308 刈れる田におふるひづちの穂にいでぬは 世を今更にあきはてぬとか
題しらず
よみ人しらず
刈りとられた田んぼで目にする光景、すなわち、残された株から緑の芽がでている状態、を見ると、なんか人生終わってあきっちゃたなあ、なんて思ってしまいます。なぜかといえば、もう芽が出る機会はないからです。
ひづち=ノギヘンに呂、と書くのだそうで、大字典には、意味が「自生の稲」、とありました。
年よりの厭世の歌でしょうか。
自分もどんどん年を取っていきますが、加齢を重ねるごとに時の経ることの速さを感じています。
なんとか、スパっと終わりたい、と年寄り誰もが思っているのです。
題しらず
よみ人しらず
刈りとられた田んぼで目にする光景、すなわち、残された株から緑の芽がでている状態、を見ると、なんか人生終わってあきっちゃたなあ、なんて思ってしまいます。なぜかといえば、もう芽が出る機会はないからです。
ひづち=ノギヘンに呂、と書くのだそうで、大字典には、意味が「自生の稲」、とありました。
年よりの厭世の歌でしょうか。
自分もどんどん年を取っていきますが、加齢を重ねるごとに時の経ることの速さを感じています。
なんとか、スパっと終わりたい、と年寄り誰もが思っているのです。