昨日のeラーニングに関するミニ講演で、「SCORM対応だと多機能にならないのは、なぜですか?」という質問がありました。eラーニングのプラットフォームであるLMS(ラーニング・マネージメント・システム)の標準化についての質問です。
SCORMは、標準化です。したがって、標準化の対象になっている機能と、対象になっていない機能があります。標準化の常として、対象がかなりせまく限定されているばかりか、新しい技術は対象外となるのもやむをえません。
したがって、標準化されている範囲内に限定すると、機能はプアなものにならざるをえません。
現実には、SCORMに対応しているLMSでも、標準化対象外の機能を付加せざるをえなくなっているものもすくなくありません。しかし、その結果、SCRORM対応のLMSどうしでも、本来の目的である互換性が失われるというジレンマがあります。
SCORMには、そのほか、最新バージョンのSCORM2004対応のLMSがきわめて少ないという矛盾もあります。大半が、ひとつ前のSCORM1.2対応となっています。せっかく最新バージョンを導入しているLMSも、本来の目的である互換性を確保するにも対象となるLMSの数が少なすぎます。
さらに、SCORM2004以降のバージョンがでる見込みがまったくないことも今後の行く末を示しています。
イントラネット型LMSが終焉にむかい、SaaSが一般化することにより、最終的にSCORMは歴史のなかに消えていくことはまちがいないでしょう。
ビジネスの観点からいえば、SCORMを採用してきた企業のなかでも、いちはやくSCORMから脱出するビジネスモデルをとる企業もあれば、残存者利得で、とりあえずSCORM対応の数少ない企業として役割をはたそうという企業もあるでしょう。
わたしたちからみていますと、ユーザ側では、すでにSCORM対応にほとんど関心がない状況になりました。
SCORMは、標準化です。したがって、標準化の対象になっている機能と、対象になっていない機能があります。標準化の常として、対象がかなりせまく限定されているばかりか、新しい技術は対象外となるのもやむをえません。
したがって、標準化されている範囲内に限定すると、機能はプアなものにならざるをえません。
現実には、SCORMに対応しているLMSでも、標準化対象外の機能を付加せざるをえなくなっているものもすくなくありません。しかし、その結果、SCRORM対応のLMSどうしでも、本来の目的である互換性が失われるというジレンマがあります。
SCORMには、そのほか、最新バージョンのSCORM2004対応のLMSがきわめて少ないという矛盾もあります。大半が、ひとつ前のSCORM1.2対応となっています。せっかく最新バージョンを導入しているLMSも、本来の目的である互換性を確保するにも対象となるLMSの数が少なすぎます。
さらに、SCORM2004以降のバージョンがでる見込みがまったくないことも今後の行く末を示しています。
イントラネット型LMSが終焉にむかい、SaaSが一般化することにより、最終的にSCORMは歴史のなかに消えていくことはまちがいないでしょう。
ビジネスの観点からいえば、SCORMを採用してきた企業のなかでも、いちはやくSCORMから脱出するビジネスモデルをとる企業もあれば、残存者利得で、とりあえずSCORM対応の数少ない企業として役割をはたそうという企業もあるでしょう。
わたしたちからみていますと、ユーザ側では、すでにSCORM対応にほとんど関心がない状況になりました。
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