超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

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快楽天 2014年7月号 感想

2014-05-29 23:31:46 | 快楽天














表紙はホムンクルス。
巻末の表紙漫画も良い味出してますな(笑
「ちょろ可愛い」って感じのヒロインさんです。
















◆ぷにぷにインシデント/信じろ

凄いPNだな・・・と思いつつ
最近恒例の「チビ助がデカ女に埋もれる」といった感じのカラー漫画
ぽっちゃり系と言いつつ顔は痩せてて可愛いあたりが肝ですな
肉感たっぷりでとても楽しませてもらいました。
オチがさり気にラブラブ系なのが良し。



◆おねがい横山せんせい/なぱた

困ってる風なのに時々めっちゃいやらしくなるバランスが絶妙でした
「そんな顔で言われても」の表情なんかは流石ですね
明日もきっと保健室行きだな!(笑顔)



◆ほろよい/おから

だらしない生活にだらしない体・・・実に良いですね
限りなく無防備なカットの数々にまずは興奮させられつつ
神経が太いように見えてさり気に達也の元カノの写真を観て涙目になる杏子さんが可愛かった
ズボラなのか純情なのかよく分からないところが個人的にツボでしたね(笑
こういう弟分を溺愛してるお姉さんキャラってかなり好みです。

髪もボサボサで伸び放題なんですが不思議とこれが逆に官能的に感じられますね
素のエロさっていうか、ちょっとムキになって言葉責めしつつ
そんな言葉責めに負けじとムキになる達也とのやりとりが中々面白かったです
最後はすっかりラブラブモードになって終わる構成も順当にニヤニヤ出来て良かったなと
このお姉さんどうしようもなく達也の事が大好きなんだな~ってのが伝わって来て良い作品でした。
ケダモノ呼ばわりしつつ自分のが何度も求める杏子さんは実に素敵な女性だと思いましたね。男性的に(笑
あと胸の揺れ方の描写が見事!



◆ファーストコネクト/藤丸

なるほど、これが前回の作品とリンクする訳ですね
そう考えると読み味もまた変わって来るような・・・何にせよ獣的なシリーズです。



◆いいこと/ハードボイルドよし子

凄いPNだな・・・と思いつつ(2回目)
内容も似通ってるなあ、と思いつつ
でもこれはこれでかなりのウラヤマシチュなので全然悪くはないです。はい。

まあチビ助がデカ女に(略 
しかしこっちはまだ年端もいかぬウブな男子を友達の母がお風呂で味見・・・♪っていう
中々に背徳的なシチュエーションだったので割と両方素直に楽しめた感が
母親も官能的でめっちゃ可愛ければ、ショタもショタでくすぐるものがあるなんて
正に一粒で二度美味しい的な読み心地のある作品でしたね
最後の母親の表情とポーズも中々に扇情的で素晴らしかったです

でも肉圧と寿司だったら間違いなく肉圧のが「いいこと」だよな(笑)。存在感を示した初登場作。



◆布団の中の宇宙/きい

最近個別記事も書いたきいさんの新作
今回も相変わらず女の子がめっちゃ素朴で可愛くて
そして行為の最中は逆に凄く扇情的に生まれ変わるという常勝パターンでした
修学旅行の夜に布団の中でずっとイチャラブを繰り広げるという内容なんですけど
普段の官能とは無縁のイメージを挿入したりそういう演出も上手くて非常に面白く読めました
というか、そういう発想ってある意味男性的だと思うんですけどきいさんは心のチ○コが付いてるタイプ?(笑
女性でこういう明らかに生々しい作品が描けるっていうのはやっぱ貴重だなあ・・・と思いつつ
最後は布団を捨てて堂々と行為に勤しんでるあたりの無我夢中な雰囲気も良かったです
でもオチは当然バレてるよなあ・・・と(笑
多分あの子らも夜通しひとりでしてたんでしょう。悶々して。

あと4ページ目のかなちゃんの友達のおしりが何気に良かったです。
突き抜けるようなラブラブを生々しさを携えて描ける方なのでこれからも応援したいですね。
毛の生え具合も好きです。



◆お姉ちゃん観察日誌/甲斐まるこ

超優等なのに色情狂になっちゃったお姉ちゃんの話(妹視点)
でもこういう風に「堕ちて行く」描写にある種の「美」や「興奮」を感じてしまうのも人間ですよね
今月はこれが最淫なのでは・・・と思います 
いかにも清純そうなのにスケベに貪欲っていうのはやっぱりいいものです
いいものですっていうか、客観的に考えれば全然よくないんだけど(笑
でもそんな花織お姉ちゃんのエロ可愛さは突き抜けてて相当グッと来ちゃいましたね
オチから察するに後々妹も加わってどんどん破滅の道を辿りそうです。
ベストは元カレについて言われてるシーンかな。ちょっと切ないけど物凄く官能的な秀作。



◆無毛!?な恋愛/ぴかお

ぴかおさん随分久々だな!増刊では描いてたけど本誌は一年以上ぶりですよね
この方のデビュー作であるテニスのやつには大変お世話になりました(下衆顔)
その次のお菓子作りのやつも良かったけど、
デビュー時と比べると全体的に絵が洗練されててめっちゃ女の子が可愛くなってますね
いやその時の女の子達も凄く好きでしたが明確に上達されてる感じがいいなあ、と

相変わらず太眉気味なのも個人的にツボですし
途中からどんどん盛り上がっていく構成も中々でした
陰毛を気にする女の子っていう着眼点からしてニヤニヤ出来ましたね
何よりもちょっとこしょばゆい感じの幼馴染模様がとても最高でした(笑
絵柄に個性があるので個人的に応援してます。取り敢えずアンケでも。



◆横どりスパイク/ざせつおう

前々から思ってましたが「ざせつおう」ってPNは秀逸ですね
ふとした瞬間に挫折王って言葉が頭に浮かんでくる今日この頃です

内容は、普通に考えれば浮気ものなんですけど微妙に切なさというか
ちょっと物憂げなテイストも漂ってるのが中々趣があって良かったと思います
ただ愉しんでるだけじゃなく「想い」もきちんと付随してる感じ
最後のページの水田さんの表情の一つ一つがちょっと含みみたいなものがあって
それが悲しいやら切ないやらで何気にキュンと来る作品でした

水田さんは火遊びとかじゃなく本気で川端くんの事が好きなんでしょうねえ。
それをセリフ以外の要素で伝えるのが上手かった印象。



◆バックヤードの彼女/locon

予告に入ってなかったloconが載ってる!!
個人的にこの人の絵柄や作風が大好きなので正に俺得なチョイスでした
この人の描く女性のあどけない表情とか官能的な目配せはやはり読んでて堪らないですな
篠崎さんもかなりの遊び人でありながら男性を観る目は確かなところとか中々良かったです
最後にストレートにキスをして終わる行為の構成もベターだったかと
にしても篠崎さん掴み所がなくて魅力的な女性ですね~。
Fの時の満足気で余裕な表情の数々がツボでした。次の登場も楽しみにしてます!

「店長よりずっといいよ」っていうのはダブルミーニングなんでしょうね。たぶん。















前号の予告に載ってたハナハルさんは載ってなく来月号の予告にまた載ってるので多分落としましたね
まあ今月号は今月号で満足出来ましたけど 大好きなきいさんの漫画も載ってましたし
おからさん、loconさん、ぴかおさんもすこぶる良く甲斐まるこさんの作品は最淫でした
そして初登場の二人も中々の攻めっぷりで良かったと思います。良号。
ざせつおうさんのヒロイン水田さんもいちいち性的かつちょっぴり切なさ含んでてよかったなあ。

「かいらくどん」、すがいしさんの「渡り鳥」で泣いた報告がいくつかあって素敵だな~、と
あれは本当に良い作品でしたよね。ある意味あれも快楽天らしい漫画だったと思います


次号は表紙がぼっしいでひげなむち、鳴子ハナハル、こんちき、いぬぶろや西安、神谷ズズ等が登場
ばんがいちで描いてたカタセミナミが初登場!なのも個人的には嬉しいです

そしてmoggさんはコミックスも出るんですね。勿論購入予定。




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グランドジャンプPREMIUM 2014年6月号 感想(エゴコロトイロ12話ほか)

2014-05-28 21:19:44 | 漫画(雑誌感想)
















伝説の男が帰って来た・・・のはいいが、
アンケをどれに入れるかで悩む(笑

















◆(新)地獄先生ぬ~べ~NEO/真倉翔・岡野剛 「#1 学校裏サイト」

「霊媒師いずな」である意味復活はしてたんですが本家も遂に復活ですね
個人的に世代で言えば完全に世代なので正直懐かしいやら嬉しいやら・・・って感じです
昔は過去作の復活にはそこまで肯定的ではなかったんですけど正直ド真ん中のをやられると
流石に嬉しさの方が勝りますよねー、っていうか
それは自分が歳を食った証拠なのかな(笑
剣心やマキバオーに比べると復活まで15年掛かってるんでかなり引っ張ったなーって感覚もありつつ
でも15年くらいが本当に「懐かしい」と思えるタイミングなのかな・・・とも思います
この調子で「WILD HALF」も復活して欲しいですし「幕張」の第2部は、、、無理かな(笑

今回の復活が個人的に結構グッと来る要因の一つとして当時読んでた頃自分は小学生で
それは郷子たちの年齢と全く一緒だったんですね
いや、一致はしてないと思うけど「大体同じ」って感じで
だから変な話「キャラクターと一緒に歳を取った」というか割と当時の読者にリンクする部分もあって
ある種の同窓会みたいな感覚があるのがきっと読んでて楽しいんだろうなあ、と思います
当時の教え子と一緒に教員というのは「密・リターンズ!」的でもありますよね
ゆきめとくっ付いてなきゃ郷子ルートも有り得たのに・・・(笑

そんな郷子は本誌に読切で載った時も思ったけど随分美人になりましたね
垢抜けたというか、面影はちょいちょい残ってるけど基本的に凄く大人の女性になったという印象です
性格も真面目ですしある意味ぬ~べ~の教えを一番色濃く継承した生徒なんじゃないでしょうか
美樹も出て来たけどスナックで働いてるとかなんか生々しいなあ・・・(笑
郷子と比べるとかなりちゃらんぽらんなイメージですし、いやまあそれも「大人」っちゃあ「大人」ですけど。
でもそんな彼女のエピソードも期待したいですし他の生徒や教師たちの登場も待たれますね
個人的に「俺の生徒に手は出さん!」ってセリフが面白かったです。
大人になるとこういうセリフでアレンジ出来るんですね(笑

話自体もしっかりまとまってて良かったです
ちょっと色々と「大人っぽく」なってますけれど
読者も良い歳した大人なんでこれはこれで丁度良いんじゃないでしょうか。
オチも決まってて良かったです。こういう弊害があるのね(笑



◆IDOROLL「第2話 向き不向き」

一乃可愛いよ一乃
扉絵からいきなり少しサービス気味で実に良かったです(笑顔
小さいちんちくりんと本人は卑下してるけど案外スタイルは悪くないよな
上はそこそこだし下は「むにむに」らしいですし結構官能的な体つきだと思います
まあ言っても22歳だしな・・・
他のメンバーの年齢明かされてないけど多分最年長なんじゃないですかねえ
それはともかく早くもパートナーキャラが付いて舞台もご用意とテンポの良い2話目だったと思います
「向いてない」と散々言われた一乃だからこそ反抗したくなってしまう、という作劇も中々だったかと

しかし音羽姉さん的には表情を観ると意外だったっぽいですけどね
所謂一乃の師匠ポジションでもなく関係性的には普通の「幼馴染」ではあるので
そこがこの物語の面白いポイントの一つではあるかもしれません
そこに甘えず一乃が奮闘出来るかどうかが重要なんでしょうね
ことびんとのコンビも相性良さそうですしここからの「這い上がり」に期待しています
そしていつかチェルシーとの対峙も果たして欲しいですね。

それにしてもメイド服に対して抵抗があったり、人前で過剰に恥ずかしがる一乃は可愛かったな(笑
ロックでは迫力不足の原因となっていた「小ささ」もアイドルでは逆に武器になる・・・
その「小ささ」が色々と席捲していくのが今から楽しみです
何気に根性ありそうな性格だからなあ。
レッスンシーンの迫力はバトル漫画で培った感じがします(エスプリトとか)。



◆フードンビ

メガネに切り替えよう(提案)



◆スティグマタ-聖痕捜査-「第2話 恋」

やっぱ主人公の朝子が良いキャラしてるなあ・・・
良い意味で女々しいというか変というか、個性的で観てて楽しいです
サブキャラも色々決まってる黒岩さんとか何気にヒロインの造詣が良かったり見所多いです
内容も読んだ後に心地良いしこりが残る印象で面白かったと思います
それにしても女性作家らしい作品だとも思いますね(笑



◆パト★ラッシュ!~移動交番車・桃園ハナ巡査の日常~「事件2 アイドルになりたい!」

IDOROLLとまさかのネタ被り・・・と言いつつ
方向性がまるで違ってたのでこれはこれで良し(?)
それにしてもこの磯本つよしって方の描く女性は本当に可愛いなあ
凄く素朴なテイストが滲んでて絵面もアナログっぽさが感じられる作りで
なんか読んでて癒されますね
そして今月もハナちゃんは元気はつらつ何気にグラマーで非常に可愛かったです(笑
勝手にセンター取ってるネタとかナチュラルにおいしい所を持っていける才能が流石ですね
なんだかんだ言いつつ主人公としての役割はきっちり果たしてたと思われます。
ミスリードも面白かった。



◆マギの贈り物

これ全6回だったんですね
まあでも最初から話数が決まってる分まとめに関しては心配しなくていいか
そんな第2回は期待通りに切なさ全開で読んでてちょっと泣きそうになりましたね(笑
紙飛行機でのやりとりとか限りなく前時代的で懐かしいテイストですねえ・・・
そして紙飛行機を回収してくれた行為にもまたグッと来ました。
面白いです。



◆(新)ヒット・ガール 海猫は眠らない/春日光広・山本和令

原作が付いてる・・・
ま、まあそれは置いといて読切とは違って若干設定が変わっています
読切では嫌々協力~かつ初めからプロレベルでしたが今回はそんなに嫌々でもなく
かつ天然的な天才として描かれてたのでその変化が読んでて楽しかったです
サービスも何気に挿入してくれそうですし色々と期待です。
短期集中らしいですが好評だったら是非連載に。



◆しあわせゴハン

たまごかけごはんの奴はちょっと読んでて本気で羨ましくなった・・・(汗
最後の煽りが凄く秀逸だったと思います。学生かよ、っていう。



◆エゴコロトイロ「第12話 母のお弁当」

店長でもこんなに怒る事あるんだ・・・
なんか別の一面を垣間見た気がして面白かったです
透のげんこつもよくやった!って感じで真っ当なドラマっぷりでした

でも子供の立場からすると「味方が欲しい」って気分は正直あったかもね
ああいう時に誰かが信じてくれるっていうのが支えになったりもするんですけど
頭ごなしは教育的には悪かったかもしれない
ただ、だからといって仕事に対する暴言は許されませんけどね
実に難しい問題ですけど・・・
麦は透や店長よりも若いのでその辺は彼らよりも理解出来てそうです
ただ守られるだけのヒロインじゃなくてきちんと行動出来る強さが麦の良い部分ですな
母性というか何というか、、、
透と麦がいれば解決出来そうな雰囲気が頼もしいです
引きはなんだかエロティックでしたけど(笑 

そして新しい透の武勇伝(?)も生まれましたね~
「I'm on your side」・・・「君の味方だ」、これは正直嬉しいわ
それを今でも律儀に取って身につけてる麦も麦で可愛いですけどね
店長とみどりのドラマを進めつつこういうシーンも挿入してくるセンスは流石ですね
そしてさり気に透のライバル?と密かに邂逅を済ませてたりしてこれから先の展開も楽しみです
まずは来月以降の決着に期待しつつ・・・淡い恋愛模様をたっぷりと味わえそうで期待。















それにしてもアンケートの3つに何を記入するかちょっと本気で悩みました
取り敢えずこの雑誌を購入し始めたのは「エゴコロトイロ」がきっかけなのでこれには必須ですし
新連載と先月の作品群を含めて支持したい作品が多いので・・・ある意味贅沢な悩みではあります
ここまで読む物が増えるとは嬉しい誤算でした。



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好きでいっぱい/田中ユタカ

2014-05-25 04:45:43 | 田中ユタカ
















田中ユタカの新刊「好きでいっぱい」読了。



















私は昔から田中ユタカさんの漫画が大好きで・・・
彼の漫画を集める事が何よりも至福でしたし今まで出された作品群を眺めてるだけでもニヤニヤしてきます
そこに新しく加わるこの作品は形式といいタイトルといいなんだか90年代の短編集を彷彿させるようで
そこが往年のファンとしてはまず嬉しかったりするんですが、今回も漏れずに傑作ですね。
微妙に「好きなんだってば」に近いタイトルなような気もします。

この新刊は携帯コミックで発表された作品群を一挙に紙の本としてまとめたものです
個人的に紙で読む方が好きな上にようやく単行本化された、って事で喜びもひとしおですね
ちなみに携帯コミック用と言っても特に紙で読んでも不都合はないので
その辺は心配せず自分と同じような往年のファンの方にはじっくりと作中観に浸ってもらいたいです
田中ユタカ王道の少年少女の機微を描いた作品からちょっと大人層に向けた作品、
各々のプレイに於ける意義と心証を描いた作品まで結構幅広い内容でバランス良く楽しめると思います
昔ながらの純愛ものから近年培われた深い愛情を感じる感動出来る漫画まで新旧のエッセンスがてんこもりです。


それにしても田中ユタカ作品は今も昔も真っ直ぐに性愛の素晴らしさ、尊さを信じ切っていて
読んでいると成年漫画とは思えぬ「爽やかさ」とか「潔さ」を感じられるのがとてもお気に入りです
逆に言えばそういう行為に対して後ろめたさなんて本来不要なものですからね
その意味では正し過ぎるくらいに正しい漫画を今回も描いています
そこが大好きです
読んでいて心が浄化される感覚
太陽に照らされて心がポカポカと温かくなる感覚・・・を
全編通して味わえると思います こういう感覚は間違いなく田中ユタカさんの漫画から得たものであり
成年漫画自体を見つめなおすきっかけ、入口になった事を読んでいて思い出しました
成年漫画「でしか」出来ない表現を描きつつ普遍的な感情も同時に表現出来る、というジャンル自体のタフさ
それが今作でも遺憾なく発揮されてるので古参でも新規でも関係なく手にとって感じてもらいたいです

個人的にはこの新刊を読んで
「多分この先いくつになっても田中ユタカの作品を読み続けるんだろうなあ・・・」と
素直に思えて、そう思えた事がファンとしても一番嬉しかった、そんな変わらない良さと
今だからこその表現が織り交ぜになっているずっと愛せる類の作品集だと感じ取らせてもらいました
酸いも甘いも純愛もコメディもプレイの意義も感動も官能もいっぱい詰まっている極上の作品群。
これを読めて良かった。とスッと思えたのが今回も凄くよかったですね。
まだまだ田中ユタカの存在感と力量は健在だと思います。














■真夏の果実

これこそユタカ先生の王道ですな(笑
読んでてこしょばゆくなっちゃうくらいの純愛っぷりに拍手
ちょっと大胆な格好にドキドキするのは今も昔も男子の特権ですな。
最後の幸せそうな表情がまたいい。



■ランチタイムの恋人

「トラウマひとつ あっさり消えた」って表現には流石のものを感じます
これは結構年を重ねた二人の物語ですけど、
そんな二人がまるで少年少女みたいに初々しくて情熱的な恋愛を繰り広げてる様にグッと来ますね
でも色気に関しては確かに大人の色気に仕上がってる部分を含めてやはり大人ものの良さが滲んでます。

オチも本当に胸が温かくなってニヤニヤしちゃいますねー(笑
でも多分20代後半か30代前半辺りだろうから「爆発しろ」とは言いません。
むしろそのまま幸せになって欲しいです。本作でも凄く好きな作品。

こういう言葉にせずともキャラのバックボーンが伝わって来る漫画が上手いですね。やっぱ。



■素肌の休日

「裸メガネってすごく萌える」
「バカ・・・」

ちょっと女性読者意識してるようなシーンが新鮮でした(笑
でも確かに可愛いな。変な意味じゃなくて。女性の目から見た男性の可愛さというか。
内容もずっと愛し合いたい女性の可愛いわがままが如実に出てて幸せな出来栄えになってます。
最後の涙目になりながら満足気に微笑むフミカの表情が堪らなかった、と同時に
言葉でなく表情で語る表現技法にもまた痺れさせてもらいました。
ずっと二人はラブラブだ!



■好きのあそび

ありそうでなかった束縛もの。
でも、田中ユタカが描くとラブラブを演出する為の小道具と化すっていう(笑
しかしこれはマンネリ打破に効きそうですな。



■しあわせの胸

とにかく「胸」に焦点を当てて掘り下げた意欲作
大きな胸に興味ない振りをする丈くんが滑稽で可愛い(笑
正直男なら無条件降伏が基本だと思うんですが・・・よく頑張った。

「たっぷりあってよかったって思う!!」
自分の胸で男を何度でも幸せに出来る喜び、、、という
これまた誰かが描いてそうで描いてなかった印象の着地点を描ける田中ユタカはやっぱり凄いと思う。
ある種カップルの理想形だよな~、と思いつつ女の子で男子が何度も復活出来るのもまた真理でしょうな。

「生きちゃおうね」ってセリフがあまりに素敵過ぎる。



■好きの方法

これもヤバいなあ(笑
Fのテクニックのページに付箋してるのを偶然見つけて・・・っていう
限りなくコメディちっくで修羅場から始まってんのに容赦なくラブラブモードに入れるスゴさよ。
感じてないわけじゃなく、照れていただけ、という心情がいかにもウブでいいですね。
今作は「男のいじらしさ」に関しても描かれてるので女性にも薦めたい。
本気でニヤニヤ出来る。

「ただただ いっぱいの 好き」



■愛を待つ

これは大人もの、であると同時に他とは毛色が違いますね
限りなくネガティブなモードから始まるこれはこれで「らしい」とも思える作品
正直敗れた時の無力感はかなり伝わって来て感情移入してしまいましたが
そんな彼女が最後には笑顔でベッドの中にいるのを観て「ああ、良かった」とも思えました
必要とされなかった人は、また別の誰かに必要とされている・・・という事を描いているようにも。



■「好き」

人間何でも理屈で考えてると結果的には損するだけだよね、って話に思える
そんな事をうだうだ考えるんだったら理屈を振り払って真っ直ぐに飛び込んだ方が良い。
ちなみにこれは男性のがスペックが高いですね。確かに笑顔がステキだ。
普段真剣な表情が多い分行為の時の「熱さ」にグッと来た。
人間らしい。



■おクチでLOVE

Fという行為をここまで神聖に描ける作家はユタカ先生以外にいないのでは?
本当にその行為自体が神々しいもののように思える演出力が凄まじい。
その表現力に純粋に感動してしまった作品。
セリフ回しにも脂が乗っているのを感じます。もう約20年のキャリアを持つベテランなのに(笑
本当に面白いものなあ・・・。

うーんそれにしても「純愛」そのものだ。疑いようもなく。



■恋するふたり

これは物凄く90年代作品の匂いがします
こういう作品を今でも描けるんだ!ってのがまずファンとして嬉しかった
いじらしい女の子と勇気を出す男の子っていう構図は往年のユタカ作品を彷彿とさせますね
接していく内に出すべき「勇気」の種類が変わっていく~というテーマ性が実に良い。グッと来ます。

こういう限りなく初々しさを追求してるようなユタカ作品が大好きだった。
昔から、そして今も・・・。大切な一作。



■恋人のキス

言葉にならないからこそ、何度でも何度でも、っていう
正に最後には相応しい総括的な意味合いを持つ作品
今作では胸、クチ(F)、キスに焦点を当てた作品があったりして
最後のあとがき通り本当に新人に戻ったかのような初々しさが存在してるのが素晴らしいと思います
内容も実に根源的なものが多くこの作品もまた一つの理想形、って感じもしますね
今回も本当に素晴らしい作品をありがとうございました。心からの言葉。















もうタイトルと形式、表紙からして「あの頃」の作品と地続きな感覚もあって
田中ユタカ作品の大ファンとしては非常に堪らない一冊でした
きっとこの先もずっと私はユタカ先生のファンで居続けると思います。そう確信出来た一冊。大好きです。

特にお気に入りは「ランチタイムの恋人」「素肌の休日」「しあわせの胸」「好きの方法」
「愛を待つ」「おクチでLOVE」「恋するふたり」あたりでしょうか でも、全部好きですね。



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快楽天の新人作家「きい」を語る

2014-05-21 00:38:46 | 快楽天(特集)















最近、快楽天でデビューした「きい」という作家さんにハマってます。
ちょくちょくバックナンバーを読み返すんですが読み耽る確率がとても高い。


















この方は快楽天の漫画賞で奨励賞を取ってデビューされた純正の新人作家さんですね
デビュー時から絵も話も達者でかなりのポテンシャルを感じさせる方だったんですが
本格的に好きになったのは5月号に載った「といがーる」からです
それで過去作をじっくり読み返すしたら「あっ、やっぱいいわ」となり今現在コンスタントに読み返してます

きいさんはまず絵柄に特徴があって半分くらい少女漫画みたいなテイストの作画なんですね
そして女性的なセンスにも溢れていて快楽天という雑誌の中ではちょっと目立つ存在だと思われます
例えばなぱたさんなんかもいかにも女性が描いてるオーラびんびんだと感じますけど
この方は男性的なムチムチ感とか脚色した感じがゼロで
パッと見物凄くこざっぱりした画面に見えます
でもそれがこの雑誌の中では良いアクセントとして機能している感じもしていて
そこもまた読んでいて好きな部分ですね ちょっと素朴な雰囲気を味わえる作家さんと言いますか。

しかし、あまり脚色をしていなく女性的、基本的にスレンダー多めという作風でありながら
肝心の行為のシーンの色気は相当神懸ってるのもまた素晴らしい部分ですね
絵柄自体は見やすくこざっぱりとしているんですが
こと行為のシーンに及ぶといきなりねちっこくなるメリハリが個人的に最高で
なんというかかなり生々しい感じがしてその辺もある意味?女性的なのかもしれません
私的にはおしりの描き方、局部の描き方(なんかリアル)、ポージングとものの扱い方なんかがツボで
快楽天っぽくはない絵柄と作風で快楽天のド真ん中でも通用するセンスを持ち合わせてるのが最大の特徴かと

あと何といっても恍惚の表情の数々が素晴らしすぎる!
惚れ顔も乱れ顔も両方グッと来る作画を連発されていてこれからの活躍が楽しみですし
いつか出るであろう単行本も今から凄くワクワクしながら待っています
純愛もアナーキックなのも両方高いクオリティで仕上げる事が出来ているので今後の掲載にも注目ですね。
以下これまでの作品をちょこっと解説。








◆スプラッシュ(2014年1月号掲載)

金髪でスレンダーな先輩がヒロイン
ちょっと高飛車そうだけど実は男の事を・・・って流れがイイですね
そして題材はデビュー作にしていきなりおしっこネタっていうアブノーマルさ(笑
成年漫画ではエレベーターの故障は日常茶飯事ですがそこで我慢出来なくなり
後輩が「飲みます!」、って流れなんですがその選択も笑えるしその光景もシュールだし
結局行為に及んだ挙句直ったと同時に行為してた事がモロバレっていうオチも笑えました
でも責任取ってって涙目で訴える先輩は物凄く可愛いですね
やってる事はバカなんだけど(笑 それに負けないくらい純愛的なエッセンスも溢れ出ている秀作。

「ゆるさないからァ・・・」は決めゴマだけあって破壊力抜群!!




◆HITOMI(2014年3月号掲載)

これはタイトルが秀逸ですよね~雰囲気出てる
単行本のタイトルこれでいいんじゃないでしょうか?(笑
内容も凄まじく姉と彼氏の行為を覗きながら自慰行為をする女の子の話で
それがやたら生々しく無性に背徳感を煽って来るのが実に素晴らしい作品に仕上がってます
恥ずかしがりながら涙ぐみながら震えながらちょっといけない道に入り込んでくドキドキ感が秀逸
しかも彼氏にモロバレしてて、その様子を見て燃え上がる彼も彼で実にアナーキックで良かったです

その後、姉が留守中の時に遂に行為を重ねる二人
玄関口でちょっと怯えつつ内心扇情的な気分になっているであろう妹の表情が実に上手すぎる
普段の作画が嘘のように暴力的でねちっこい行為描写は興奮を実直に煽ってくれます
何の色気もない子供っぽいTシャツが逆にリアルで官能的ですね。
扇情的なひとみの表情とタイトルはダブルミーニングである事が明かされるオチはダークだが印象に残る。




◆といがーる(2014年5月号掲載)

これは一度感想書いてますね
それにしても冒頭の超素朴でほのぼのした男女風景から考えると
後半の作画はギャップあり過ぎで素晴らしいなあ、って(笑
表情からして「少女」から「女」になってますもん
髪を下ろした女性の官能が存分に出ていてこれまた大満足の作品でした
かなりストレートな純愛模様に完全にノックアウトされてきいさんの漫画が大好きになった思い出の作品。

にしてもなゆたの恍惚の表情の数々は何度観てもイイですね。
セリフではなく表情でキャラの心情を語れるのはやっぱり新人離れしています。
最後のセリフは男であれば誰でも喜ぶであろう発明ちっくなセリフ!

あとこの話が載った5月号は全体的に超ハイレベルな号でした。












目次ページでは作家さんの名前の下にローマ字表記が載ってるんですが
「Kii」とか「ki」ではなく「KEY」なのがとてもオシャレだなあ、って思いました(笑
最近の快楽天はひげなむちも毎回良い作品を出してくるしベテランも頑張ってるしで読むの楽しい。


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ボクガール 1巻/杉戸アキラ

2014-05-19 21:45:28 | 漫画(新作)
















杉戸アキラ「ボクガール」1巻読了。




















これはとっても面白くて繰り返し読んでます。
所謂「性転換」をネタにした漫画ですが
主人公の瑞樹の可愛さが何度読んでも堪らないんですよね
凄く絶妙なんですよねキャラクターデザインが
限界まで突き詰めた中性感というか
イケメンと言えばイケメン
可愛いと言えば可愛い~っていうギリギリのポイントを突いてるキャラデザなので
正ヒロイン?の藤原さんと良い感じになってもそれはそれでニヤニヤ出来ますし
友人ポジションの猛とのアブノーマルな絡みも順当に興奮出来る
性転換ものの旨味は要所要所で押さえつつも正統派のラブコメとしてもしっかりと楽しめる
そういう「いいとこ取り」な感覚が読んでてカタルシス満天な1巻目でした
憧れのヒロインとの甘酸っぱい恋慕も自身の状況に於ける変化も両方面白がって読めたのが良かったですね
絵柄も可愛くてテンポもいい、細かいギャグも良い潤滑油になっててスムーズに読み切れたのもプラスでした
性転換ものが好きならば多分間違いない作品だと思うし、
そうじゃなくても「ラブコメとして」面白い漫画だと思うので
ラブコメ好きなら是非チェック推奨な作品です
めちゃくちゃ面白かったですね。

また、瑞樹の他のキャラクターが天然だけどすっごく良い人な藤原さんだったり
友人ポジションでありながらある意味主人公の相手候補(?)かもしれない猛は
ちょっと無防備な瑞樹をちょこちょこ助けてくれる格好良くて頼れる男として描かれてたり
読んでて変なストレスがないというか
終始展開だったりキャラクターの表情にクスクスニヤニヤ出来た印象で
そこもまた気持ち良く読める要因なんじゃないかと思いました
瑞樹は可愛いし時にカッコいいし、
藤原さんはちょっと天然入ってて可愛いし
猛は読者にとってもすっごく頼りになる良い男で心証もいい、という
メインキャラクターの性格だったりディティールがきちっと練られてるのが実に良いですね
展開自体も性転換ものお約束のハプニングを順当にこなしつつ心情の変化も描いていく至極丁寧な流れで
もう何も考えずに読んでオートマティックにニヤニヤ展開を味わえるレベルの漫画だと思います
メインキャラがきちんとしてるので読んでて安心感があるし感情移入も出来る、という。


それにしても「見ようによっては女の子にも見える」ってデザインはやっぱり素晴らしいですね
「女の子にしか見えない」んだったらここまで瑞樹を可愛く思えなかったと思う
前者だからこそふとした瞬間に見せる女の子っぽい表情や仕草、格好にドキドキしてしまう
正に猛の心情に思いっきりフィットしてしまう、
それほどの主人公兼ヒロインだと思います
要するに「ギャップ」ですね
そんなギャップを感じさせる破壊力抜群のシーンが出し惜しみもなく次々と投入されるので
この主人公を好きであればあるほど読んでて堪らなくなる漫画なんじゃないかと
正直私なんかは読んでて妄想が膨らんじゃってどうしようもないですね(笑
ある意味性転換漫画の主人公としては正に「ベスト」とも言えるようなキャラデザだと思います
サービスカットもちょこちょこ挿入されててその意味でも退屈しなくていいですね
でも何より瑞樹の表情の数々こそが一番グッとくるし可愛いなあ、と思う
むしろ「可愛い」では物足りない
「可愛すぎる」って言葉で表現したいくらい個人的にはツボにハマったキャラクターです

実は本誌でも読んでてこの先更に出し惜しみなくどんどん良い展開を連発していくので
早く2巻3巻と刊行されて改めてニヤニヤしっぱなし状態になりたいですね(笑
ラブコメ大好き人間としてはご褒美のような1巻目でした。
取り敢えず瑞樹をどうにかし(略
















しかしまあ、最後の7話の威力はビックリするくらいに高いな
女の子の服を着るという辱めに加えてハマった瑞樹が見せる最高の表情に
だからこそ無邪気に接して来る藤原さんにドキドキする瑞樹の心情~、と
この漫画の良い部分が全部出てた気がする
もうほぼ全部が好きな漫画だし読んでて単純に元気になるのでこれからの展開にも期待大です
可愛くて色気があるって素晴らしい!



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