超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

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2012年 春のアニメ新番組チェック!

2012-03-31 22:38:40 | アニメ(情報・その他)





毎回恒例の新番組チェックです!去年の春も豊作でしたが今年の春はどうでしょうかね。
今回もじっくり吟味して感想書く作品を決めて行きたいと思います。
来期もまたよろしくお願いします、って訳で以下。

今回も新作アニメ・特撮情報(空想科学災害対策本部)さんで調べたラインナップです。
関東放送情報オンリーなので南関東にお住まいの方は是非、
基本的に関東最速基準でかつケーブルテレビ加入前提のこの記事ですので
本当に詳しい最速情報は公式等で調べてみて下さいね。割と数多目ですね、来期は。





4月1日(日) 宇宙兄弟 7時~ 日本テレビ
       緋色の欠片 10時~ 東京MX

4月2日(月) 君と僕。2 1時半~ テレビ東京

4月4日(水) これはゾンビですか?OF THE DEAD 1時~ 東京MX
       めだかボックス 1時50分~ テレビ東京

4月5日(木) あっちこっち 1時25分~ TBS
       さんかれあ 1時55分~ TBS

4月6日(金) アクセルワールド 12時半~ 東京MX
       夏色キセキ 2時25分~ TBS

4月7日(土) 謎の彼女X 1時半~ 東京MX

4月8日(日) 黄昏乙女×アムネジア 12時半~ チバテレビ
       咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A 1時5分~ テレビ東京

4月9日(月) 這いよれ!ニャル子さん 2時~ テレビ東京

4月10日(火) 黒子のバスケ 11時~ 東京MX
        ヨルムンガルド 12時半~ 東京MX

4月12日(木) クイーンズブレイド リベリオン 12時~ BS11
        坂道のアポロン 12時45分~ フジテレビ
        つり球 1時15分~ フジテレビ

4月13日(金) エウレカセブンAo 1時55分~ TBS

4月14日(土) シャイニングハーツ 10時半~ 東京MX

4月22日(日) 氷菓 12時~ チバテレビ

4月29日(日) AKB0048 11時~ tvk 





一応これらが私的チェック作品ですかね。全部で22作品?多いねえ。
でも昔に比べると少ないですよね(笑)。
多分そこまでガッツリ感想書きまくる事もないとは思いますが、その日その時の気分次第で。
来期は色々な意味で未知数な作品が多いので、割と鉄板の多かった今期と比べると
結構手探り状態で観ていくことになるかもしれないですね。
だから、どれが期待かどうかは分かんないです。
でもその分フラットに視聴して行けたらなあ・・・と現時点では思っとります。
来期は他にも色々企画記事も頑張る予定なんで、微妙に忙しいクールになりそうな予感です。

ちょっと触れてみる。


>あっちこっち、さんかれあ、めだかボックス、黒子のバスケ
どれも原作読んだ事あるんですが、どれも途中で止まってるんですよね。
だから中途半端な原作読者って立ち位置ですけど
取り合えず内容は掴めてる。
あっちこっちはイチャラブ作品でさんかれあは割とシリアスなゾンビもので
めだかは途中から完全なバトル作品になってましたね(笑)。今はどうなのか分からないですが、
アニメだとどうなるんでしょうね。そして黒子のバスケは基本超人ものですよね。能力スポーツ作品です。

ちなみに「さんかれあ」のはっとりみつるは、
女子高生がオ○ニーしなきゃいけなくなる漫画だったり
完全な百合漫画書いてたり
割とフリーダムな作家さんってイメージですね。学生の頃は「れな」で色々楽しませてもらったなあ。


>これゾン2期、エウレカ、咲、君僕
これらは続編シリーズですね。咲は外伝のアニメ化って事で本編のキャラはあんまり出ないと思う。
そんな中でどれだけ魅せれるのかに期待ってところでしょうかね。
これゾンは、久々に公式にアクセスしたらやっぱキャラに華があるなあって思いましたね。
個人的にはセラフィムが好きなので彼女のデレが見れたら嬉しいですね(笑)。
君僕はもう1クールとほぼ同じ流れでしょう。
でも聞いたところによると恋愛のお話も絡んでくるらしい。
そしてエウレカは非常に懐かしいタイトルですが、前のシリーズは傑作だったので
それを越えられるかどうか、ですよね。アクエリオンなんかは上手い事やってますけどね。
朝7時っていうめっちゃ早い時間帯に1年もやってたもんだから
もうキツくてキツくて仕方なかったけど
最終話付近のアネモネのエピソードで思わず泣いた思い出もあったりする印象深い作品ですね。
主題歌ではNIRGILISの「sakura」が一番好きでした。名曲だよねえ。


>夏色キセキ、つり球
オリジナル枠、かな。どっちもPVや公式見る限りでは面白そうですね。
夏色キセキなんかはもう番宣が鬼のようにバンバン流れてるので少なくとも大きく外す事は無さそうです。
両方とも結構癒し型の作品なんだろうか?でも夏色キセキは関西最速なのよね。
オリジナルじゃないけど京アニの氷菓もまた期待作の一つであるのは間違いないかな、と。


他にも、ダークホース的作品の到来にも期待しています。
ダークホースって言っても最近は何がダークホースなのかよく分かんない感じですけどね(笑)。
去年で言えば「アスタロッテのおもちゃ!」みたいな感じの作品ね。
そんな訳で最終的にどういうラインナップになるにせよ
一作一作期待を込めて観ていきましょう、って事で。少しでも閲覧者の皆さんと重なれば幸いです。





で、来期はもうちょっと根気強く視聴しようと思ってまして。
大人になって働くようになってから大体一話か二話でそそくさと切っちゃう事も多くなって
最近なんて本当に切るまでのスピードがどんどん速くなってて、
でもそれじゃちょっとイカんな、と。
昔はもっと純粋に観てたんじゃね?ってふと思ってしまって、だから来期は時間削ってまでも
結構どの番組も真剣に観ていきたいって気持ちが何気に強いんですよね。
普通に途中から感想書くのもありかもなあ、って。

なんで、結構ブログ作業の時間も削られる可能性が高いので
その辺は多分今までとはちょっとずつ変わっていく部分もあるかもしれません
けどその分更新に関しては一本一本益々気合を込めていく感じで。
もう一度初心に戻ってアニメライフを謳歌する覚悟であります。
そういう良い出会いがある事を信じて!
個人的な決意表明でした。

それと、試みとして今一度影響を受けた過去作品なんかも改めて掘り起こそうかなあ、と。
自分の中で検討中であると同時に
音楽漫画関連の企画もまた検討中、
まあ色々やっていくつもりなので、来期もまた本ブログをよろしく!って事で。年度も変わるし心機一転ですね。
また、頑張っていきます。私生活もちょっと変わるとは思いますけど。歩みは止めません。



そんな訳で長くなりましたが来期の新番組チェックでした。
来期もまた一緒に楽しんでいけたら幸いです。



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妖狐×僕SS(いぬぼくシークレットサービス) 第12話(最終回)「二人になった日」 感想

2012-03-31 04:20:41 | アニメ





君を嫌いな君が好き。





うん・・・甘々でしたね(笑)。なんかもうショートケーキにシロップと練乳を掛けちゃった!みたいな
それくらいの甘さだったんですけど、実はこれもまた計算の内といいますかそれが理解出来たから不思議と
嫌味も無く、素直にニヤニヤ出来たような気がしてるんですけど
シリーズ中盤になって
随分とすれ違いや上手く行かないって描写が増えてきたようにも感じてたんですけど
言っちゃえばあれって全部布石のようなもので、今回のカタルシスに捧げる前置きのようなもので。

「時間は重み」本当にその通りですね。あっさりとくっ付いて気楽に恋をして
別にそれを否定するつもりは全く無いんですけど
このいぬぼくの場合、散々上手く行かない描写があったからこそ最後の結ばれる瞬間が盛り上がって
過度にロマンチックで、でもそこには爽やかさと清廉さが付随していて・・・。
あくまで個人的に、ですが
そう考えて観た場合素晴らしいとしか言い様のないお話で、実直に感動してしまったんですけど
同時に凛々蝶さまの照れる顔が恍惚レベルで襲って来たんですけど(笑)。
しっかり作られてるなあ、っていうか
少女漫画の好い部分をしっかり物語に組み込めてる感覚なんかもあったりして
それでいて最終的には双熾も単なる便利なイケメンキャラって印象が消えてる訳だから
単純に良い具合に二人の仲を祝福出来る、っていう。
そんなコンプレックスの感情の描き方もまた秀逸な作品であった、と個人的には思います。
最初から最後まで方向性にブレがなかったのは非常に安心して観れて素晴らしかったなあ、と。

やっぱり似たもの同士なんですよねえ。
お互い手紙保存してるし
お互い自分の事は嫌いだし
お互い相手の事は大好きだし。
まず最初に双熾が凛々蝶の心を解きほぐしてくれたように
最後はそんな彼の縛られた心を彼女が解き放ってやるという流れ
それ即ち救ったのもまたお互い様って事で
ただ一方的に奉仕されるだけの物語には全然なってないのがまた凄く気持ち良いと思えるんですよね。
もらった気持ちや思いやりをちゃんと返せてる感覚っていうか、
それでいて二人の成長もよく分かったし伝わったし
年齢差云々も全く関係なくて
最後の最後にはもっと観ていたいなあと思える二人の世界があって・・・ただ単に綺麗なだけじゃない
お互いに汚れた部分、間違った部分があるからこそその邂逅に本当に意味があると思える。
そんな純粋で、誠実で、そして半ば人間らしくもある極上のラブストーリー。
最後まで美味しく堪能させて頂きました。ありがとうございました!


これって出会いやきっかけさえあれば人間は変われるってメッセージでもあって
それはまず双熾が動いた事から始まったと思うんですけど
仮に彼の行動を彼女が受け入れなければ
邪険に扱ってれば、何一つ変わらずに終わっていた訳で
その逆も然り、凛々蝶の最初の高飛車な態度で双熾が絶望したままだったら
物語は始まりすらしなかった。
要するに、人間の本質なんてものは態度だったり表面上には全く存在してなくて
本当の本音はその裏にこそ存在している、それを曝け出したからこそ二人で一つになれた
そんな出会いが二人を変えた訳ですけど
それって結局何も行動を起こさなければ、そのままの世界に閉じこもっていたら何も変わる可能性なかった
だから必要なのは能動性だったり他人を認める心だったり、そんな気持ちがあれば
勇気や受け入れる力さえあれば、人間はどんどん変わっていける
絶対でなくとも可能性はあるんだっていう。

自分が嫌いな自分をどうやって好きになるのか?ってテーマにも答えは出ていて
それはきっと他人を認めることで、愛する事で、肯定する事で、きっと自分自身も救われる
そして勿論相手自身も救われる。 そんな相思相愛って言葉をきれいに体現出来たような無垢なお話
元々藤原ここあの、あの雑誌界隈特有の中性的な感触が好きっていうのもあるけれど
それを抜きしてもお話もテーマ性も良くまとまってる上に
着地点も抜群の出来っていう
今期でも指折りの傑作なのは個人的には間違いないんじゃないか、って思います。
単純に原作を出来るとこまで~って形で2期狙いのあざとさがなく
これ単体でも素晴らしいって思えるような。
原作付きアニメの一つのお手本じゃないですかね。正直絶賛したい出来なのが本音なんですよね。
ともかく、色々と眼福で至福のアニメだったって事は私の中では確かな事実で。

触れなかったけど反ノ塚さんのイケメンっぷりもまた楽しかったです(笑)。
最終的にはサブキャラの良いとこ際立てて終わりっていうのが
また乙な作品ですよね。
それは勿論蜻蛉も含めて、ね。近年珍しいぐらいきれいに終わった原作付きアニメだったと思います。
2期はあったら嬉しいけど、これはこれで一つの物語として完結してると思えるので
そこまで強くは望まないですが、あったら必ず観ますよって感じで。
この作品も関東では一日遅れでしたが、それでも読んで下さった皆様どうもありがとうございました!!






総評は・・・何度も語ってるんですが非常にニュートラルっていうか
野郎でも婦女子でも対等に楽しめるような
そんな中性的な感触が素晴らしいと思えるような作風で
でもこれってスクエ二系界隈ではそこまで珍しい事でもないんですけど
多分ここまで中立的な作風はことアニメ界に於いては貴重と言えば貴重であるとは思うので
その意味でも一つの新風として輝けてたアニメだったかもしれません。
男は凛々蝶さまに
女は双熾くんに、、、って言いたい所ですが
最終的にはお似合いの二人になってたと思うので
そこまで離れてもなかったんじゃないか、って感じますが。見方がね。
美少女漫画と少女漫画を組み合わせたような作風はとっても観心地が良く
繊細な心情にも分かりやすい萌えシチュにも両方に行き来出来るフットワークの軽さが魅力的な作品でした。
個人的には白黒付けてるよりもグレーゾーンの作品のが好きだったりするので(笑)。

後は、もうお話の方向性が一本道って途中から大体決められていたので
詰め込みすぎる事も一切無く
きちんと物語の目的を見失わずに、それをちゃんと遂行して終われたっていうのも大きくて
真に観やすく、また安定感のある作品にもなったんじゃないかなあ、と。
その分刺激は少なかったかもしれませんが
まあその辺は蜻蛉様の大立ち回りで補完して下さい、って事で(笑)。
これくらいシンプルを貫き通せるアニメも中々ないのでその意味でも個人的には大切な作品でしたね。
バトル要素も少々ありましたけど、結局は妖怪である実感の演出に過ぎなかったっていう。
これが週刊少年誌だったらそっち方向に傾いてたんだろうけど、
それが傾かないのがスクエ二系の良い部分でもあって。
そんな風に振り返って見ると、実にこの作品らしい個性は存分に感じられて
記名性って観点でもまた優れた作品だったかな、とは。

キャラに関しては我らが凛々蝶さまを筆頭に味のあるキャラばかりで、
私はキャラ作品とは全然思ってないんですが、そういう見方をするのも十分アリだとは思う。
基本ストーリーがしっかりしてるので、オートマティックにキャラを愛でるだけでも楽しい作品かもね。
フェチ魂をくすぐる描写の数々、俗に言うメニアックな部分もまた面白いアニメでした!
個人的にはめちゃめちゃ楽しかったと感じましたね。という〆で。


キャラソンでは凛々蝶さまのと反ノ塚のデュエットソングがお気に入りでしたね。
映像もいちいち変わってるから観るのもまた楽しかったわ。スタッフの方々お疲れ様でした。



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Syrup16g全曲レビューその50「Inside Out」

2012-03-30 15:57:08 | Syrup16g全曲レビュー





Syrup16g全曲レビューその50「Inside Out」です。




このシリーズも早や50回目・・・って事で後数ヶ月で約3年になるんですけど
3年で50曲っていうのは遅いのか早いのか、それとももっとペースを定めてやっていくべきだったのか
ただ、曲がりなりにもここまで一つの企画を続けられてるのは何気に自分でも嬉しい
途中で計画倒れにならなくて本当に良かったです(笑)。まあ、最後まで頑張りますけど
恐らく五十嵐さんの音楽に関しては
多分これから先もこの企画に限らず、しつこくしつこく書いていくんだろうなあ・・・とは感じています。
だって、未だに一回も飽きた事ないし。それって半永久的に聴ける証拠でもあって。





Inside Out            アルバム「delayedead」収録





この曲は個人的には大好きな曲でして、まずギターの音色がとても新鮮で透き通っていて
その音色を聴いてるだけでも心が動かされる一曲なんですけど
加えて作中のテーマ性が特殊な楽曲でもあって。
世の中の応援歌っていうものは、大体頑張れ負けるな掴み取れっていうものが主流だと感じますけど
この楽曲は頑張らなくて良い無理しなくて良い君は君のままでいい、そのままでっていう
優しく存在を肯定するような歌詞になってて
それはそれでありふれてると言えばありふれてるテーマでもある訳ですが
そこにもう一つ重要な言葉が乗っかっていて、それは作中で執拗に歌われる「空っぽ」という言葉なんですが。
そのままの君でっていうのは大体褒める意味合いもあるとは思うんですけど
そのままの君って言葉の解釈がこの曲では違うと言いますか
要するに下らない、何も無い人間ですよね。
肯定は肯定でも巷の楽曲とは本当に歌ってる意味に差がある曲で虚無を虚無のまま認める
それは一見寂しいようにも思えるけど、考え方によっては勇気になり得る言葉で。

人間は他人と自分との違いやズレに敏感な節がどうしてもあって
自分に無いセンスや生き様を羨んだり、嫉妬したり、それで劣等感を受けたり
気が付けば自分を卑下してたり
どうにもならない無力感に溺れる事もまた日常茶飯事ですけど
この曲はそんな比べたがり屋だったり考えすぎな人間に対する肯定歌といいますか
決してその人生や生き様を肯定している訳ではないのですが、個人個人としての肯定、応援
そして自分自身を受け入れる事への推奨。
他人と比べて虚無でも、無意味無価値を感じても
結局は自分がしたい生き方しか出来ないのならそれはそれでOK、必要以上に頑張る意味はきっとない
そのやり方で、本当に自分が生きたい生き方で、他人の真似をする必要はどこにもない。
そんな全ての除け者、弱者、底辺に対する五十嵐さんなりのメッセージソング、
と同時に五十嵐さん自身も本当に思ってる事
感じたであろう事にも変わりはなく
一見絶望的に思えて、その実「生きろ」とも歌われてるような、そんな真摯な楽曲だと思ってて。
そんな歌を学生の多感な時期に聴いて一種の勇気に出来たっていうのは
自分としても結構に大きくて、一つの糧にもなって。
リリースからは早や今年で8年経ってますが、未だに聴いて感銘を受ける曲の一つでもありますね。名曲です。





【必要なのはきっと愛で それでも人を憎んで】

愛って言うのは一つの調和、ですよね。
誰かと誰かの意思や思想や距離が一つになって
ピッタリはまって
そんな他人に対しての思いやり、情だったり理解が人と人を繋ぐんですけど
そう頭では理解して、これは良いこれは悪い、正しさも間違いも十分頭の中にある筈なのに
気が付けば誰かを嫌って憎んで、離れて、その度に空っぽになって。
そもそも、その前に
ズレや違和感を受けて関係すら成立しない
正論や常識って言葉もありますけど、そんな言葉で全部割り切れるほど人間は利口には出来ていない
それにはきっと限界があって、その限界値が極端に低い人間だって絶対にいて。


【そのまんまでいていいんだよ 君なんだろ】

大体オーソドックスな曲だとそのままの君が素敵~って流れになるんですけど
この曲は素敵とも良いとも絶対に言わない伝えはしない
それを「空っぽ」、
要するに欠如って意味合いで表現してる曲で
それは一般的に良しとはしない部分だと思うんですが
そこで響いてくるのが「君なんだろ」ってフレーズなんですよね。
欠如だとか穴が開いてるだとか、
欠けた部分や開いてる穴を埋める必要って実のところ全く無くて
逆に言えばそういう部分があるからこそ人間だったり個性が生まれてる訳でもあって
最も肝心なのはそんな今の自分自身は自分で選んだ果てなのも間違いなくて
そこから無理に外れる必要も
必要以上に擦り寄る事も擦り減らす事も価値なんてなくて
そのまんまの自分で、その自分を保つ事も一つの生き方の内なんだって。
全然違うように思えても感じても
人間は不安からは逃れられないって以前にも歌ってますから、それを考慮すると
本当は人間自体にそこまで差異は存在してないとも思えるのかも、です。
結局は満たされない生き物ですから。はっきり言って。 だから、そこで背伸びする必要もないですよね。


【世界が今日も君を無視続けても からっぽのまんまでいいんだよ】

本当に大切なのって綺麗事を抜かすと他ならぬ自分自身に過ぎないんです。
だから、そんな自分自身を保てれば、自分の好きなように望むように願うように頑張れれば
頑張った結果が今ならば、別に恥じる必要も嘆く意味合いも本当に無意味で
そんな人生を認めて、褒めはしないけど
でもそういう自分もまた必死に生きて辿り着いた今である事は
疑いようのない事実でもあると思うので
例え空っぽでも、欠如してても、それもまた確かな人生、ここにある人生。無理に合わせる必要もなく
世界と帳尻を合わせる必要もなく、自分らしく楽しく生きて行けるのが一番幸せ
そんな陰で生きてる人々の存在に対する肯定
間違ってないというサイン。
間違えた部分は沢山あったかもしれないけど、そこに居る事は、存在を続ける事は間違ってない
例え世間的に考えて価値の無い人間だったとしても、そこに居る事は絶対に正しいんだ、って一つの声。
きっとこのフレーズで幾らか救われた人間もいるでしょうけど
決してそんな人間性を肯定してる訳ではなく
肯定してるのは人間そのもの。そして、自分自身の気持ちそのもの。
他人と比べて多くを持ってなくたって、許されてなくたって、一番大切なのは自分の気持ち、だけ。
そんな弱者に対する肯定ソングであると同時に、
そういう自分自身を貫く事に対しての応援ソングであるとも言える。
下手に他人の色に染まっちゃって自分を失くす方が考え方によっては不幸ですからね。
自分自身の幸せを決められるのは、自分自身だけっていう話ですよね。そんな曲でもあるかなと。




【そんなの必要ない 見つからない一切doubt】

Inside Outと一切doubt、語感を同じくしてる細かさに感心しつつも
意味もまた結構に似通ってますよね。
自分なりの価値観で世界に抗うって事と
全てに対して疑念を持つって事
自分自身を保ったまま進むっていうのが一番難しいですけど
結局そんな空っぽの自分自身を棄て切れないのなら、そいつと共に一生懸命生きて行こうや、っていう。
ファンタジーの一切存在しないシビアな楽曲感は流石だなあと思うと同時に
確かなメッセージ性なんかも受け取れる、鋭くも沁みるように突き刺さるそんな一曲だと思います。
この曲が好きならART-SCHOOLの「FLOWERS」もまた好きだと思う。多分。


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マンパワー/口ロロ

2012-03-29 09:46:24 | 音楽





口ロロのニュー・アルバム「マンパワー」を聴いた。





このアルバムは、まずは傑作だと思います。
けど口ロロの王道のアルバムとして傑作というよりは
割と別ベクトルでの傑作、要するに他作品とはまず出してる土壌が違うと思うんですよね。
この作品の根底にあるのは間違いなく一年前のあの日ですよ。
あの以降の空気、あの日以降の町並み、あの日以降の人々、それらの要素を完全に一つのパッケージに
最終的な結論を含めて出してるのがこの作品という印象が強くて
それもまた日常の音であるのは間違いないですよね。
問題提起から始まって、最後はささやかな幸せで終わるって流れもまた素敵だと思うし
あくまで人の声にフォーカスをあてた合唱だったりサンプリングされた人々の声の数々で
人間らしい温か味を感じたり、
原始的な気持ちに戻ったり
そんなプリミティブな魅力が含まれてる作品で、一つのアルバムとして完全に独立してる感じがあるので
割と口ロロとしての傑作というよりは一つの作品として素晴らしいなあ、って感じの。
だから口ロロのベストトラック集みたいな感じで買うと
多分違うとは思うんですけど
それでも、このアルバムにはきちんと口ロロらしい実験的な要素も多々あるから
それ含めて彼らしいとも形容出来る、王道ではなく横道ですけど、質の良い横道って感じの。
焼き付ける、忘れないって意味合いでもこういう作品を出すのは良い事だと思うし。
そんな実体験や日常の声がたっぷり詰まったライブ感のある作品
個人的には面白味もあり非常に満足な作品でした。

そういう評価が下せる理由の一要因として、随所に口ロロらしさ、王道の良さも残してるからなんですよね。
ただ単純にコンセプチュアルなだけでなく、過去の名曲を元に作られた「いつかどこかで」だとか
今回もせいこうさんのソロラップ曲が入ってて
まあ3人のソロ楽曲が入ってるから当然っちゃあ当然なんですけど
それもまたここ数作から地続きですし
何より個人的に大好きなのは今回ロック音楽に本格的に着手した新機軸「You&I」の存在が大きくて
この曲は新鮮な上に口ロロらしいポップセンス爆発の一曲にもなってて
相応のキラーチューンも健在っていうのが素晴らしいんですよね。
しかも、英詞なんですけど内容を読み込んで見るとコンセプトからも逸脱してないし
8曲で45分と長尺の曲が多い割にはキャッチーな曲や短めのインストも入ったりしてて
そこまで構えなくてもちゃんとスムーズにも聴けるっていう
その練り込みもまたこの作品の良い部分で。
前述の「You&I」って曲に関して言えば、ロック、それもオルタナのテイストが中心って事で
憂いを帯びた三浦さんの美声とノイジーなサウンドの絡みが絶品レベルで
今までのキャリアからしても特に出色な曲だなって思えるのが個人的に大きな収穫の一つでした。
何気にロックミュージックとの相性もめちゃめちゃ良くて嬉しい発見だったなあという感覚
そんな風にコンセプトだけに傾向してないのもバランス的には優れてると思う。

勿論、キャッチーな楽曲以外もただ変化球なだけではなくて
ちゃんと旨みも凄みもあるし、日常的でありながらその裏の意味を考えると
多少唸ってしまう部分もあったりして、でもそこを含めて奥深さを演出出来てるとも思ってて
状況や雰囲気から逃げない、ここまで真剣にその流れを汲んで作られた作品
それが邦楽からちゃんと出るって言うのは聴き手としては嬉しい
待ってた感覚なんかもあるんですよね。
ここまでガチな作品、それもバランスを取ってる作品は珍しいですから。押し付けがましくもないですし。
そんな風に口ロロなりの方法論で2012年3月に鳴らすべき音が完パケされている
ある意味では勝負作、そして残すべき音だとも個人的には思える。
そんな真摯なコンセプト・アルバムでした。
性質上今までのアルバムと比べて~って書き方は出来ないけれど、これはこれで必要な音だなあ、と。





それにしても本当に「You&I」は名曲ですな。
タイトルからしていかにもピースフルな曲?って思ってたら
轟音交じりの神秘性のあるロックですからね。
支持したい作品です。


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あの夏で待ってる 第12話(最終回)「あの夏で待ってる。」 感想

2012-03-28 04:38:09 | アニメ





あの夏で、いつだって待ってる。最高のラストでした!





いやいやいや今回はちょっと泣きそうになっちゃったですよ。涙腺が決壊しそうになりました。
でも、結局ギリギリ泣きはしなかったんですけど
逆に泣く寸前で留まるっていうのが何気にこの作品には合ってる気もしますね。その一歩手前っていうか
最終的には、前に進める結末が待っているって意味合いでも、涙じゃなくて笑顔が似合う。
自分にとってはきっとそういう作品だったんだろうなって思います。
登場人物の葛藤の果てには、迷いの果てには、涙ではなく笑顔が映るっていうその絶妙なスタンス
視聴後の爽やかでスッキリした気持ちは最終回でも健在
健在どころか過去最高の観心地で
こりゃあ一つの傑作認定しなきゃいけねーな、とか正直そんな気持ちで
今は非常に晴れやかな気分で、嬉しさが溢れてるような状態で。本当に質の高い青春作品でしたねえ。
自分的には文句の付け所が一切浮かばないですね。強いて言うなら、イチカと海人のカップルが
他のサブキャラに比べて若干弱いような気がしてて
先週の感想でもチラッと書いたんですけど
今週の一部始終を観させられたら正直そんな気持ちすらなくなってしまった感覚です。
ここまでされたらもう認めるしかねえなっていうか、最後の最後で欠けてるピースがハマった感じ?

イチカ先輩の弱点って言うのは押しの弱い事が、諦めやすい事が最も大きいと思うんですけど
今回の結末含めたあれで、ちゃんと誓って、約束してくれて、でああいうオチが待っていた訳で
それを考えると彼女も彼女でまた成長したんだなっていうか
そういえば海人は成長を見せてたけれど
イチカ先輩に関してはそこまで成長したって実感があんまりなかっただけに
今回のこれに関しては素直にグッと来てしまった感があって、そこもまた作戦なのかな?ていうか
これまで若干フラフラしてた分、最終回でビシッと決めてくれるとその分印象も良くて
これで全員分の成長を見届けられた感覚で
そこもまた凄いきっちりしてるなあ、っていいますか
計算された脚本の緻密さを感じたといいますか。
睨んだ通り檸檬先輩の映画撮影も結局はドキュメントだった、ってオチだし
それを最後に流すって言うのもある種期待してた通りですし
ガチだったからこそリアリティが出て人気になったっていうのも分かると言えば分かる話ですし
ここまできれいに着地決められると流石に「凄え!」と書かざるを得ないですよねえ。
演出も流れも尺も、それこそ映画作品のような完璧さを感じて
その上でキャラの変遷もきっちり楽しめて。元々期待してた作品ですけど、軽々と期待値越えられたような
でも本当は軽々じゃなくて色々と仕込みや構成も大変だったんだろうな・・・とも思えるような
そんな素人目から観ても磐石のラスト!
檸檬先輩の謎もちゃんと明かされてたし、今期では間違いなくトップクラスの着地っぷりで。

確かに誰かが幸せになれば誰かが不幸になるってテーマ性もありましたけど
同時に精一杯頑張って後悔も残らないくらい気持ち出し切ったなら
それはそれで幸せなことなんだよ、っていう
後悔や秘密に対しての警告、メッセージなんかも感じたりして
それって「あの花」とも通じる部分なんだけど、でも他作品のオマージュも入ってるから
当然観心地はどの作品にも似すぎてなくて、オリジナルだよなあとも思えて。
それが何より素晴らしいんだと個人的には実直に感じられましたね。


そんな中でのイチカ先輩とのラブシーン?ラブラブシーン?は、溶けちゃうみたいな甘さでしたよね!
中途半端であれば微妙に煮え切らなかったかもしれませんが
限られた尺の中で
あんなに繰り返し繰り返しやられたらもう好きにやってて、というか
後はもうこっちも眺めてニヤニヤするから!って何の含みもなく言えちゃう感じで
その辺の描写の濃さは流石に豪華スタッフだけあるなあという印象なんですが
私の感想でも散々推してきたてつみお描写!これもまた個人的には何気に満足出来るものだったんですよね。
はっきりとくっついたとは明言されてないものの、描写の数々を追ってけば「あ~」って
自然とその顛末が読めてしまうその演出もまた素敵だなって思って
そこには若干柑菜への気遣いも入ってると思うんだけど
哲朗もまた答えを先延ばしにせず、美桜ちゃんに向き合い始めたってことなんでしょうね。
そんな真面目で男らしい哲朗だからこそ自分は彼を好きなんだよなあ。
一見チャラそうに見えて中身は誠実っていう。
これからは柑菜がキューピッド・・・というか仲介役?を務めることになるんだろうけど
案外幼馴染、仲良し同士良い関係性にはなるのかも、ですね。
それと同時にまた未来の柑菜ちゃんがどれだけ良い女になるのか、にも注目すべき!って話で。
悲恋を描きながらも最終的には全員ポジティブな方向性に向かう事が出来たのが
繰り返しにもなりますけどこの作品らしさでもあったのかなあ、と。
その嘘でない明るさもめっちゃ素敵な部分の一つだったと観終えた今は感じます。

最後に、この作品のテーマ性の一つを綴って終わろうと思うんですが
作中でも語られてた通り、
思い出を残すって行為が想いを残す、それが忘れるとか風化に対する抗う手段であり
いつまでも記憶の中に、消えないように残しておける最高の手段
悲しさも悔しさも喜びも涙も笑顔も、人間は背負って歩く事が出来る
それらを糧にして進んでいく事が出来る生き物なんだと。
あの日味わった惨めな気持ちも、一生忘れないような最大級の嬉しさも、その努力の果ても
後々の人間形成やそこからまた一歩一歩進んでいく為には必要不可欠であり
だからこそ、沢山思い出を作って
沢山傷跡を残して
その度に記憶して、記録して、それを誰かに伝えて、それがまた新しい糧になったりして。

例えばこういうブログの文章だって考えてみりゃそういう行為なんですよね。
その時この時感じた興奮を残して
後で見返してその度に過去の自分から当時の思い出を持ち帰って、また今に還元して。
それを観た誰かにまたそういう気持ちが伝わって、その気持ちも他の誰かに伝わるかもしれない。
だから、記憶を、記録を残す事はみっともない事でも無意味でもなんでもない
そんな「経験」と「伝心」こそがこの作品の大きなテーマだったのかな
と、
個人的にはそういう風にも考えた訳です。
そんな大切な想いをも確認させてくれた、その美しさを見せてくれた
当作品「あの夏で待ってる」に最大限の敬意を表して
また彼らに会いたくなったら、その想いを感じたくなった、いつでも会いに行きます!って事で。
そういう訳でこの感想も〆させて頂きます!どうもありがとうございました!!






総評は、もう本編の感想で全部出し切ったんでもう特には記述することないですが
敢えて言うなら既存の作品の要素を使って、上手く組み合わせてもう一つ傑作作りました的な
錬金術的な作品だったのかもしれないですね。
しかもきっちりおいしいっていう。
その器用な部分もまた凄い好きなポイントの一つですね。

関東では一日遅れでしたが、それでも読んでくれた皆様には本当に感謝!って事で。最高でした。



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