「苦悩なんて 随分エラそうだな」
っていうフレーズにドキッとさせられる「You Say ‘No’」。
という訳でSyrup16g全曲レビューその13でございます。
丁度区切りがいいのでこれでアルバム1枚分、って事でまた次から新しい面持ちでやっていきます。
とはいってもやってる事は変わらないと思いますが。つか、変わらない。
秋と言えば、もちろん「パープルムカデ」の季節、なんですけど
そういう気分でないので(笑)。
この曲に。
ベストだけに収録されている曲です。タイトルがまた五十嵐らしいねえ。いかにも、っていうか。
You Say ‘No’ ベストアルバム「動脈」収録
2006年に発売されたベスト「動脈」と「静脈」。
全曲持ってるのに2枚とも買ったのは、もちろん未発表曲が入ってるから。
まあ・・・基本シロップのベスト、ってだけで問答無用で良い、ってのは証明されてたんですけどね。
それこそ入門編って感じじゃなくとも
実は意外と通して聴けるものだったりしてね。あくまで個人的な感じ方ですけど。
そんな中、
こちら側のベストに収録されたこの曲は、いかにも終わりに相応しい感じの、
シャキッとしたバンドサウンドが光る、どっしりとしたミドルナンバー。
否定的なタイトルだったり
相変わらずの詞世界はありつつも
でもどっか、まだやれるんじゃないか、とか
もうちょっとだけ、みたいな
希望を感じられる点が少しだけあるのが面白いというか
面白いというか、沁みるというか。
そんなアンバランスな楽曲構成が面白い一曲になってます。
光が差し込んで来てる、みたいな雰囲気もありますね。素敵な曲です。
「死のうったって 当分無理そうだろう」
この「当分」が、半永久的に続いていくんだなあ、って思う。
サウンドや歌はそこまで暗くはないんですけど
冴えない事は冴えなくて
まあろくでもない生活なんですけど、
結局は俗に言うささいな幸せ、なんかでごまかしていくしかなくて。
それに対して
自分自身か、それとも対象になる誰かに否定されてるような節があるんですけど
それすらも受け入れるしかない、というか。
もしくは、Noって言われる程度の存在、ってことなのか。
決して明るい歌ではないんですけど
逆にここまで地に足がついてると
こっちのがむしろ、元気になれるような気がする、と。私にとっては、そういう歌です。
落ち込んだ時に聴いたりもしますけど。
「明らかにダメっちゅう感じの今日をなんとか凌いだら
雨上がったばかりの道路に小さい花を見つけるよ」
このフレーズで、その歌声で、ちょっとは頑張れそう、みたいな。そういう朝もあります。
そして、すげーよく分かる詞です。
何気に大好きな曲だなあ。
よく口ずさむし。
リリース当時はそこまででもなかったんですけど、年を重ねるにつれて感じ方も変わってきて。
だから、今では、これもまた大切な一曲の一つ。です。
シロップで元気出る、ってのも変だけど、でも本当に何とかならねえかな、って気分の時に聴いたりするんです。
さて、これで1期終わりです。
・・・1期っていつ出てきたの?後出しジャンケンじゃねーか、って自分でも思うけど。
取り合えずシリーズ再開は10月予定ですけど
書きたい気分になれば、前倒しとかするかも。
それまでは過去のレビュー等で。
ここまでの経過
1.イマジン
2.Everything is Wonderful
3.途中の行方
4.Good-bye myself
5.もういいって
6.I.N.M
7.I (can't) change the world
8.さくら
9.Your eyes closed
10.手首
11.君を壊すのは
12.ハミングバード
13.You Say ‘No’
見事に好きな曲ばっか。当たり前か。
ちなみにここまでで1年4ヶ月。遅い・・・。
最後に、もう一度このフレーズを。
「明らかにダメっちゅう感じの今日をなんとか凌いだら
雨上がったばかりの道路に小さい花を見つけるよ」
http://cialisbnb.com/# safe buy cialis