eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

ラーニングとインストラクション

2009-10-14 18:26:06 | eLearning
いうまでもなく、ラーニングとインストラクションはまったくちがう概念です。

教室での教育は、これまで十分な歴史と経験をへて豊富な教育理論が構築され、また時代とともに変遷しています。

一方、自学自習は、これまで十分な学習理論が構築されてきたとはいえないでしょう。自学自習は、書籍や教材、通信教育、ラジオ・テレビなどをつかって孤独に行われてきたものです。ラーニングは本来個別的ですが、これまでの自学自習では、学習プロセスはまったく個人にまかされた世界です。したがって、学習理論の構築がむずかしかったともいえます。

しかし、ラーニングの新しい形であるeラーニングは、これまでのラーニングとかなりちがいます。

学習履歴を活用して、学習プロセスを分析しながら指導員がサポートや指導をおこなうことができます。また、学習者どうしのコミュニケーションや、協同学習もできます。

このまったくあたらしいラーニングであるeラーニングにおいては、学習プロセスのデザインというまったく新しい課題が生まれています。コースウエアのデザインをふくめて、ラーニング・デザインとその理論の確立が課題です。

ラーニングに関する教育理論、ラーニング・デザインの理論を実際に即しながら構築する作業に、われわれも貢献したいと思います。

現状は、「インストラクショナル」・デザインという混乱したものがまかりとおっています。





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