水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

三鷹・エコランキング・三位

2008-04-30 10:23:46 | 三鷹・市政
 何日か前の新聞に、「みどり三多摩」という市民団体が、都下30自治体の環境への取り組み度を調査し、その結果を発表した、とあった。三鷹市は64点で、三位だそうだ。一位は武蔵野市、75点、二位は日野市、66点。

 武蔵野市との点差の開きはどこにあるのか。、「みどり三多摩」のHPからいもずる的にさかのぼり、調査結果を概観した。

 結論として、「温暖化対策地域推進計画」があるかないかで、武蔵野市と6点の差が出た。これが、両市の総得点差の主要因子だ、と判った。

 確か三鷹市は、市の事業に関しては温暖化対策計画を持っているはずだが、その地域計画を持っていない、ということなのだろう。ちょっと怠慢だ。担当部局は「恥ずかしい」と思ったほうがよい。

 それにしても、三鷹市の市長・議長公用車の排気量が4.29リットルだそうだ。
環境を重視している市の長とはとても思えない。電気自動車とまでは言わないが、ハイブリッドカーとか、せめて排気量を2リットル程度になさったらいかがか。
でかい車に乗ることが、ステイタスである時代はとうの昔に終わっている。

解説員として(34)

2008-04-27 17:17:41 | 解説員日記
 今日の午後、解説当番であった。絶好の散策日和であったせいか、小人数のグループばかりであったものの、先客万来であった。久しぶりに、あごがくたびれた。

 ご夫婦づれ、熟年女性のグループづれ、どういうわけか、熟年男性はお一人、などが目立った。みなさん、いつものことだが、先人の知恵の奥深さに感動していただけた、と信じたい。
総じて、お年を召した方々は、興に乗ると、お話が止まらなくなる傾向にある。

 おばあちゃんといっしょにきたひとりの幼稚園児が、今日最も印象的だった。
おばあちゃん曰く、「なんだか知らないけれど、ここが好きで、来る来ると言って聞かないの!」
ということだったので、その子だけに対し、民具を中心に念入りに説明することにした。土蔵、七輪、釜、せいろ、きね、むしろ、石臼、などなど。
どれほどのものを覚えることができたか。目がキラキラしていたので、かなり頭に入った、と確信している。聡明な子だ。次の見学者が待っていたし、閉館時間も近かったので、やや尻切れトンボになってしまったのが残念。いつか、彼に再会できればうれしい。

こんなに楽しいことがあるとは。解説員冥利に尽きる。



 

三鷹、男三位、81.4

2008-04-25 10:32:31 | 三鷹・市政
 今朝の新聞の第一面上で、標記の三語が目にとまった。

最新の全国市区町村別生命表が発表され、三鷹市・男性の平均寿命が81.4歳で、これは横浜市青葉区、川崎市麻生区に次ぐほどの上位だ、ということ。

 厚労省のHPで、発表された生命表を見ていて、次に気づいた。この生命表は、極めて論理的な定義に基づいて計算されている。いや、計算されねばならない、と。なぜか。生命保険の算定根拠に使われるから。

 平均寿命とは、「0歳児の平均余命」ということらしい。
では、おのれの年齢の平均余命はどれほどか?
H18年発表の全国平均値では、65歳男性の平均余命は18.45。


 三鷹の男の平均寿命は全国三位だが、では女は?
厚労省の生命表をみると、三鷹市・女性の平均寿命は、86.7。30位(87.3)より下で、順位不明。
また、H18年発表の全国平均値では、65歳女性の平均余命は23.44。


かなりの確率で83歳ぐらいまで生きちゃうかもしれない、と思うと、心境は複雑だ。

 

摘蕾・摘果

2008-04-21 09:54:55 | 雑感(1)日常
 先週の土曜日(おととい)、中学校の同級生のお誘いを受け、山梨県・勝沼に出かけた。種々の感銘を受けた一日であった。

 残念ながら、桃の花の盛りは過ぎていたが、梨やりんごの花の白さが目にまぶしかった。摘蕾・摘果、施肥、など果樹栽培の細部を伺うことができ、興味が尽きなかった。
がしかし、その一方で、この種の労働集約型農業の衰退を目の当たりにすると、日本の根幹がボロボロになっていることがよくわかり、今後が心配にもなる。
今の日本社会は全体として、目先の収穫ばかりを気にし、摘蕾・摘果に代表される「品質の維持・向上」を忘れているのではないだろうか。

 奥さんのご実家のリフォームは、百年以上経過した大黒柱や梁から圧倒されるような力を感じられ、見事だった。

 そして、その家の中に設けられた音楽ホールでの友の歌は、確かに我々の心身を揺さぶった。

 あと何年、まともでいられるか。日々を大事にしよう。

 
 

解説員として(33)

2008-04-17 16:23:09 | 解説員日記
 今日は解説当番日であった。張り切っていたのに、なんということか、またまた天気予報は最悪。実際、午後2時には雨が降り始めた。どうも、我が家では、「水車降り男」とのレッテルを貼られてしまいそうだ。

 案の定、見学者ゼロ。管理担当のI氏とのとりとめのない話と、もって行った「激辛数独3」で時間をつぶした。

 母屋のこたつでは、ここの水車に係わっている大工さんに、大学教授が聞き取り調査をしていた。民俗学の一分野なのだろう。もれ伝わってくる話の内容のほとんどは珍しいことではなかった。こんなことが、研究の対象になることが驚きだ。最近の50年ぐらいの世の変化があまりにも急激で、その間に多くの民俗学的貴重事物が失われてしまったからなのか。はたまた、単におのれが年を食っただけのことなのか。
 それにしても、大工さんの丁寧な応答が大変印象的であった。

新聞リポーター

2008-04-11 20:11:59 | 雑感(2)ボランティア活動
 今日の夕方、購読している新聞社の編集記者(と思う)から電話がかかってきた。内容は次。

「御応募いただいた、市民リポーターになっていただきたいが、よろしいですね。」

 すっかり忘れていた。だいぶ前に、掲載されてた募集記事に反応し、応募していたやつだ。たしか、400字の作文を書いた。

もちろん、「やらせてほしい」と即答した。

 近々、委嘱状が郵送される、との事。
仕事の内容は、身の回りの出来事に関し、気づいたことをレポートすること、だそうだ。
採用してもらえれば、署名記事として、新聞に掲載されるのだろう、と勝手に想像している。

 いわゆる全国紙ではなく、地方紙だが、購読継続期間が、もう40年近くなる、愛読紙だ。

長いこと楽しませてもらったから、お礼の意味合いもある。
採用してもらえるような記事を見つけるべくがんばるべえ。挑戦じゃ~い。

 

三鷹市長メルマガ(5)

2008-04-07 10:17:01 | 三鷹・市政
 三鷹市長メルマガ104号の配信を受けた。年度初めの、緊張感と気合が感じられ、好感が持てた。がんばってほしい。

 何回か前にカタカナ語が多すぎる、と書いたが、今回はめっきり少なかった。これも大変結構。やはり、日本語の文章はピリっとしまる。

 
 資産税課長のコラムには胸が痛む。北海道の御出身だそうだが、開拓が開始されたころは400戸の住民が、今では100戸だそうだ。
 そして、500mlの牛乳パック一個の値段、160円が果たして、その生産に従事した労働に見合っているのか、という疑問。同じ量の水が100円で売られているのに、だ。

 
 なぜ、外国からブランド水を輸入しなければならないのか。なぜ、あんなに高価な国内産の自然水を買うのか、売るのか。なぜ、自動販売機がこんなに出回るのか。

 世の中、どこかおかしいのでしょうなあ。

 酪農や農林業によってつくりだされる景観は、血のにじむような苦労の歴史とその継続があるからこそ、美しさが維持されていることを忘れてはならない。
大騒ぎの、最近の諸物価高騰についても、冷静に観察・対処しなければならないと、つくづく思う。

花見

2008-04-04 09:54:13 | 雑感(1)日常
 今年の花見は、先週の土曜日、井の頭公園で楽しんだ。朝、家人とブラブラ歩きで出かけた。人出もまだ少ない時間帯に、なによりの満開を満喫した。

 一昨日、武蔵野図書館に本を返却にでかけた。その途中、三鷹駅北側、横河グランド横の桜に、妙に感激した。その前日、外出を躊躇するような、大変な強風で、「吹き飛ばされた」とばかり思っていたのだが、けなげに散らずに残っていた。

 「散るさくら 己の意志で いさぎよく」

 今年の桜に、散り方のいさぎよさとともに、外圧に負けない不屈の意志を感じたのは、己だけではあるまい。

 それにしても、三鷹市内外で桜を楽しむ場所は少なくない。来年は、ある友人のトップ推薦、ICU構内の桜、を見に行くつもりだ。

 市当局によって、井の頭だけでなく、市内の他の桜についての情報も流していただけないものか。もっとも、それによって、人がわーっと集まってしまっては、困るが。