遊戯(ゆげ)

世の中は、なるようになるわ。
あきらめないで、悠然と生きる事を楽しむ・・・・
それが遊戯(ゆげ)の心です。

風の電話

2015-03-30 | Weblog
2011年3月11日の東日本大震災の被害は、誰も想像しなかった程の大災害でした。
あれから 4年過ぎましたが、まだまだ完全復興には至っていません。


家族を無くした人には、
永遠に悲しみが消えることは無いでしょう。


昨日は、お寺の永代経でした。
住職が、最後に、「風の電話ボックス」の
話をされました。震災後、一ヶ月で、自宅の庭に電話ボックスを設置したひとが居ました。
岩手県大槌町の庭師、佐々木 格さんです。
突然の災害に、愛するひとをさらわれた人の心の内を話してもらい、
重圧の半分でも、この電話に置いていって欲しいと。

線は繋がっていませんが、会えなくなった人に心を届けます。
大津波にさらわれて帰ってこない人に、心の内を話してくださいというものです。

はじめの頃は、「助けてあげられなくてごめんなさい。」
という内容が多かったのですが、今は、報告に変わってきているとか。
新しい家族のことや、人生の節目のほうこくなどに変わってきているそうです。

電話のあと、備え付けのノートに思いを書いて行かれるそうです。

急に会えなくなった人と
交信する手段としての 心の電話。

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