今日はこのブログをやり始めてから
ずっとやりたいと思っていたAmazonで未掲載、保留になってしまった
レビューの復刻をやりたいと思います。
とはいっても、メモ帳に保存しておいたのをそのまま転載、
という形になるので少々補足も加えたいと思います。
今回は相対性理論「ハイファイ新書」です。
「無機質」(レビュータイトル)
相対性理論のファースト・アルバム。その名も「ハイファイ新書」。
非常にこの方達らしいタイトルなのではないでしょうか。
前作では「LOVEずっきゅん」が明確なキラーチューンとして組み込まれてた感じがしたが
今作では「LOVEずっきゅん」のような強烈に目立った曲というのはない。
いってみれば全曲同じテンションかと思わせる統一感に優れたアルバムです。
全体的にミニマムで、ゆったりとした落ち着いたテンポの楽曲が並んでいるし、
サウンドに関しても非常にポップ。中には「品川ナンバー」「バーモント・キッス」のような
バンド以外の音を使った曲もあったりして前作よりも聴きやすい仕様になっている。
歌詞のほうもわかりやすく意味不明になったというか。恋愛を思わせる歌が多いのもミソだ。
「四角革命」が唯一アップテンポのロックチューンとして存在しているこのアルバム。
ロック色はやや薄れたが、これはこれで面白い作品だな、と。
前作でも顕著だったやくしまるえつこの不安定なボーカルが、ミニマムなバンドサウンドと
合わさって、なんともいえない「浮遊感」を生んでいる。
ゆらゆらと波の上を漂っているかのような。 やはりこの人の声は素晴らしい。
あと、80年代の歌謡曲のメロディを、良い具合に現代風に進化させてるイメージもある。
サウンドの方向性は間違いなく新しいが、やくしまるえつこの無垢な少女のようなボーカルと絡まって
何ともいえない郷愁感や懐かしさが漂ってきます。これがまた、たまらなく良いんです。
楽曲を制作している真部脩一という人物のセンスは向井秀徳や出戸学に近いセンスを持っているなあと感じた。
つくづく個性的な歌詞だが、その語感を重視した歌詞の響きは単純に聴いてて気持ちが良い。
今は、何かと歌詞に感動や必要以上の意味を組み込むのが主流。
しかし相対性理論の歌詞と音楽からはそれとは無縁の、純粋な音楽の楽しさが詰まっていると思います。
言葉遊びとしても聴ける。あるいはヒップホップにも近いかも。
新年早々濃ゆいアルバムを聴けて満足。次はどうでるのか、それもまた期待してやまない。
ここからが補足。
このアルバムはオリコンチャートで7位になりました。
ついでに言えば前作「シフォン主義」も再びチャートインしたりして
「プロモーションをしないこと」が逆に
最大限のプロモーションとして成り立っている気がします。
ライブにいけば顔が判る、というのはビークルのアレに近いですね。
自分はまだ未体験ですが今年じゅうには行けたらいいなあ。
千葉LOOKにこないかな・・・ってことで軽い補足でした。
今後もこういった復刻記事は行っていきたいと思います。
少々未練がましいんですけどね。
こーいうのは。
でも一生懸命書いたし、当時の自分が可哀想なので。
こんな救済企画に付き合っていただいた方に感謝を。
コメントもよろしければどうぞ。
ずっとやりたいと思っていたAmazonで未掲載、保留になってしまった
レビューの復刻をやりたいと思います。
とはいっても、メモ帳に保存しておいたのをそのまま転載、
という形になるので少々補足も加えたいと思います。
今回は相対性理論「ハイファイ新書」です。
「無機質」(レビュータイトル)
相対性理論のファースト・アルバム。その名も「ハイファイ新書」。
非常にこの方達らしいタイトルなのではないでしょうか。
前作では「LOVEずっきゅん」が明確なキラーチューンとして組み込まれてた感じがしたが
今作では「LOVEずっきゅん」のような強烈に目立った曲というのはない。
いってみれば全曲同じテンションかと思わせる統一感に優れたアルバムです。
全体的にミニマムで、ゆったりとした落ち着いたテンポの楽曲が並んでいるし、
サウンドに関しても非常にポップ。中には「品川ナンバー」「バーモント・キッス」のような
バンド以外の音を使った曲もあったりして前作よりも聴きやすい仕様になっている。
歌詞のほうもわかりやすく意味不明になったというか。恋愛を思わせる歌が多いのもミソだ。
「四角革命」が唯一アップテンポのロックチューンとして存在しているこのアルバム。
ロック色はやや薄れたが、これはこれで面白い作品だな、と。
前作でも顕著だったやくしまるえつこの不安定なボーカルが、ミニマムなバンドサウンドと
合わさって、なんともいえない「浮遊感」を生んでいる。
ゆらゆらと波の上を漂っているかのような。 やはりこの人の声は素晴らしい。
あと、80年代の歌謡曲のメロディを、良い具合に現代風に進化させてるイメージもある。
サウンドの方向性は間違いなく新しいが、やくしまるえつこの無垢な少女のようなボーカルと絡まって
何ともいえない郷愁感や懐かしさが漂ってきます。これがまた、たまらなく良いんです。
楽曲を制作している真部脩一という人物のセンスは向井秀徳や出戸学に近いセンスを持っているなあと感じた。
つくづく個性的な歌詞だが、その語感を重視した歌詞の響きは単純に聴いてて気持ちが良い。
今は、何かと歌詞に感動や必要以上の意味を組み込むのが主流。
しかし相対性理論の歌詞と音楽からはそれとは無縁の、純粋な音楽の楽しさが詰まっていると思います。
言葉遊びとしても聴ける。あるいはヒップホップにも近いかも。
新年早々濃ゆいアルバムを聴けて満足。次はどうでるのか、それもまた期待してやまない。
ここからが補足。
このアルバムはオリコンチャートで7位になりました。
ついでに言えば前作「シフォン主義」も再びチャートインしたりして
「プロモーションをしないこと」が逆に
最大限のプロモーションとして成り立っている気がします。
ライブにいけば顔が判る、というのはビークルのアレに近いですね。
自分はまだ未体験ですが今年じゅうには行けたらいいなあ。
千葉LOOKにこないかな・・・ってことで軽い補足でした。
今後もこういった復刻記事は行っていきたいと思います。
少々未練がましいんですけどね。
こーいうのは。
でも一生懸命書いたし、当時の自分が可哀想なので。
こんな救済企画に付き合っていただいた方に感謝を。
コメントもよろしければどうぞ。