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eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

自動車販売で、中国が米国をこえる

2009-02-04 21:25:14 | 読書/新聞/映画など
転機というものは、このようにやってくる。

あの世界一の自動車大国アメリカが、自動車市場世界一をゆずる日がこんなに早くやってくるとは。

2009年1月の米国の自動車販売台数の速報では、前年を37%も下回って約66万台だった。GMの発表では、中国では、約79万台の販売と推計されている。

大差で中国が、世界最大の自動車市場となった。

きょうの日経新聞夕刊がトップで報じています。

いま、世界史的な転機が、さまざまに進行している。





平均残業11.35時間

2009-02-04 16:13:41 | Netlearning,Inc.
ネットラーニングは、残業時間なしのはげしいベンチャー企業をめざしています。

1月20日までの1か月の役員・年俸者をふくむ全社員平均残業時間は、11.35時間です。残業手当対象者の平均は、8.49時間でした。

3月末までに、月平均5時間以内とすることをめざしています。

さらに、2009年度には、かぎりなくゼロへ近づけたい。



不況でネット取引好調

2009-02-03 14:29:28 | 読書/新聞/映画など
昨日の日経新聞夕刊は、トップで、「ネット経由 不況で拡大」という記事をのせています。

楽天や、ヤフーのインターネットによる通信販売は、利便性や値ごろ感から、12月には前年比20%ほどの伸びをみせているという。なかでも、調味料や弁当の材料などは、40%から2倍というめざましい伸びです。

ネット銀行の預金残高も40%の伸び、損保契約も伸びている。株式でも、個人の売買代金の約7割をネット証券5社がしめている。

記事にはありませんが、もちろん、eラーニングも大きく伸びています。



300万人カウントダウン

2009-02-03 11:49:01 | Netlearning,Inc.
ネットラーニングが提供するeラーニングコースウエアの受講生は、まもなく300万人に達します。

1月末ののべ受講生数は、2,965,052名です。

ちょうど「300万人記念セミナー」の2月6日、または、数日あとに300万人目の受講生が学習を開始する見通しです。カウントダウンがはじまりました。

300万人目の受講生の方には、記念品を差し上げる予定です。

わたしたちにとって、これほど多数の方々に受講いただきながら、2008年度の修了率が92%に達していることは、うれしいかぎりです。




成功事例から活用事例へ

2009-02-03 11:38:12 | eLearning
この1年間のeラーニングをふりかえってみますと、劇的な不況局面であるにもかかわらず、日米ともにeラーニング市場は、たくましく成長しています。

eラーニングが、大きく変化しつつあるのも、この1年間の特徴です。

また、eラーニングが多様にさまざまなシーンで活用されるようになったことも目立っています。

このようななかで、ユーザ企業が求めているのは、多様な活用事例です。これまでもなんどかのべてきましたように、かつては成功事例が求められていました。しかし、いま求められているのは、もっと本格的に、もっと多様に活用する事例です。

2月6日に開催します300万人記念セミナーでは、ご利用いただいている企業様から直接活用事例をご報告いただきます。


『予想どおりに不合理』

2009-02-01 17:46:53 | 読書/新聞/映画など
アメリカで、2008年のアマゾン・ビジネス部門第一位のベストセラーです。

最近読んだ本のなかでも、とくに興味深かったひとつです。

ダン・アリエリー著『予想どおり不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」』早川書房、2008年11月20日、1800円+税

人々の選択や行動は、「予想どおり」不合理なのだ。企業は、販売や価格戦略にうまく活用している。比較をうまくつかって恋愛にも役立たせる実験結果も。あるいは、自分の判断や行動をみなおすきっかけにもなりそうです。

最初に、ひとびとは、ものごとの価値をほとんど絶対的に評価することがなく、相対的に比較して判断している事例がでてきます。おとりの比較を組み込めば、選択を簡単に誘導できる。また、最初の判断が、のちのちの判断に強く影響することも。

あるいは、同じ薬でも高く買った人のほうがよく効くなど不思議な暗示の力や、誠実な人がどんなときに不正を働くのかという実験などもあります。

また、人は興奮状態の自分の判断を予想できるのかという実験もあります。この本の実験では、性的な興奮状態のときの自分の判断の大きな変化をほとんどだれも予想できていません。

このようなさまざまな実験のなかには、教育に関するものもあります。著者は、3回提出させるレポートの期限について、クラスごとに3つのちがう条件を設定して結果の成績を比較してみます。

最初のクラスは、3つとも学期の終わりまでにだせばよい、時期は自由とします。つぎのクラスでは、自分で3つの提出期限をきめてそれまでにだしなさい、最後のクラスでは、3つの提出期限を適当な間隔で先生が指示しました。

成績は、逆の順です。期限が決められていたクラスが一番よい、自分で期限を決めたクラスがそのつぎ、自由だったクラスが最悪です。

この教育に関する実験は、教育研修を提供するわれわれにとっても、示唆をうけるところがあります。

このほかにも、なぜ人々はダイエットを継続できないのかなど、面白いテーマや実験が満載です。

ところで、この本にもパレスチナの影があります。著者はイスラエル出身の大学教授です。徴兵され軍事訓練中に全身にやけどを負い3年間の闘病の中で、ひとびとの行動の不合理さにきがつきました。

著者は、人々の「合理的な行動」を前提にした市場主義経済を批判しています。