さるびあ丸は、午前9時すぎに、八丈島底土港につきました。
海はいい。
低く雲がたれこめて、わずかに白波がたつ海を、雨がつつむ。オオミズナギドリが、大きな波の海面すれすれに、波間に隠れ、波に沿ってすべるように飛んでいます。
低い雲の下に右手にわずかに見え始めた八丈富士の裾野。うねりにのって大きくゆれながら、さるびあ丸がぐんぐん島に近づいていきます。
三宅島に到着したのは、午前5時ごろ。300名ほどの大勢の観光客が、雨の中をかさをさしながら降りていきました。
船の中でたくさん本を読もうと持ち込んだのは、誤算でした。竹芝桟橋をでて5分も発たないうちにぐっすり眠りにおちて、三宅島で少し目をさまし、御蔵島は着岸できたのかどうかもわからず、眠りほうけていました。1ページも読んでいません。
きょうの八丈島は、いまも、雨が降りしきっています。
咲き始めた真っ赤なデイゴと、わたしが好きな庭のベンチも、雨にぬれています。
海はいい。
低く雲がたれこめて、わずかに白波がたつ海を、雨がつつむ。オオミズナギドリが、大きな波の海面すれすれに、波間に隠れ、波に沿ってすべるように飛んでいます。
低い雲の下に右手にわずかに見え始めた八丈富士の裾野。うねりにのって大きくゆれながら、さるびあ丸がぐんぐん島に近づいていきます。
三宅島に到着したのは、午前5時ごろ。300名ほどの大勢の観光客が、雨の中をかさをさしながら降りていきました。
船の中でたくさん本を読もうと持ち込んだのは、誤算でした。竹芝桟橋をでて5分も発たないうちにぐっすり眠りにおちて、三宅島で少し目をさまし、御蔵島は着岸できたのかどうかもわからず、眠りほうけていました。1ページも読んでいません。
きょうの八丈島は、いまも、雨が降りしきっています。
咲き始めた真っ赤なデイゴと、わたしが好きな庭のベンチも、雨にぬれています。