むしろベースのが違和感ありますからね(笑)。
これもまた貴重で面白かった。



the band apartって、楽曲や声質がいいのは当然なんですけど
演奏している本人たちの佇まいも非常にいいというか
演奏しているところを観るのがとっても楽しいバンドなんですよ。
視覚的にも楽しめると言うか。
特にフロントマン3人の独特な動きは本当面白いのと同時に、とても興奮しますね。
川崎さんなんかは正にサムライライクというか、刀を振り回すように弾いてるのがとても好きだったり。
それでいて踊ってるようにも見える。
ついでに云うと2回も客席にダイブしてたし(笑)。
クールそうに見えて高まる時は思いっきり高まるんですよね。そのギャップも面白い部分の一つです。

それともう一つ、今回は整理番号悪かったのにも関わらず割とステージから近い位置で見れてたんですが
そういう位置で見てると如実に響いてくるんですよ。
リズム隊の音が。
リズム隊の音、優れすぎだろ、と。
派手なギターサウンドの裏でドシンドシン響いてくるそのサウンドは
単純に相当な気持ち良さを生んでいて。
土台からしてしっかりしてるんだな~って事実を肌で感じさせてくれますね。
 特に「Bacon and eggs」あたりが顕著だったと思います。私的に。



現在スタジオに籠もって色々やってるらしいので、5thが届くのもそう遅くはないのかな?
今回披露された新曲も入ると思いますが
そう考えると次のはちょっと新しい感触で鳴らされる一枚になるかもしれません。
それに期待しつつ、
とりあえずこの夜はひたすらに気持ち良い一夜でした!って事で。
 ちなみに荒井さんの小学校時代の友人もきてたらしく、それに対して原さんが
「これで外でタバコ吸ってたら面白いのにね」って言ったのにちょっと笑いました。
そんな場面もありつつ。
格好良かった。



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