策其馬曰、非敢後也、馬不進也(擁也第六の15)
その馬に策(ムチウ)っていわく、敢えて後れたるにあらず、馬進まざるなり。
孔子が孟之反(モウシハン)という名の武士を評価した言葉。
「孟之反は決して手柄自慢をする人ではない。というのは、ある負け戦の時、彼は自軍の最後尾に位置取りをして、自城に走りこんだ。その時、馬に鞭を当てながら、次のように言ったそうです。」
そして上、
「格好つけてしんがりに位置取りしたのではありません。この馬が(どうしようもない駄馬で)、走ってくれなかったのです」
格好いいですね!こうありたいですね!
こっちの国の有名な話は、秀吉が信長旗下での地位を確固たるものにした、朝倉攻め敗走時のしんがり取りでした。
でも、ふだんボケーっとしていて、ピンチをチャンスに変えることができるとは思えません。
孟之反は度胸の据わった馬(たぶん高額)を選んで乗っていたのでしょうし、秀吉は修羅場・乱戦に慣れた蜂須賀勢を擁していたわけです。
平時における、準備や心構えがしっかりしていた、ということでしょうかね~。
その馬に策(ムチウ)っていわく、敢えて後れたるにあらず、馬進まざるなり。
孔子が孟之反(モウシハン)という名の武士を評価した言葉。
「孟之反は決して手柄自慢をする人ではない。というのは、ある負け戦の時、彼は自軍の最後尾に位置取りをして、自城に走りこんだ。その時、馬に鞭を当てながら、次のように言ったそうです。」
そして上、
「格好つけてしんがりに位置取りしたのではありません。この馬が(どうしようもない駄馬で)、走ってくれなかったのです」
格好いいですね!こうありたいですね!
こっちの国の有名な話は、秀吉が信長旗下での地位を確固たるものにした、朝倉攻め敗走時のしんがり取りでした。
でも、ふだんボケーっとしていて、ピンチをチャンスに変えることができるとは思えません。
孟之反は度胸の据わった馬(たぶん高額)を選んで乗っていたのでしょうし、秀吉は修羅場・乱戦に慣れた蜂須賀勢を擁していたわけです。
平時における、準備や心構えがしっかりしていた、ということでしょうかね~。