超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

未掲載レビュー

2009-02-28 22:34:01 | 雑記
今日はこのブログをやり始めてから
ずっとやりたいと思っていたAmazonで未掲載、保留になってしまった
レビューの復刻をやりたいと思います。
とはいっても、メモ帳に保存しておいたのをそのまま転載、
という形になるので少々補足も加えたいと思います。

今回は相対性理論「ハイファイ新書」です。


「無機質」(レビュータイトル)

相対性理論のファースト・アルバム。その名も「ハイファイ新書」。
非常にこの方達らしいタイトルなのではないでしょうか。

前作では「LOVEずっきゅん」が明確なキラーチューンとして組み込まれてた感じがしたが
今作では「LOVEずっきゅん」のような強烈に目立った曲というのはない。
いってみれば全曲同じテンションかと思わせる統一感に優れたアルバムです。

全体的にミニマムで、ゆったりとした落ち着いたテンポの楽曲が並んでいるし、
サウンドに関しても非常にポップ。中には「品川ナンバー」「バーモント・キッス」のような
バンド以外の音を使った曲もあったりして前作よりも聴きやすい仕様になっている。
歌詞のほうもわかりやすく意味不明になったというか。恋愛を思わせる歌が多いのもミソだ。

「四角革命」が唯一アップテンポのロックチューンとして存在しているこのアルバム。
ロック色はやや薄れたが、これはこれで面白い作品だな、と。
 前作でも顕著だったやくしまるえつこの不安定なボーカルが、ミニマムなバンドサウンドと
合わさって、なんともいえない「浮遊感」を生んでいる。
ゆらゆらと波の上を漂っているかのような。 やはりこの人の声は素晴らしい。

あと、80年代の歌謡曲のメロディを、良い具合に現代風に進化させてるイメージもある。
サウンドの方向性は間違いなく新しいが、やくしまるえつこの無垢な少女のようなボーカルと絡まって
何ともいえない郷愁感や懐かしさが漂ってきます。これがまた、たまらなく良いんです。

楽曲を制作している真部脩一という人物のセンスは向井秀徳や出戸学に近いセンスを持っているなあと感じた。
つくづく個性的な歌詞だが、その語感を重視した歌詞の響きは単純に聴いてて気持ちが良い。
今は、何かと歌詞に感動や必要以上の意味を組み込むのが主流。
しかし相対性理論の歌詞と音楽からはそれとは無縁の、純粋な音楽の楽しさが詰まっていると思います。
言葉遊びとしても聴ける。あるいはヒップホップにも近いかも。

新年早々濃ゆいアルバムを聴けて満足。次はどうでるのか、それもまた期待してやまない。



ここからが補足。
このアルバムはオリコンチャートで7位になりました。
ついでに言えば前作「シフォン主義」も再びチャートインしたりして
「プロモーションをしないこと」が逆に
最大限のプロモーションとして成り立っている気がします。
ライブにいけば顔が判る、というのはビークルのアレに近いですね。
自分はまだ未体験ですが今年じゅうには行けたらいいなあ。
千葉LOOKにこないかな・・・ってことで軽い補足でした。


今後もこういった復刻記事は行っていきたいと思います。
少々未練がましいんですけどね。
こーいうのは。
でも一生懸命書いたし、当時の自分が可哀想なので。
こんな救済企画に付き合っていただいた方に感謝を。
コメントもよろしければどうぞ。

「犬が吠える」について

2009-02-27 22:36:08 | 音楽
今日は私の大好きなソングライター、五十嵐隆による新「バンド」、
「犬が吠える」についてちょっと書きたいと思います。
どうやら、バンドのようです。
再始動の手段として、またバンドを選んでくれたことはファンとして
嬉しくもあり。 私は彼のセンスを絶対的に信頼しているので。

そもそも今回、犬が吠えるについて書こうと思ったのは
音楽雑誌「MUSICA」にて五十嵐隆が単独で表紙を飾ったからです。
シロップ解散の時でさえ、どこも表紙にしてくれなかったのに。
しかしこれで改めて彼の再始動に注目が集まるきっかけのひとつになると思います。

Syrup16gについては、結局のところこのインタビューでは
非常に判りやすい言葉「限界」という一言が発せられています。
そして「バンドとして機能していなかった」という言葉も。
この一連の発言から見るに、後期のSyrup16gは
完全に五十嵐隆のワンマンバンドになっていたのだと思います。
実質的な意味で。

そもそもこのインタビューを読むと、
元々彼は音楽を仕事にする気はなかったというか、
趣味でメロディーを作ったりギターを弾くのが好きだっただけみたいで
まさか音楽を生業にするとは思ってなかったそうで。

でも確かに、Syrup16gの音楽からは「売れてビッグになりたい」とか
「たくさんの人と共感したい」とかそういう一般的な
ミュージシャンが描くような野心が感じられなかったんですよね。
特に「HELL-SEE」というアルバムは自分自身に限界まで向き合って
作られたような、正にトップクラスの「内に向けた作品」として
響いてた感じがするんですよね。
そしてそのアンテナに反応する人間も多かったわけで。
誰もが「分かってるよ」とか「大丈夫だよ」みたいな言葉、音楽を
欲しがってるわけじゃないんですよね。
人が発する圧倒的な負のエネルギー、または自己を否定することによって
生まれるカタルシス、そして希望があると思うんですね。
今が最低だから、自分が駄目だからこそしんどくても
生き続けよう、または生き延びてやろうとする意志が生まれると。
それをThe ピーズと並んで、そしてピーズとは別のベクトルで
理想的な表現をしていたのがSyrup16gだった。と私は思う。
現に精神安定剤を飲むようなそういう感じで聴くような感じではなく
むしろビタミン的なものだったんですね、私にとってSyrup16gは。
活力源だったんです。自分を見つめなおすきっかけにも度々なってくれました。

まあこれは個人的な感触であって、各々でSyrup16g像があると思います。
ただこのインタビューで衝撃だったのは
メジャーデビューの時点からSyrup16gをやめてリセットしたかった
って気持ちがあったということですね。(下手すれば、という言葉も付いてますが)
となると単純に計算して2002年6月から2008年3月までなので
約6年間、五十嵐隆は色々なしがらみや、常時まとわりつく
多大な緊張感やバンドの核としての責任感と戦ってきたんだと思います。
それが音楽にも現れていたんですね。
そんな、真なる想いで制作されていたからこそ、
聴き手にもそのリアルが伝わったんだと思います。


で、そんな重圧から放たれて「素直に音楽を楽しむ」または
「音楽を始めたときのように、純粋に音楽を奏でる」、
そういった基本的な原点回帰の場所としてこの「犬が吠える」を結成した、
と私はこのインタビューから受け止めました。
そして五十嵐隆はSyrup16gを解散して、いったん空っぽに
なってしまったのにも関わらず、やはり「音楽」からは離れられなかったようです。
また、今のメンバーで最初にスタジオで音を鳴らしたときの感触を
「一生忘れないと思う」とまで発言しており、
これは犬が吠えるを本格的に発展させていく、また五十嵐隆が
再びロックシーンで音楽をつくり、発信していくという
覚悟の表れではないか、とも思う。じゃなければここまでの発言は出来ない筈。

ちなみに犬が吠えるでは後期Syrup16gとは違い、
というかもう根本から違う気もするんですがメンバーの意見を
積極的に取り込んでいくそうで。
やっぱりSyrup16gとの差別化は図りたいみたいで、
メンバーの意見もきちんと反映させていくというのは
バンドにとって柔軟性や今までの五十嵐イズムにない面も見られそうですね。
なんでも「踊れる」曲や「軽快な」曲も出来ているようで。
Syrup16gの時のオーディエンスは直立不動が基本、的な部分もありましたから
今度は聴き手も含めて変化をしていく可能性もありますね。

ただ、だからといって決してフットワークが軽いわけではなく
むしろ悩んでる部分が大きいらしくて。
メロディーよりも詞で悩むことが大きいみたいですからね。
個人的な解釈だと、前向きな歌を歌いたいんだけれども
Syrup16gで培ったものも捨てれなくてその狭間でもがいてる、
といった印象の発言だったと思います。何となくですけどね。

ただとはいっても「光」という曲は大食いでサッカー好きな鹿野淳によると
「感動が止まらない」「名曲」だそうで、
着実に新しい楽曲は生まれているそうです。
レコーディングに密着した記事もあったんですが
今の時点で2曲は録っており、また録る予定、曲もまだあるとか。
これを読むと最初の音源はシングルかミニアルバムっぽいのだが・・・。
実際はどうなんだろう。
シングルから始まる五十嵐バンド、ってのもいいかもしれないですね。

最後に、雑誌に載っていた歌詞の一部を掲載します。

「今日のうしろめたさは誰に謝るの?」
「思いつきで転がした今日が死んでゆくのです」
「ズルい過去も優柔不断な答えも いつになれば俺を許せるんだろうか」

「生きてゆけ 来週も再来週も 多分それでいいって あの娘も言ってたよ」
「光のような儚いような 命が今 始まるよ」


うーん、色々な意味でリアルな歌詞だなあ。
これらはどんなメロディ、アンサンブルによって完成されるんでしょうか。
その時をひたすら待つ!


お気軽にコメントもどうぞ。

3月のリリースラッシュについて

2009-02-26 21:30:01 | 音楽
ブログ1週間持たせることが出来、
ネタ出しもコンスタントに出せることが自分で分かったので
心持ちを新たに、このブログを発展させるべく
頑張って行きたいと思います。

自分の「好き」が、一人でも多くの方に伝わるように頑張ります。

それと、初コメントを頂きました!
スルメさん、ありがとうございました。返信も今日中にします!
自分の記事を見てくれている方がいる、と
はっきりと実感できて感動。


今回は3月のリリースラッシュについて書きたいと思います。
何がリリースラッシュかというと、アルバムです。
とにかく多すぎる。ネットを巡回してても、雑誌の記事をみても。
私が買うものだけでも、見積もったら15枚以上(!)あります。

いやーなんでこれらから一組でも12月に出さなかったんだろ・・・。
今考えると凛として時雨の「moment A rhythm」が年末で助かった。

シングルもわりかし沢山出るからね・・・個人的に注目なのは
OGRE YOU ASSHOLEの「ピンホール」、上松秀美「時代」、
DOPING PANDAの「Beat Addiction」あたりですかね。
ドーパンのはNHKのラジオで聴いたんですけどボーカルがFurukawaじゃない(!)
一瞬誰だろ?って思っちゃった。新人バンドかと思ったくらい。

という訳で期待作についての展望を語ります。

lostage「GO」

意外に早いリリース。前作のミニアルバムから半年、ということで
そこまで音像が変わってるとは思えず
「脳にはビート 眠りには愛を」を押し広げた感じのアルバムになる
可能性は高いと思います。1枚目、2枚目とは別物になるかも。


RADWIMPS「アルトコロニーの定理」
これは世間的にも注目作ですね。
ラジオで「タユタ」「雨音子」の2曲を聴いたんですが
ちょっと今までとは感触が違う。
洗練された感じ、大人になった感じのアルバムになりそう。


チャットモンチー「告白」
最近のシングルからすると、A~Bメロでゴリゴリ押して
サビで一気にポップに弾ける、といったタイプの曲が多くなってますね。
アルバムだとどうなるのか。
最新シングルを聴いた印象だとリズム隊の二人が
とても快調というか高まっている感じがする。


TOKYO NO.1 SOULSET「Beyond The World」
えっ?という感じ。
2000年代に入ってからは超マイペースで活動してたのに。
同期の電気グルーヴの活動ペースに刺激でも受けたのかなあ。
とはいえ前作が大傑作だったので今作にも期待。


髭「D.I.Y.H.i.G.E」
最近のシングル、アルバムを聴くとポップな方向性を
模索しているような感じがする。ロック色は薄くなりそう?
ただそれを裏切られる可能性もあるけど。髭のことだし。


LOST IN TIME「明日が聞こえる」
「希望」では原点回帰というか、パブリックイメージ的なロストに
立ち返った印象があるのでアルバムもその方向性か。


GOING UNDER GROUND「LUCKY STAR」
これはちょっと読めないなあ。
先行シングルが80年代の歌謡曲タイプだったので。
まさかアルバムも歌謡風になるとは思えないし。
方向性が良く分からないのである意味楽しみではある。


吉井和哉「VOLT」
吉井和哉5枚目のアルバム。
前作が濃ゆいアルバムだったので、今作は割とカラっとした
アルバムになりそうかな?「ビルマニア」も往年の吉井節って
感じだったなあ。個人的に。


STAN「Virginia sky,Endless stardust&Darlin'」
タイトル長い!そしてロマンチック!
今回は新曲1曲のみですが、ライブ音源をスタジオで加工した
楽曲が中心になるということで。
ライブ・ベスト盤みたいな感じでもあるし、そうじゃない気もする。

BACK DROP BOMB「BDBEST」
バックドロップボムも遂にベストかあ。
アルバム単位で傑作を作り続けているイメージなので
ベストで聴くとどういう感じなのかが楽しみ。
これをきっかけにBACK DROP BOMBを聴く人が増えればいいなあ。
緻密でありながらキャッチー、でコアってのは貴重だと思う。


長澤知之「EXISTAR」
タイトルが格好いいなあ。
個人的にSyrup16gやThe ピーズが好きな人にオススメかも。(声高すぎだが)
「P.S.S.O.S」って曲が凄い好きなんですよ。
あれ級の曲が入ってるといいなあ。
あ、ちなみに今回もミニアルバム。


SPECIAL OTHERS「PB」
これも期待値高い。「QUEST」は今までで一番聴きやすかったので。
特に「Night Paradise」は屈指の名曲だと思いますね。
今作もキラーチューンてんこもりになるといいなあ。


THE NOVEMBERS「Paraphilia」
これはミニアルバムですが、重い楽曲が多い彼らなので
サラッと聴けて深く入ってくる曲とかもそろそろ聴きたい。
と、同時に「こわれる」級の衝撃的な曲もやはり聴きたい。


Dragon Ash「FREEDOM」
DAは正直、それほど熱心に聴いてきた訳じゃないし
毎回買ってるわけでもないんですが
最近は割とリラックスしてるというか
やりたい音楽やってるんだなあってのが伝わって来ますね。

Utada「This Is The One」
なんとUtada名義による作品ということで
「HEART STATION」から実質1年で次の作品が届くことに。
個人的に「EXODUS」は傑作だと思ってるので
今作に関しても割と期待してたり。
「Come Back To Me」が凄くいい。


あとも色々ありますけど、パッと思いつくのはこの辺ですかね。
他にも「こんな期待作あるよ」という意見がありましたら
コメント欄にて突っ込んでみて下さい。


これ以降だと、エレファントカシマシや曽我部恵一BAND、
monobright、ランクヘッドあたりの新作が到着するでしょう。
4~6月あたりかな?今年は本当にアルバム多そう。
既にOCEANLANE、相対性理論、サカナクション、THE JETZEJOHNSON、
marble、AA=、セカイイチ、メレンゲ、UNCHAIN、ghostnoteなどの
新譜も発売されているし。そういやBUCK-TICKやユニコーンの新譜も
買ってみました。どちらもこれが初聴きだなあ。
今日買ってきたのでまだ少ししか聴いてないんですけど。

2009年も音楽漬けの1年になりそう。
そして漫画とアニメも。

ただ、どっちもすげー偏ってるんですけどね。
自分でもそれは判ってますよ。ええ。


今回は一番長くなってしまいました。コメントもお気軽にどうぞ。
明日は「犬が吠える」について書きたいと思います。よろしく。



ブログ設立1週間記念+ポプリクラブ感想(1月売り)

2009-02-25 21:26:15 | 漫画(成年雑誌)
どうも、西京BOYです。
今日はこのブログを設立してからちょうど1週間!という訳で
これまでの歩みや裏話などをしようかと。雑誌感想も成年ですがあります。

まず自分のやりたいブログの方向性や、どういう記事を書いていくのかを
決め込み、仕事が終わってからパソコン関係の本を
眺めながら一気に立ち上げたのが「超進化アンチテーゼ」です。

でもこのブログ名も決めるのに手惑いました。
検索したら一発で出てくるブログ名にしよう!と思い
当初、別の名前をブログにつけたのですが、検索しても全く出てこないのです。

これが大きなミスでした。
ブログを立ち上げたらすぐにでも検索に出てくると思い込んでおり
当初つけたブログ名じゃダメなんだ!と決め付け
数時間の間にコロコロブログ名変えまくり、
挙句の果てに適当にタイピングしためちゃくちゃなワードを
一時的にとはいえ、ブログ名に冠してしまったり。

文章力の未熟さも、考察というものが出来ない固すぎる頭といい
件のことといい初めから色々お見苦しくてすいません。
あ、ちなみに先日「超進化アンチテーゼ」でいろいろ検索してみたら
ようやくトップに出てくるようになりました。
取り敢えず見に来てくれた方々には最大限の感謝を。
ありがとうござました。

あと何気に毎日長文の記事を更新してますが
Amazonのレビューが最低でも1時間以上~長くて3時間くらい
掛かってしまうのに対し、このブログだと
推敲を全くしておらず、直感と自分のセンス重視で
勢いに任せて書いてるため実はわりと時間は掛かってません。
 例えばTHE JETZEJOHNSONの新譜「12WIRES」にレビューを書きましたが
ばんがいちの感想×2、総字数約4000の記事の方が仕上げが早かったりします。
なんせ文章を削る必要も、増やす必要もなく
気ままに書いてるわけですからね。そりゃこっちのが早い。
まあという訳でこれからじっくりと更新を続けていく予定です。


さて今回の更新ではばんがいちに並ぶ純愛路線の成年漫画誌、
「ポプリクラブ」の1月売りについての感想を書きたいと思います。
最新号が出る前に・・・ということで店舗によっては
まだ売ってるところもあるかもしれません。
ポップで明るい成年漫画を読みたいなら間違いなくポプリがオススメです。
イメージとしては、ばんがいちを少々軽量化した感じ?

ネタバレ注意。オチも注意。


・魔女が恋する5秒前:しんしん
同人でも勢力的に活動するしんしんの作品が巻頭カラー。
毎回思うんですが男キャラがテキトーだなあ、と(笑)。
オチもエスパー伊東だし気合が入ってるのか、ラフなのかが
いまいち掴みずらい作家ではありますが、それが味になっています。
しかし女キャラの一方通行っぷりと男キャラのマグロっぷりは
いつ見ても異様だなあ。

・すてっぷ・あっぷ:由雅なおは
兎に角、絵が素晴らしいです。絵の美麗さが印象的過ぎる。
逆にいうと話に関しては割とどうでも良さげかも。
感情表現は上手いと思うので、そろそろハーレムものからは
脱却してもいいかもなあ。 男キャラが足を引っ張っている気がするので。
完全な一対一を見てみたい。軽く読むにはいいか。

・ワンコのキモチ:神無さつき
絵が少女漫画と萌え漫画の中間という感じの神無さつき作品。
彼女の絵はほんわかしてて、見てるだけで気持ちいい。
あと今回の話はコメディ色が強めなのも良かったですね。
ヒロインの女の子のなつきっぷりがいい。

・ショコラマジック!:綾乃れな
この人の作品はコメディだったりシリアスだったりと
様変わりが激しいですが、基本的な安定感がありますね。
魔術同好会の部長が惚れ薬を作って部員に飲ませて云々~といった
内容なんですが部長のキャラが面白い。
遊び人に見せかけて純情、ってのが個人的に好きです。

・アカテン:茶否
赤点とりまくりでスケベなことしか考えてない男が相手役。
主役は優等生の少女。なんですが精神年齢は同じに見えますね。
エロシーンよりもギャグの方が印象に残ったかな、今回は。
でもそれでもいいと思う。 元々ポプリの変化球的な
役割で登場した作家さんだと思いますから。

・催淫術:EBA
ばんがいちでもおなじみですね、この方は。
いつも通りのデジタル作画と爆乳のヒロインが男に迫る感じなんですが
催眠術で兄に自分を惚れさせようとするツインテール妹という
シチュエーションは割と面白い。
結局術かかってないのかよ(笑)

・Breaking the Harbit!!:クロヒツジ
ポプリ大賞からデビューした新人作家さん。
ポプリにピッタリの目、顔共に丸顔の萌え絵師ということで
これからの成長に期待。
しかしデビュー作でいきなり凄いネタもってくるなあ・・・。
なんかやたら下品なので敢えて言及はしません。
でもりりあは可愛いね。


あと今月号は表紙がやたら可愛いのもポイント高し。
需要があるのかは未知数ですが書いてみました。
お気軽にコメントもどうぞ。


ジャンプ感想(13号)

2009-02-24 22:30:39 | クロス・マネジ(WJ系)
こんばんわ、西京BOYです。
2月はサンシャインクリエイションとコミティアに行って来たので
それに対しての記事を書こうと思ったのですが
画像があった方がいいかなあ、と思い保留中。
機械苦手なんでフットワークの重い活動しか出来なくて情けない。
色々と勉強しなくちゃ。


今回はばんがいちに続いて雑誌感想。
今度は少年ジャンプです。サンデーと共に毎週買っている週刊漫画誌です。
好きな漫画が打ち切りになることも多いですが
打ち切りにされても打ち切りにされても個人的に好む連載が出てくるんで
ああもうこりゃ一生読みつづけるんだろうな、と思います。
初恋限定。のアニメもBSで4月から始まるそうで非常に楽しみ。
銀魂もアニメ4年目突入でこちらも嬉しい限り。

ジャンプ感想は初めてなのでまずは贔屓にしてる作品を紹介します。
・ぬらりひょんの孫
・SKET DANCE
・To LOVEる
・銀魂
この4つはAmazonでレビューを書くほど好きな作品です。
どの作家も新人時代から応援して来ました。
空知英秋のデビュー作「だんでらいおん」では涙すらしました。
という訳でこの4作品は必ず取り上げます。あとはその週に
気になった作品をちらほらと。 ジャンプ感想は本当に簡易、シンプルに書きます。
それでは・・・

・ぬらりひょんの孫:椎橋寛
この作品から感じられる「艶」と円熟した雰囲気がたまりません。
単純に話しにパワーがあり、面白い。作者のBJ時代の作品も読んでみたい。

四国妖怪編との決着がちょうど終了したところ。
この四国編で顕著だったのは玉章を完全な悪役に徹しさせたこと。
これはジャンプ漫画ではめずらしく、
過去の回想とかでも必ずといって好いほど悲痛な過去を描くのが常。
でも玉章に関しての回想はむしろその悪党っぷりを
更に際立たせるだけのものだった。 ここらへんに、ジャンプの王道に対し
一歩引いた姿勢、または独自の世界観が感じられる。
ラストシーンこそ美しく終わったが、玉章は現時点で悪を貫き通したキャラといえます。
願わくばこのままジャンプのイレギュラーな悪役の一人として
記憶に残って欲しいですね。 で、来週から新展開。
予告からすると、日常編か?楽しみ。 あとつらら可愛い。

・SKET DANCE:篠原健太
今回は実験作みたいに感じられた。
ギャグとシリアスの調和、あるいは融合っていうか。
その為、ラストのヒメコのオチには不思議な違和感がありましたね。
でも、割と好きな違和感でした。

しかし読みきり時代から比べて女性キャラ描くの上手くなりましたね。
今週の浪漫とかヒメコみててつくづく思った。
へたくそな漫画再現するのにもさらに磨きが・・・(笑)
なんかもう漫才とかコントのネタに近いな。
「そんな事ってあるのねー」とか、もうドンピシャ。傑作回でもあるかと。

・To LOVEる:矢吹健太朗 長谷見沙貴
初期は過激なサービスシーンに特化した作りだったんですけど
最近はサービスシーンよりもハートフル路線っていうか
ほかほか家族というか友達の輪というかそういう方向に
持っていってる気がしますね。今回も古手川の股開きネタよりも
ラストの笑顔の方が個人的には印象に残りました。

ていうか、はっきり言うけど
正ヒロインを古手川にしろ!(切実)

・銀魂:空知英秋
どんだけドラクエマニアなんだよ!と。
クリフトいじり倒しとか、この間のジブリでもそうだったけど
他作品のキャラ深く掘り下げたり妄想するの好きだなあ。
あと何気に反転の文字が読みやすくなってる。
個人的に強引にシリアスに持っていって
最終的にそういう雰囲気にしてしまえる空知センスが好きだ。
ミミックから俺の友達~の流れとか凄え。

・黒子のバスケ:藤巻忠俊
まさかこの展開で勝つって事が規格外。
新キャラに関しては何といっていいのか・・・
取り敢えずこの作品は「読者の興味」を引くことを最優先としてるというか
引きを毎週作って展開をサクサクと進める構成も含めて
新人ながら抜け目のない作品ですね。
で、しかもちゃっかりと女性の熱い支持集めそうだし。
(もう既に集めてそうだし)
SLAM DUNKとは違う、漫画っぽさを前面に押し出したバスケ漫画に
なっていて住み分けも割と出来ている。
久々のスポーツ漫画ヒットとなるか。
ちなみに藤巻忠俊は「P2!」江尻立真の元アシである。


今週はこの辺で。例のごとくジャンプ感想初なので
ちょっと説明っぽい感想になってしまってたかもしれません。
新連載については銀魂と岩代俊明をミックスさせた感じでしたね。
コメントもお気軽にどうぞ。

ってか、全漫画の感想書いてる人ってすごいな・・・。
尊敬する。