eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

eラーニングは、補助的な教育手段か?

2008-04-23 13:23:43 | eLearning
eラーニングは、基礎教育にしかむかないとか、補助的な教育手段であるとかというような見方は、まだ残っています。

初期のころは、むしろそのような見方のほうが多数でした。eラーニングを提供する企業の側にも、そのような説明をするところも少なくなかったのです。

ブレンディングという考え方も、この流れのなかにあります。

「つかわれないeラーニング」という現実に直面して、多くのeラーニング企業がその解決策をマルティメディアとブレンディングにもとめたという経緯もありました。もともと、LMSとコンテンツさえ用意すればeラーニングは活用されるという考え方に問題があったのですが、ネット回線が太くなりマルティメディアが使えるようになれば、きっとeラーニングを使ってもらえると未来へ逃げたり、先生が存在する教室の補助手段であれば使われるのではないかと考えたりしたものです。

しかし、eラーニングは、このようなものではありません。

ネットラーニングは、eラーニングを、人類が獲得したまったく新しい教育方法だと考えてきました。いずれ、教室による教育よりも一般的になります。

もし、補助的な教育手段であると考えるならば、本来のeラーニングがもっている機能や役割をひきだせないことになります。ブレンディングもその一つです。eラーニングを補助的な位置におくブレンディングでは、eラーニングの力を十分に引き出すことはできません。ブレンディングそのものが、教育全体において、補助的な役割にとどまります。

eラーニングがもたらすものは、教育革命です。教育と学習というもののあり方を大きく変えていきます。

いずれ、eラーニングが、人類の基本的な教育方法になります。また、集合教育の多くも、ネット教育が取り込んでいきます。








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