遊戯(ゆげ)

世の中は、なるようになるわ。
あきらめないで、悠然と生きる事を楽しむ・・・・
それが遊戯(ゆげ)の心です。

西川 悟平

2021-03-16 | 写真
七本指のピアニスト
西川 悟平さん

昨日の[サワコの朝]の
ゲスト。

ピアノを始めたのは、15 歳
(1989年)
プロとしては遅い。 

(1999年)
ニューヨークミュージックセンターコンサートで、デビッドブラッドリー氏に認められ、ニューヨークへ渡る。しばらく、
ニューヨークで活躍していたが、
(2004年)突然、コンサート中に、指が動かなくなった。

ジストニアという中枢神経系の運動障害とわかる。
一生、ピアノは弾けないと医者に言われたが、必死でリハビリして、七本の指は動かせるようになった。

うつうつと過ごしていたが
ある日子どもたちから
ピアノを、弾いてくれといわれ、きらきら星を弾いたら、子どもたちは大喜び。動かない指を見られるのが嫌だったが、子どもは全く気にしない。その事で自信を取り戻し、動く指だけで演奏を始めた。

自宅に、居るとき、鍵をし忘れ、二人組のどろ棒に入られた。
どう言う生活をしたら、こんなふうに人の家に入りヒトの物をとるという行動に出るのかと聞くと、幼少期から、親に虐待されていた。食べ物もまともに与えられないひどい生活だった。

その話を聞いたら気の毒になり、何でも盗って良いよと言った。

二人組は、物色しているうちに、カーネギーホールの、写真やトロフィーなどに気づき、ピアニストか?
すごいなあ。きょうは自分の誕生日だから、ハッピーバースデーを弾いてくれないか?という。
ピアノを弾くと、涙を流して喜び、自分の誕生日を祝ってもらったのは生まれて初めてだと。

感動した二人は、盗んだ物を全て返して、「鍵はかけろよ!」と言って出ていった。


西川さんは、『病気は、自分にとっては、ギフトだと
思います』と、語った。



素晴らしいなあ。
困難に負けず、新しい力を切り拓く勇気に、拍手を
贈りたい。



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