時をかけるテレビ

80歳の決意

～元兵士達の日米野球～

元アメリカ兵から、

戦った日本人兵士と

野球をしたいと

それに応募した80歳の

特攻隊の生き残り。

彼らの中では、戦争は

まだ、終わってない。

未だに洋食は食べない人。

自分だけが生き残り

若くして逝ってしまった友への

申し訳ない思いが、

今もあるという人。

ハワイで、

日米の選手が

出会った。

お互いが、加害者で

お互いが被害者だった。

昔の兵士達は

お互いの想いに気付き

饒舌になる。

まだまだ、わだかまりが

あり、交流できない人も。

試合はアメリカの圧勝。

しかし、ゼロ戦

乗りだった人は、

特攻隊の攻撃を受けて

船が沈み沢山の戦友を

亡くしたと言う、元

米兵の話を聞き、

戦争は終わったのだと

お互いに、心を割って

握手ができた。

「何もかもが最高だった」

と言っていた、アメリカチームの一人が、帰宅してから眠ったまま、亡くなった。

昔、敵だった人たちが、

野球をすることで、

友人になった。

67年たって、友達に

なった。

参加しなかった人は、

「繰り返すけど、

誰にも恨みはないんだ。

ただ、自分の気持ちをどうすることもできないんだ。」

67年経過しても

戦争は、

ずっと、終わっていなかった。

世界中の戦いが

終わりますようにと

願わずにはいられない。

「あったことは、忘れることは

できない。

ただ、許すことは

出きるのだ」