331 冬ごもり思ひかけぬを このまより花とみるまで雪ぞふりける
雪の木にふりかかれるをよめる
つらゆき
冬籠りのさいちゅうですから、花なんて思いもよりません。がしかし、今、木々のあいだに降る雪を見ていると、まるで花のようです(花を思い起こさせます)。
330 冬ながら空より花のちりくるは 雲のあなたは春にやあるらむ
雪のふりけるをよめる
きよはらのふかやぶ
冬であるにもかかわらず、空から花が散ってきます。雲の向こうではもう春が始まっているにちがいありません。
予報通り、今朝は雪だ。寒い。
古今集の中にも、雪を詠んだ歌がいくつもある。立春直前を思わせる時期の歌、のような気がして、今日は上の2首を選んだ。
雪深い土地で暮らす人々の思いを詠んでいるような気がする歌が次。
329 雪ふりて人もかよはぬ道なれや あとはかもなく思ひきゆらん
雪の降れるを見てよめる
凡河内みつね
雪が降り積もって一面雪に覆われてしまった。道がどこだかわからない。人の踏みあともない。なんか気が滅入ってしまう。
この寒さも、あとすこしの辛抱だ。
しかしそれにしても、人質になった方の、恐怖と絶望とがないまぜになった写真は、見るにしのびない。
テレビやインターネット動画は残酷すぎる!憎悪心を煽ることにしかならない。
雪の木にふりかかれるをよめる
つらゆき
冬籠りのさいちゅうですから、花なんて思いもよりません。がしかし、今、木々のあいだに降る雪を見ていると、まるで花のようです(花を思い起こさせます)。
330 冬ながら空より花のちりくるは 雲のあなたは春にやあるらむ
雪のふりけるをよめる
きよはらのふかやぶ
冬であるにもかかわらず、空から花が散ってきます。雲の向こうではもう春が始まっているにちがいありません。
予報通り、今朝は雪だ。寒い。
古今集の中にも、雪を詠んだ歌がいくつもある。立春直前を思わせる時期の歌、のような気がして、今日は上の2首を選んだ。
雪深い土地で暮らす人々の思いを詠んでいるような気がする歌が次。
329 雪ふりて人もかよはぬ道なれや あとはかもなく思ひきゆらん
雪の降れるを見てよめる
凡河内みつね
雪が降り積もって一面雪に覆われてしまった。道がどこだかわからない。人の踏みあともない。なんか気が滅入ってしまう。
この寒さも、あとすこしの辛抱だ。
しかしそれにしても、人質になった方の、恐怖と絶望とがないまぜになった写真は、見るにしのびない。
テレビやインターネット動画は残酷すぎる!憎悪心を煽ることにしかならない。