超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

キラーチューン

2009-04-30 21:41:41 | 音楽
先週発売されたeufoniusのシングル「phosphorus」が素晴らしい。
何が素晴らしいって、言葉では説明できないところが素晴らしい。

というのはアレなのでちょっと触れると
このシングルは2月の「アネモイ」、3月の「この声が届いたら」に続く
今年3枚目のシングルとなるわけだが一番の隠し玉を最後に持ってきた、という感じである。

とにかくサビのメロディーが神懸かっている。
真っ直ぐに胸を打ち抜くメロディーというか、聴いたことない感じというか。
もちろんeufoniusらしい旋律ではあるんだけれどもそこから更に突き抜けてしまったような、限界突破してしまったような。
 riyaの歌声もいつも以上に繊細で、且つ疾走感に溢れた伸びやかな歌が高らかに響き渡っている。
なんていう書き方は仰々しいが、敢えて仰々しい書き方のほうがこの曲には合うんじゃないかと思っている。

これぞ「いつもと違う景色」を見せてくれるポップ・ミュージックの最高峰というか、
もはや現代のポップスの金字塔という次元まで来ている感じがする(というのは大げさかな)。
ただ唯一断言できるのはeufoniusの音楽はeufoniusにしか出来ない、そこまでの記名性をここ何年かで確立させたような、そんな気はします。

この曲、A~Bメロが淡々としてる分だけサビのインパクトが高まるというか
敢えて地味にすることによってサビを際立たせているような気もします。
ある意味これもフェイクなのかな。


ただもう「無敵のメロディー」としか表現できないので
とにかく曲を聴いて欲しいという感じですかね。
アレンジも原曲に寄り添う感じでとても良い。


早くアルバム出ないかな・・・。
個人的に最高傑作だと思っている「リフレクティア」が入ると思うので。

茶太

2009-04-29 22:31:20 | 雑記
今日は久々に未掲載になったレビュー行きますよ。

今回は茶太という、元々自主制作音源を手売りしていた女性ソロシンガーなんですが
現在ではアニメやゲームの主題歌や挿入歌に起用されているという方です。
とにかく歌声が非常に柔らかくて、キレイです。
未掲載になったのは「ちゃたのわ」っていうベスト盤(新曲もいくつかはいってる)なんですが
その前に出された「空の記憶」っていうコンセプトアルバムも非常に気持ちいい仕上がりです。
これもブログで取り上げたいなー。

ちなみに今でも自主制作音源は続けているので追いかけるのがチト大変。
定期的にコンプリートアルバム出して欲しいですね。


それでは以下↓(レビュータイトル忘れた・・・)





このアルバムに収録されている「パ・パ・パ・パンダ」を聴いてぶっとんだ。
ぴょんぴょん跳ね回るリズムと砕けた歌詞が超面白い。一体何なんだこの曲は。

茶太は存在は知っていて、良いのも伝わっていたのでなんとなくこのCDを買ってみた。
大正解だった。変幻自在のポップ・ミュージックが存分に鳴っていた。
ちょっと新感覚かもしれない。この音楽。気づけて良かった。

しかしなんて自由な声をしてるんだ、茶太さんは。
全部で16曲収録されているが「やさしい」と「カレーの唄」とか比べるとまるで別人のようである。
ていうか、それぞれの楽曲で声の質感を微妙に、曲によっては大幅に変えていて
その柔軟なボーカリゼイションにまず驚かされた。
 茶太は基本的には唄に徹しているので、正に「声のア-ティスト」というイメージだ。
崩すのも、固めるのも上手い。 茶太のこのような歌心は他にはないものと思える。
また、自ら詞を手がけた曲もあるがそれがまた良くて。
「交差」の絶妙なネガポジ加減はなかなか惹かれる。

また、声だけではなくサウンドに関しても見事にバッラバラ。
序盤は、いかにもゲーム・アニメ歌手っぽい曲で始まるのだが中盤、
「カレーの唄」あたりからどんどん変化していく。 個性がニョキニョキ出てくる感じ。
良質のポップスもあれば、悲しげなバラード、爽やかな夏を感じさせるサウンドと
どんどん色々な面が出てきて、最終的にはスタイリッシュさを感じさせるほど、洗練された音像になってしまう。
 こういったアルバムはあまり聴いたことがない。16曲の中でどんどん変化する感じは七変化ならぬ十六変化、とった感じ。
「まどろみ」なんか、エレクトロニカの領域まで踏み込んでいる。「交差」は打ち込みとギターの絡みが気持ちいい。
「カレーの唄」とか、作った人エキセントリック過ぎ。それを歌いこなしてるのも凄い。


新曲として収録された「つきをかる」も神秘的な歌詞とサウンドが光る良曲。
更に付け加えると、4月に出たミニアルバム「空の記憶」も名盤だと思う。(特に「たんたんとたん」って曲!)
買ってよかった。茶太、これからもチェックしてこう。





こんな感じです。
文字数を削っても載らなかったので諦めました。
ちょっと落ち着きがない文章、って感じもするなあ・・・。
 「パ・パ・パ・パンダ」と「交差」はマジで名曲ですよ!

ただ曲によって純度の差が激しいので(タイアップの影響もあって)
メジャーから全部新曲のオリジナルフルアルバムを出して欲しいところですね。


あ、そういえばあの「だんご大家族」もこの人だ。


お気軽にコメントもどうぞ。

くるりの新曲とスヌーザー

2009-04-28 22:40:54 | 音楽
木村カエラの次のアルバムにSTANとCOMEBACK MY DAUGHTERSが参加するらしい。

これは凄い楽しみ・・・!
ていうかいいチョイスしたなあ、木村カエラサイド。
どっちも大好きなバンドだから嬉しい。

でもCOMEBACK MY DAUGHTERSの方はASPARAGUS繋がりだと考えれば納得がいくけど
STANの方はなんでだろ。
ファンの自分が言うのもなんだが、マイナーなのになあ。
木村カエラがリスナーだったのだろうか。
 しかしKYGが他人に曲を書き下ろすことになるとは・・・。想像がつかない。
中々にキャッチーな曲になりそうな気も。
「カエラマジヤバイ」とかだったらどうしよう(笑)まあ詞は本人が書くんだろうけど。


くるりのニューシングル、「愉快なピーナッツ」を購入し聴きました。


今回は久々にロックなくるり、という感じです。
3曲とも前2枚のシングルとは違い、バンドサウンドを軸にした格好いいタイプの楽曲。
こういうタイプのシングルって久々じゃないかなあ。

タイトル曲に関しては「ロックンロール」「ばらの花」を彷彿とさせるような
ちょっと懐かしい感じの曲で。アンセムっぽいというか。
 ただ、それらの楽曲と比べてサビに関しては控えめ。
もちろんトーンは変わるんだけれど、あえて盛り上げずに淡々としてるというか。
でもそれも非常にポップに聴こえていいんだよねえ。
ここ最近のシングルの中では一番好きですね。

で、残りの2曲が結構ダークなロックナンバーで。
「丸顔」はグラムロックっぽい、重たさも感じるひねくれた曲。
でもサビのメロディーはかなり歌いやすいのが面白い。

「かもめはかもめ」はどことなくニューウェイヴちっくだなあ。
リズムがくねっているというか。
この曲もやや暗い、インディーロックっぽい印象で
久々にこういうの聴いたなあという感じで楽しかった。

総評としては3曲中3曲とも一昔前のくるりに戻ったような、
だけど今ならではの感じもするような懐かしくも新鮮な良シングル、という印象。
これはちょっとコンセプト・ミニアルバムとしても聴けそうです。


あと今月のSNOOZERによると次のくるりのアルバムには
「三日月」からの楽曲が収録されないとか。
でも「さよならリグレット」は表題曲だけ収録されるということで
ちょっと方向性が掴めないですねえ。
ロックでありポップなアルバムになるのか。
ここ最近のシングルがいい意味で自然体な感じなので割と気軽に聴けるアルバムになるのかな。

でも相変わらずタナソーの粘着振りが面白かった(笑)
 シングルに入っている9曲を一ページ使ってレビューしてるんだけど
「この曲がアルバムに入らないのはおかしい」とか
「これは絶対に入れるべき」だとかアルバムに入らない曲について一曲ずつその理由を解説・想像してたりしてマニア過ぎ。
 しまいには「なぜ「アンテナ」に「地下鉄」が入らなかったのか」とか、 「「NIKKI」から「さっきの女の子」を外したのはおかしい」とか
過去作品についてまで掘り返す始末。
この人改めて規格外だわ・・・と思った。
キャラ濃すぎ。

他にもNIRGILISやTHA BLUE HERBなど興味あるアーティストのインタビューが多数載ってました。
monobrightとトクマルシューゴとかも。
 THA BLUE HERBのBOSSがブラフマンに影響を受けたってのは面白かったなあ。なんとなくわかるし。

お気軽にコメントもどうぞ。


追記:くるりのアルバムの収録曲が発表されましたが「三日月」からの楽曲普通に入ってるし・・・。
ちょっと読み返してこよう、っと。

COMIC1☆3 参戦日記

2009-04-28 01:49:12 | コミケ・同人関係
クリックにて拡大。
戦利品の一部です。
ほぼ一般向けのみ撮影。一冊だけアレなのが・・・。



さーて、今日4回目の更新ですよ。
咲、ばんがいち、アナログフィッシュect.と来てラストは
昨日参加してきた同人イベントCOMIC1についてですよ。
まあこれは適当にダラダラ書きます。


同人に興味ない人はスルー推奨。で、敬称略で書いてます。この2点に注意して、では以下↓


まずカタログを買ってなかったので公式サイトや登録してあるブックマークから
参加しているサークルをチェック。
これが終わったのが朝の6時半くらい。
その後お風呂に入って、しばらくして家を出ました。7時15分くらいか。

途中、デイリーヤマザキで飲み物とホット食品を購入。
飲み物は新商品の「ラッキーサイダー」ってやつだったんだけれども
これが至って普通のサイダー。
商品名だけだなあ、という感じ。

その後、地元から新木場で降りて臨海線に乗る。
わざわざ東京まで行くよりこのパターンのが早くつく。

会場入りしたのが9時で、そこからカタログを購入して待機列に並ぶ。
ところで、COMIC1は初めてだったんだけど
サークル地図がやたら小さくないか?
本当豆粒みたいなサイズで、これを頼りに会場を歩き回ったんだけど
めちゃくちゃ見えづらくてイライラしたよ・・・。
 まあその場しのぎで何の準備もなかった自分も悪いんだけども。

しかし待ってる間、人の会話が聞こえて来る訳だが
いつも同じような会話ばかりなのはなぜだろう。
大体「アレ買ってすぐ帰る」とか「俺はあんまり興味ない」とかが多いような気がする。気のせいだろうか。

10時半に開始のはずが30分も遅れて11時に。
この間にサークルチェックは完了。


で、まずポプリクラブで御馴染みの天羽真理のサークルへ。
コピー誌だったがおまけ漫画が面白かった。
近くに琴の若子のサークルもあったのでそれも購入。

そこから高橋こばとのスペースに向かうも何も置いてなかった。残念。
近くの初恋限定。サークルをめぐり、
ポストカードと本を組み合わせた変わった同人誌があったので購入。
ETORIってサークルのリョクって人の本。
凄い凝った作りで面白い。絵も話も可愛かった。

Zinnoという韓国のイラストレーターが委託で出しているスペースへ向かう。
さすが委託ということも合って、本人がサークルを出すよりも楽に買えた。
ただ合同誌だったので正規の新刊ではなかったのだが。

そこから有名サークル、たくみなむちに向かうも鬼のような行列が出来ていたので
一旦退いてみる。(これがいけなかった。この後即完売)

次はみなみけ系のサークルを巡り、画像にも映っているニャンニャンワークス/結原りんのふじかな本購入。
このサークルの本は鉄板的に面白い。
毎回甘酸っぱい藤岡×カナを楽しませてもらっている。
今回は3冊購入したがどれもニヤニヤ出来るクオリティだった(←気持ち悪い)。

そこからpekoという人のPEKORAというサークルに来訪。
この方もポプリクラブで好きな作家の一人。
 今回はスケッチブックまでお願いしてしまった。
本人のサイトでOKですよ、と書いてあったので。少し会話する。

今回の目当てである、某商業誌で連載されている仁之丞のサークル、くおーたーびゅーへ。
これも画像に映っている本です(しゅごキャラのやつ)。
Amazonでもレビューを書かせて貰った作家さんだが、
商業とのギャップに非常に驚いた。
こういうのも描く、描けるんだという。
しかし相変わらず髪の毛が細かくてとても良い。

次は「かんなぎ」「とらドラ!」系のサークル巡り。
が、後者はともかく前者は個人的にツボをつく本がなくて何も購入はなし。
後者はぽつぽつと。

途中で「けいおん!」の本をいくつか見つけたので2冊ほど購入。
しかし手をつけるのが早い。
 ちなみに「咲」のもいくつかあったが、こちらも「かんなぎ」同様、お気に入りが見つけられず。

逆に「ヒャッコ」は少ないながらも2サークルほど購入。
トウマと虎子メインの本とか。

そこから「らき☆すた」サークル巡り。
買ったのは画像に映っている山猫BOXによる「ふーどとらっぷ」という本(下)と
公式のアンソロジーにも載ってる腰の曲がった空間/酒菜屋なかさによるシリーズ漫画(上)。
前者はとにかく雰囲気がよく、さわやかな読後感。
後者は単純に話が面白い。絵も個性的だ。捻じ曲がってる感じで。

ここまでで20分くらい。
そこから「あきば浪漫ス!」で御馴染み、貴島煉瓦のサークルへ並ぶ。
今回唯一並んだ大手である。

これが本当に進まない。牛歩の歩みである。
しかし、この時2005年4月に作ったMDを聴きながら並んでいたので
懐かしい曲が次々に流れてきてその意味では充実してた。
ちなみに入ってたのはbloodthirsty butchers、FREENOTE、ELLEGARDEN、奥田民生、DOPING PANDA等。
みんなこの時期にアルバム出してたんですね。
ちょうど自分が初めて正社員に就職したのもこの時期だった。
セカイイチの「石コロブ」とか、血が滾る名曲だ。

ただスケッチブックを頼んでいたので、
あまり遅くなると悪いかなとも思ってたので少々焦りも。
買えたのが12時半くらいだった。

その後、スケッチブックを取りに良く。
ボールペンとかでシンプルに描いた感じかな・・・と思いきや
超カラフル!!これは驚いた。
色鉛筆かクレヨンだと思うんだけれども、すげー巧い。
極彩色で、気合の込められたイラストに感動。流石プロだ・・・。
おじぎをしてその場を去る。ありがとうございました。

最後はCiaoCiaoであらきかなおの本を買ってチェックしたサークルは全て訪問完了。
ここは壁サークルなのだが、いつも売り切れないように
大量に本を持ってきてくれるので安心して後回しにできるのである。
いつもは少年誌系なんだけど、今回は東方か・・・珍しい。

あとは適当にブラブラ回るだけ・・・なんだけれども
こういう時に思わぬ出会いをするからイベントは面白い。
 画像にも映っているPigmy Hedge Hogというサークルとの出会いは大きかった。
絵も話もジャンルも超自分好み。端のほうに映っているふじかな本ととらドラ本、そしてコピー本を一気に購入。
正直アマチュアレベルじゃないなあ・・・と。
しかもふじかな本の方には前述のニャンニャンワークスの結原りんがゲストで寄稿してるし!ラッキー。
この羊村紗紀って人、注目だなあ。

その他の掘り出し物としてはイチリって人が描いた「オニデレ」の本が良かったなあ。
そもそもオニデレの本ってだけでもレアなのに、その上絵がとてもポップで可愛らしい。
内容も原作好きにはたまらない感じ。


で、このあとどこにも寄らずに真っ直ぐに帰宅。
2時間くらい本見たりTV見た後、疲れたので寝たら11時になっていて。
前日に色々更新する~とか書いてた癖にこの体たらくは、と情けなくなる。
とりあえず「起きた」という超簡易記事、ってかボヤキを更新して休んだ・・・と思いきや
アニメ「咲」を見た後、すかさずブログに感想の記事をUP、
その場で「4回更新する」と宣言し、
4回目の更新を今無事に終え、今に至る・・・・






という話。






(なんじゃこりゃ・・・。)

Anti World

2009-04-28 00:14:19 | 音楽
以前、アナログフィッシュの「ROCK IS HARMONY」というアルバムにレビューを付けたのですが
このアルバム、とんでもない名盤なのにあまり聴かれてない印象があります。
正直なんでこのクオリティであの売り上げだったのか分からないんですよね・・・。
ぶっちゃけ悔しさすら感じています。

このアルバムの中には「公平なWorld」という曲が入っているんですが
これがまた身に沁みる名曲なんですよね・・・。


ヒットチャートを見てて思うのは、ちょっと両極端すぎというか
ラブソングか能天気な応援歌ばかりが目に付いてしまって、
異議申し立てみたいな歌がまったく出てこないんですよね。
そういう曲がもっと認知されてもいいのではないかと。

で、何曲か紹介しようと思うんですが
まずこの「公平なWorld」。
とてもシンプルな言葉で、淡々と理不尽な現状を歌う曲です。
タイトルが「公平なWorld」なのに歌詞の内容が全然公平じゃないのは
一種の皮肉だと思われます。


「僕らが寝ている間に何が起きてるか知ってる?」

「君を愛してる間に何が起きてるか知ってる?」


正にこれですよ。
こーいう曲が必要だと思うんですよ。
必要じゃないかもしれないけど。
(自分のいうことだから)
でもこの詞と歌とサウンドにいつも心打たれてるんですね。


「鞭で打たれた馬 うまくやったヤツラ
 うまくやられた彼等 振り回されたのはダレだ?」

こういうフレーズが大衆の耳に一瞬でも響いて欲しいなあ。
まあ自分も大衆の一人なんだけれども。

で、最終的には


「泣かないで
 ルールを守り続けなくちゃ」


結局これなんですよね・・・。
下手に前向きな終わりにするよりもこっちのが印象に残ります。
理不尽なことに囲まれつつも、まともに生きる為に何ができるのか。
うーん・・・。


あとこの曲はメロディも綺麗なんです。
ミドルテンポながらも純度の高いメロディ。
最後の「泣かないで」のコーラスも美しいです。

こういう「今のままでいいのか?」的な曲、
世界に対して疑いを掛けるような曲がもっと響いてもいいんじゃないかと。



あと、もう一曲取り上げたいのはSTAnの「アメジスト」。
これもまたKYGらしい刺激的な一曲です。
でもメロディーはめちゃくちゃポップで聴きやすいですけどね。


「君と僕との悲しみが同じだと言えば 全ては解決するのかい?」

「君と僕との傷跡が同じ形なら 全てはいい方へ行くのかい?」


のっけからアンチ精神剥き出しの歌詞。
KYGの「言い当てっぷり」は同世代のソングライターと比べてもトップクラスなのでは?
この二つは個人的にも気になっています。現在進行形で。


「「君と僕・・・」とか歌ってる よくありそうな歌は大概大した事ないんじゃない?」

恐ろしいのは、これが尖ったサウンドやささくれだったメロディーじゃなくて
とてもポップに歌われているということ。
笑顔で真っ向否定。
これもまたKYGの魅力。
個人的に嫌いな歌モノ系ヒップホップにありがちですねえ。


「僕には君しかいない かわからないけど 言いたい気分」


曽我部恵一も言ってましたけど、「君しかいない」とか「あなたしかいない」ってのはありえないんですよ!
なんでそんなこと断言できるんだよ、っていう。
一時の流れに身を任せた、一過性のきれいごとだと思う。
ドラマや映画ならまだしも。
 それを素直に歌ったKYGのセンスが好きである。


でもこの曲、抜群のメロディーと最高のギターソロでライブでも超盛り上がるのに
一部のものだけになっているのは惜しいな・・・。
や、STAnというバンド自体がそうなんだけれども。
実はトップクラスにポップなのに。
誰もが思っていることを歌っていると思うんだけどなあ。
それがいけないのかな。


そういえばもう一つ、アンチ精神を感じる歌詞を思いついた。
RADWIMPSの「25コ目の染色体」の歌詞。


「生まれ変わって まためぐり合って
 とかは もうめんどいからなしにしよう」


これは痛快でしたね。
生まれ変わっても一緒に~とかいう歌詞がどうも苦手なんですが
それに対抗するかのようなこの歌詞。素晴らしい。
 そういうのって正に「めんどい」。
だったら「一つの命として生まれ」た方がよっぽどロマンティックだと思う。



かなり突発的に思いついた記事なので全体的にアレかも。
なんかただ欲求不満をダラダラ書いてるだけかも知れない。反省。

あ、そういえばRADWIMPSの「おしゃかしゃま」は認知度が案外高いもかもしれないですね。
25万枚くらい売れたと思うし。
出来ればTVとかでやってくれないかな?

4回目の更新は2時間後くらいにします。
それではまた。