あまりにもニヤニヤし過ぎて、顔の形が変わってしまいそうです・・・。
正直、紗凪が無様過ぎて観てるこっちが切なくなる。
みうと新吾って名前を付けた猫が片方だけ貰われる事になって
その片方を紗凪が強引に貰う顛末になった訳ですけど
はっきり言ってこれって現実逃避でもあるんですよね。不意に気になってしまった男の子
でも肝心の彼の心は既に先輩の元に、
って事で
せめて、そんな気持ちを他の何かで代用出来るようにって心持で彼女は新吾を貰う事に決めたんでしょうけど
結局それは単なるゴマかしに過ぎなくて
逃げてるだけに過ぎなくて
そうやって気持ちの整理を付けられないままで居たら
とっくに関係なんて進んじゃってました、っていう。そういう話でしょ。
もう猫の新吾に向かって
嬉しそうに話しかけるその姿は、滑稽としか言い様がない。
諦めて目を背けてるだけ
善意ではなく
実は自分の感情を補填する為、っていうのが何とも言えないですけど
そんな紗凪の姿はこれ以上ないくらい人間らしくて、とても格好悪い。でもそれも人間なんですよね。
そういった点で痛々しくも、見応えはあったなあ、ってそう思える話ではありました。
最後のシーンなんてさ
あんなん死人に鞭打つ行為でしかないだろ!
なんか落ち込むわあ(笑)。
でも・・・それがね、人形ではなく人間っぽい、って思えて物語に対する好感度は皮肉にも上がりましたね。
一方で、みう先輩も人間らしいといえば人間らしかった。
今まで無理して
年上の余裕で、完璧な様に見えた彼女でしたが
蓋を開ければ
無理をし過ぎて自分を追い込んで
その上母親には手を焼いて、子供っぽい一面も見せて・・・正直あれは反則ですね。
あんなギャップ見せられたら更に好きになるに決まってるわ。
天然の力は恐ろしいです。
前半はそこそこでしたが、後半のニヤニヤパワーの半端なさは近年稀にみるレベルで
頬の筋肉が崩壊しそうなくらいずっと感情移入しながら見てました。過程も丁寧なら、表情も丁寧だ。
もうこれで決まりじゃね?ってくらいお似合いの二人です。入る隙なんてないですよね。
どっちも弱点があって、一方は八方美人な自分に引け目を感じて
一方はカバーしすぎて無理してしまう、って事で
ちょうど
その穴を埋めあうには良い性格同士だとも感じるんですよね。愛理とか、今どう思ってるんだろう・・・。
まあ、取り合えず今週は
そんなみう先輩の描写をこれでもか!と馳走になって
もうお腹いっぱいです!と気持ち良く返したくなる、そんな心地の良い回でした。
携帯番号とか細かい描写がいちいち秀逸なんだよなあ。
あの時、引き止めてれば、思いを伝えていれば、でも相手はみう先輩で・・・っていう
想像すら躊躇うような袋小路。
悔やんでも過去へは帰れない。
って事で来週は思いっきり感情を放射するお話になりそうだなあ。ま、それもある意味楽しみですけどね。
今週も来週さん来週さん、って半ば真剣にお呼びしたいですわ(笑)。面白い!