水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

三鷹市長メルマガ(3)

2008-01-25 11:41:33 | 三鷹・市政
 直近の三鷹市長メルマガに、「ペットと暮らす」と題し、市情報推進室課長が短文を寄せている。

 ご本人の経験から、「ペットと暮らすということは、犬や猫の成長も老化も見届け、生ある限り共に暮らすということ」と、世のペットブームに警鐘を鳴らしておられる。

 それにしても、犬や猫も長寿・高齢化している(昔の犬の寿命は7~8年だったが、今は12~13年)、とか、現在日本で飼われている犬・猫の総数は、平成生まれの人口(2081万7千人)より多い、とか教えていただくと考えさせられる。

 我が家では犬猫ペットは飼わない。人間だけで、生き物に十分満足しているから。
しかし皮肉にも、狭い庭は、近隣で飼われている猫のトイレだ。家人の日課の大仕事のひとつが、この糞の始末。
ときどき、猫の侵入を拒否する、ガードの硬いお宅を見かける。その気持ち、よくわかる。しかし、猫も必死だろうから、完全シャットアウトは難しいだろう。
そこで、「見つけた時に、水でもかけようか」と言うと、家人から「人様から、”動物虐待の家”とか言われたらどうするの。やめて!」と返ってくる。どうすりゃ、庭の猫用トイレ化を、防ぐことができるのか。

 ペットをお飼いになっている方々は、こんなこと、当然ご存知なのでしょうね~。ご自分方だけが楽しければいいのでしょうかね~。

 市の課長がおっしゃるように、ペットを飼うなら、(シモの世話まで徹底的に)きちんとしてほしい。

 

サステナブル度都市調査一位(4)

2008-01-24 08:44:17 | 三鷹・市政
 標記調査の環境保全度部門は、三鷹市が1位、スコア67.1、格付け評価A。2位横浜市のスコア63.7を大きく引き離し、ぶっちぎりのトップだ。なぜだ?

 環境保全度の評価は10分野48指標でなされた。「各指標の配点は基本的に1点とし、指標の数に関係なく分野ごとに偏差値化、該当する分野のスコア(得点)とするとともに、10の偏差値の平均値を環境保全度の総合スコアとした」と、方法を説明している。

 三鷹市の、上記10分野のスコアはいずれも高い。が、土壌汚染防止およびエネルギー対策のスコアがそれぞれ82.0、79.4と、異常に大きい。こんな異常偏差値が出るのは、まず一般に、設問に問題あり、と考えるべきです。そして一方、この二つの数字の大きさが、三鷹市のスコア67.1に大きく貢献した。

 エネルギー対策では10の指標が設定されていて、そのほぼ全てが、イエスかノーを求める設問だったようだ。
本文の説明によると、三鷹市は「太陽光発電・風力発電導入に対する補助制度が充実している」そうだ。市報などを見ていると、市が省エネに尽力しているのはよくわかっていたつもり。

 土壌汚染対策では、設定された指標がたった三つ。しかも、重金属類調査の実施頻度、その環境基準達成率、およびダイオキシン調査環境基準達成率、だそうだ。
これでは、評価できるほどの、ばらつきを持ったデータは得られないでしょうに。
したがって、この分野の評価結果を重視してはいけない。

 ということで、三鷹市の環境保全度は、土壌汚染対策を評価の対象からはずすと、全国的に「ぶっちぎのトップ」とはいかなくなるだろう。まあ、それでもAランクは維持できるかもしらぬ。しかし、

 三鷹市発表の、平成18年度環境保全のあらまし、によると、
 
 1 2箇所の児童遊園地で、重金属汚染調査が実施され、環境基準超過なし
 2 3箇所の公園等で、ダイオキシン調査が実施され、環境基準超過なし

 こんな事実でもって、「土壌汚染対策が全国1位となるほど進んでいる」なんて、恥ずかしくて、言えないでしょう。



 

サステナブル度都市調査一位(3)

2008-01-23 10:31:54 | 三鷹・市政
 先週の記事に書いたように、標記の調査で、三鷹市の社会安定度は、スコア48.1、格付評価B、順位269。あまりよくない。どうしてか?

 評価のための指標を19選んだようだが、なぜそれらを選んだか。その説明はない。
ま、それはいいか。問題は、19の指標について、それぞれ偏差値を求め、その平均値でもって評価した、こと。これはおかしい。その平均値の偏差値で評価すべきではないの?

 ということで、数字を出してみると(面倒になって、検算をやめたから、答えは正確ではないかも)、示されている各市の社会安定度の、全国平均は48.1、標準偏差は4.28と出た。

三鷹市のスコアは平均値と同じで48.1。したがって、偏差値は当然50、格付評価がBB(論文ではB)となる。
ちなみに、武蔵野市のスコアは52.1で、これを偏差値にすると59、格付評価はBBB(論文ではBB)。スコアの最大は高山市の55.5で、これを偏差値にすると67、格付評価はA(論文ではBBB)。

 三鷹市の順位269は変わるわけではないが、標準偏差の小さな母集団の話なので、この評価軸による互いの比較はあまり意味がないのではないか。
むしろ、スコアが飛びぬけて小さな、最下位の愛知県弥富市(スコア23.6)、ブービーの福岡県みやま市(スコア24.2)などを検討すると、問題点が浮きあがってくるかもしれない。

 とにかく、施策の重点を、高福祉に置いている三鷹市として、社会安定度269位という結果は、ちょっと恥ずかしいのではないか。武蔵野市の59位ぐらいまでに上げておいてほしい。

 

市町村決算状況ランキング

2008-01-22 08:33:35 | 三鷹・市政
 総務省公表の決算カードをデータ化した、市町村決算状況ランキングから、面白い項目を抜き出してみる(ただし、町村は除き、市のみのランク)。

・議員一人当たりの議会費
 高額順三鷹市41位(20490692円)、高額1位大阪市(34610114円)、低額1位つがる市(4960779円)
 つがる市並に、とまではいうつもりはないが、三鷹市の議員さん、ちょっと使いすぎではないですか。ちなみに、武蔵野市は16235107円だ。

・住民一人当たりの借金
 高額順三鷹市130位(275960円)、高額1位歌志内市(1689180円)、低額1位知多市(140973円)
 リーダーの資質の差が、結局こんなところに出てくる。選挙にはまじめに参加しなければならぬ。

・財政力指数
 良い方から三鷹市16位(1.26)、最高愛知碧南市(1.72)、最低歌志内市(0.11)
 報道では、夕張市が有名だが、歌志内市もひどそうだ。どうして、目立つとこにのみ取材が集中するのか。

・一世帯当たりの平均人数
 小さいほうから三鷹市4位(2.094人)、最多尾花沢市(3.730人)、最少武蔵野市(1.980)
 核家族化進行の行き着いた先か。田舎に祖父母と父母がいて、子供たちは大都市近郊で一人所帯、ということだろう。

・入湯税から推定される温泉利用者数
 多いほうから三鷹市20位(2533人)、最多日光市(2896500人)、最少武蔵村山市(60人、たぶん0人とカウントされる自治体はランクから除かれているはず)
 なんだ、なんだ?三鷹市内に温泉あるのか?東八道路沿いの施設か?一度いってみるべ~。


解説員として(27)

2008-01-18 08:51:52 | 水車解説関連
 昨日は解説当番日であった。
 寒さの底ではないか、という天気予報がでていたため、厚着し、かつ気合を入れて家を出た。快晴ではあったが、風が強く、久しぶりに「関東平野の木枯らし」を体感した。
水車小屋内部も、まるで冷凍庫の中にいるような寒さで、歯がガチガチ鳴った。

 そんな悪条件の中、4人(ひとりづつ)もの見学者があった。女性2、男性2。市内2、他市区2。本当にありがたいことです。

 解説の担当ではなかったが、独身時代を過ごした近隣風景を心に残そうと、近々結婚する予定の女性が立ち寄ってくださった。ロマンティックだな~。

 中年の男性。
「昨日、テレビの「地井散歩」を見て、ここだと気づき、きてみました。野川沿いをよく散歩しているのですが、この施設の存在を知りませんでした。なかなか、いいですな。」
「是非、ご家族、ご友人に紹介してください」

 昨日のテレビでは、屋敷内での座談がメインだったらしい。この施設は、なるべくあるがまま、生活臭を消さずに保存されようとしている。このため、金をかけずに、テレビのセットとして使うには、うって付けかもしれない。「地井散歩」は三回目だったか。


 管理担当のI氏によると、最近、解説員の無通知欠勤が目立つそうである。
ボランティアであるにもかかわらず、中に、こういう、人様に迷惑を掛ける人がいるなんて、実に不愉快。

 

 


サステナブル度都市調査一位(2)

2008-01-16 10:20:15 | 三鷹・市政
 三鷹市の経済豊かさ度、スコア62.3、格付け評価A、順位27位。

 構成指標として、財政力指数、起債制限率、実質公債費比率、住民一人当たり住民税課税対象所得額、を採用し、個々の指標ごとに偏差値を出し、その平均値を経済豊かさ度とした、ようだ。

 市のHPで、財政力指数が1.26であることを知った。財政需要の1.26倍の財政供給があるわけだから、豊か、といえるのだろう。

 「三鷹市は借金が多いんだよね」なんて聞いたことがある。周辺市と比べると、下のようになった(単位%、平成17年度市区町村決算状況ランキングより(インターネット検索でこんなデータがすぐに出てくる。本当にすごいことだ))。

       起債制限率   実質公債費比率 一人当たり借金
三鷹市     9.3        13.1     約27万
武蔵野市    4.7        5.4     約20万
府中市     8.2        7.8     約18万
調布市     7.6        12.8     約19万
小金井市    7.8        12.2     約24万

 平成19年度の予算書によると、一般会計歳出計約550億円のうち、借金返済が約8%だ。この借金負担が学校建物改築や市庁舎新設に、悪影響を与えているのであろう。

 市収入の約二割が固定資産税、約三割が個人住民税であるのに対し、法人住民税は一割にも満たない。この辺が、三鷹市の財政強化を図るための攻め口か。

 
     

サステナブル度都市調査一位(1)

2008-01-15 10:35:22 | 三鷹・市政
 日経グローカルという雑誌に発表された論文によると、三鷹市は、サステナブル度都市として、全国460市のうちで一位だそうだ。なぜ一位になったのか。今までに、12/17日号と1/7日号とを読んだ。

なお、グローカルとは、グローバルとローカルを合成した和製カタカナ語だそうだ。

 この論文は環境保全度、経済豊かさ度、社会安定度 の三つを評価軸として、都市のサステナブル度を格付けしたものだ。論文としては、偏差値が正規分布に立脚した統計値である、ということを忘れたか、と思われ、ちょっと~。
このように、数値化の手順をまだ完全にはトレースできていないし、使った手法に疑問もあるのだが、出された結論を是とし、三鷹市の立場にたって吟味しておくことも意義があろう(当然、三鷹市役所の頭脳も分析している、と信じる)。

 詳細な議論は、ゆっくりやるとして、まず、次の数字が460市一覧に示された三鷹市のものだ。なかなか面白い。


         スコア       格付け評価     順位 

環境保全度     67.1          A       1

社会安定度     48.1          B      269

経済豊かさ度    62.3          A      27

総合        61.2          A       1


 スコアは、一般に知られた「偏差値」と考えて、よいようだ。順位は、偏差値の高いほうから何番目か、ということ。そして、格付けとスコアとの間に次の関係付けをしたようだ。

 格付け  AAA AA A BBB  BB B CCC CC C
 スコア   80   70 60  55   50 45  40   35 30

なぜ三鷹市の、環境保全度が1位で、社会安定度が269位なのか。
社会安定度の順位を上げるためにはなにをしなければならないか。
などなど、いろいろ考えるべき種が出てくる。何回かに分けて、書き留める。


 

神田川上流懇談会(4)

2008-01-10 18:18:16 | 雑感(2)ボランティア活動
 今日は、神田川上流懇談会に出席した。応募ボランティアの委員だから。

会の構成はなかなか大所帯だ。神田川上流域に含まれる7区市から、総計15人の市民委員。7区市から1名づつの職員、都から8人、総計29人だ。さらにうしろに事務局が4~5人控えている。

 今日の話題は、都三建が神田川の水量・水質・生物についての現状を、下水道局が最新の事業紹介を、市民委員のひとりが、合流式下水道の問題と改善案を、発表した。

 質疑まで聞いて感じたのだが、行政と市民との意見がかみ合わず、もどかしかった(いつもの自分なら、ここでワーワー発言するのだが、今日は、タイミングを失し、なんの発言もせず)。

 なぜ、議論がかみ合わないのか、かみ合わすためにどうすればいいか、考えた。

 たぶん、行政側が、目標を公然とかかげることができれば、議論がかみあうようになる。
例えば、今後△△年の間に、洪水流下最大流量を○○○m3/km2、平水水量を○○m3/km2、水質環境基準類型を××にまで引き上げる、というような目標を行政がかかげ、それを達成するための事業を起こすようにする。
そうすると、市民サイドからの目線も焦点がしぼれるようになり、議論もかみあおう。今のままでは不毛だ。もったいない。
目標設定とは今はやりのマニフェストをつくるということ。これをやると、事業や仕事の内容が明確になるので、行政はやれないだろうな~。

 下水道局の人の話を聞いていて、土木工事を作り出すために膨大な税金が費やされているのではないか、と感じた。









 

解説員として(26)

2008-01-09 18:21:21 | 水車解説関連
 今日は、昨夜連絡を受け、急遽ピンチヒッターとして解説に立った。管理担当の人もピンチヒッターであった。季節柄、予定の方々の体調が優れなかったのであろうか。心配だ。
年齢がいくと、いつ何が起こるかわからない。たとえボランティアであっても、多少でも責任があるのだから、迷惑をかけぬよう、自分自身の問題として、体調には気をつけよう。

 見学者は、総計20~30人ぐらいであったろうか。ただし、そのうち、15名の団体がひとつあった。今日は、なんか、写真にこだわっている人が多かったように感じた。

 どの見学者の場合も、次の見学者が待っているために、説明が不足気味となってしまった。寒いなか、立ちんぼで待たせることが心苦しく、どうしてもこうなってしまう。多少次ぎの方々にお待ちいただいたとしても、はしょらず、きちんと説明をしておくべきであったかもしれない。

 なぜなら、こんな時期に見学に来る奇特な方々は、それなりに何かを求めているはずだからだ。今日の反省は、この辺か。見学者からの疑問をうまく引き出せなかったように思う。

俳句

2008-01-07 09:40:18 | 雑感(1)日常
 現役を退き、隠居してからはじめる趣味のひとつに、俳句がある。我流に徹し、時々ひねる。いまさら先生についたり、句会に入ったりするのはかったるく、その気はない。形やきまりごとを無視しているが、それでも最近、「難しい」と、悩むことがある(今頃こんなことを言い出すなんて、頭の鈍さはかなりもの)。
 
 たった十七文字であっても、その描く世界は無限に広い、と感じられるようになってきたのだ。
例えば、芭蕉の句ひとつであっても、若いときに受けた印象と今受ける印象とは、まずまったく異なる。これは、俳句が受け手(読者)の心象世界にうったえるものだからか。当然といえば当然か。しかし、この論を敷衍すると、こうなる。
つまり、多くの人々に支持される句を作る人は、多くの人々の心象を知っている、もしくは、経験している、と。

 だから、年を食ってからひねる俳句のなかには、人様から共感していただくものも出てくるはず、と。む~ん、やっと我田引水できた。

 
 数年前から、年賀状に、作った俳句を書き込んでいる。ときどき、感想や批評を寄せてくださる方もあって、やめられなくなりつつある。

今年は、次の五つを作り、相手によって書き分けた。こうして並べると、作り手の精神がいかにいいかげんか、よくわかる。

 初夢は 梶棒(ティラー)握って 風見見る

 初夢は 手筋一閃 にんまりと

 息長く 庭を(に)華やぐ ピラカンサ(’を’か’に’か、とても迷う)

 華やぎが 日ごと際立つ ピラカンサ

 初日の出 足下は急な 老いの坂

 おそまつ!

 

  

 

三鷹市長メルマガ(2)

2008-01-04 09:08:24 | 三鷹・市政
 1月1日付けで、三鷹市長メルマガが送信されてきた。三鷹市経営の柱である「高環境・高福祉の町つくり」を一層推進させる、とおっしゃっている。

 その中で、日経新聞実施の「サステナブル都市調査」で、1位/460自治体 だった と紹介している。すごい、すごい。

 ネット検索で、それがどんなものか、次のようなことまでわかった。
環境保全度、経済豊かさ度、社会安定度を評価軸とし、それぞれの1位は、三鷹市、武蔵野市、高山市。そして、三つを総合させた評価での1位が三鷹市だそうだ。

残念ながら、評価の内容まで言及しているものを見つけることができなかった。
今度図書館に行ったとき、その記事をじっくり読み、もうちょっと深く考えるつもり。


 それにしても、三鷹高校サッカー部はすごい。全国ベストエイトだ。

 三選ともテレビ放映されたのを知っていだが、見なかった。新聞の解説やテレビニュースの画面を見た印象は、走り勝っている、だ。そして、守備が堅い。
指導者の作戦がピタリとはまっているのだと思うが、その作戦をこなすだけの、走力や体さばき、を身につけてしまった選手達もすごい。もしかしたら、非常に特殊なこと、例えば、なんば歩きで有名になった古武道の体さばき、を導入している、のではないか、なんて考え、ワクワクしている。

 高校野球ほどではないにしても、サッカーも強豪校がセミプロ化していくなか、このようなアマチュア高校の健闘はうれしい。しかも、出身中学校と同じ敷地にあった三鷹町立高校が起源の学校だもんで、一層親近感を持つ。

 ツキをのがすのが心配なので、次の試合のテレビ観戦も、断腸の思いで、断念する。
国立競技場での試合は、見に行きた~い。