遊戯(ゆげ)

世の中は、なるようになるわ。
あきらめないで、悠然と生きる事を楽しむ・・・・
それが遊戯(ゆげ)の心です。

桐島部活やめるってよ

2013-07-24 | Weblog
朝井 リョウ 著
集英社文庫 刊


話題になったのに、タイミングが合わなくて、映画を観そびれてしまったので
本を買って来ました。

今日は家族の通院のための待ち時間が三時間くらいあったので、めでたく読了しました。

ただ、病院や喫茶店で読んでいると、雑音が多くて、感情移入がしづらいのを発見しました。

群像劇の様相があるので 人間関係を何度か遡って、理解しようとつとめなければなりませんでした。


朝井リョウという若い作家の青少年についての洞察は深く

忘れていたものを思い出しました。

映画も観たくなりました。

スター的な存在の高校生、かっこよい高校生、地味で、目立たない存在の高校生、

目立たなくて、ダサいと言われている人が、光輝いているのを作者は見逃さないし、

軽い女の子の価値観をさりげなく風刺しているし、

様々な人生を見て興味深い作品でした。

桐嶋君はバレー部に戻ってくるのかしら?
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