民到于今受其賜(憲問第十四の18)
民今に到るまで其(管仲のこと)の賜(シ)を受く
一般大衆は今日まで管仲のおかげで、安穏で文化的な日常を過ごしている。
前節と同様に、今度は子貢が「管仲は仁の人とは言えませんよね」と、聞いたときの孔子の答え。
示した文の前では、
桓公を補佐して覇権を握らせました、と言い、
示した文の後では、
管仲がいなかったら、人々の野蛮な生活は続いていたでしょう。そこらの人間の死と管仲の死(殉死しなかった)とをいっしょにすることはできません、と言っている。
徳川家康でいえば、本田正信でしょうか、天海でしょうか?
豊臣秀吉でいえば、竹中半兵衛でしょうか?
いやいや、孔子がこれほどまでに絶賛するわけですから、民政の安定を重視した管仲は、これら思いつく参謀とは人間としての大きさが桁違いだったに違いありません。
確か宮城谷昌光の小説があったように思う。読んでみようか。
民今に到るまで其(管仲のこと)の賜(シ)を受く
一般大衆は今日まで管仲のおかげで、安穏で文化的な日常を過ごしている。
前節と同様に、今度は子貢が「管仲は仁の人とは言えませんよね」と、聞いたときの孔子の答え。
示した文の前では、
桓公を補佐して覇権を握らせました、と言い、
示した文の後では、
管仲がいなかったら、人々の野蛮な生活は続いていたでしょう。そこらの人間の死と管仲の死(殉死しなかった)とをいっしょにすることはできません、と言っている。
徳川家康でいえば、本田正信でしょうか、天海でしょうか?
豊臣秀吉でいえば、竹中半兵衛でしょうか?
いやいや、孔子がこれほどまでに絶賛するわけですから、民政の安定を重視した管仲は、これら思いつく参謀とは人間としての大きさが桁違いだったに違いありません。
確か宮城谷昌光の小説があったように思う。読んでみようか。