水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

論語

2010-12-31 11:50:50 | 論語
 年末にあった、ある飲み会で、ひとりの友人がこのブログを、そうとうじっくり、読み込んで下さっていることを知った。身が引き締まった。

標題に関係する部分の会話を思い出すと次。

「最近、話の種が無くて困っているんだけどさ。2~3日前に夢の中で気づいたことがあって、やってみるか、って思っていることがあるんだけどさ~」

「へ~。俺は72候がなかなかよかった、と思っているよ。論語をやるんじゃないか、って最近感じていたんだけど~」

「む~ん、論語か~」


ここで、残念ながら、話が途切れてしまった。


 
 結論から先に述べる。つたない文章を丁寧に読んで下さっている友人を持っていることの喜びを長くかみ締めるために、来年から、論語にテーマを求めるカテゴリーを加えることにする。
もちろん、独断と偏見に満ちた解釈になるはずだ。例えば、

「性相近也、習相遠也。唯上知與下愚不移」陽貨第17ー2、3
(本来、人間相互の違いは大きくは無いが、勉強するかしないかで違いが出てくる。しかし、抜群に出来るやつらとどうしようもないやつらは変わらない)

 自己分析すると、恥ずかしながら、自分が「下愚」であることを、まだ認めたくないらしい。もうちょっと、まともな人間になりたい、と思っているらしい。

友に背を 押され学ばん 師走かな

物忘れ

2010-12-28 10:21:00 | 雑感(1)日常
 まだ深刻に心配する域ではないとは思うものの、自身の加齢に伴う物忘れの進行、が気になる。

 過日の解説で 玄米/白米、玄麦/白麦の話をしている時、「フスマって、どんな漢字ですか」と聞かれ、詰まってしまい、「すみません。ド忘れました。麦偏に皮か皮偏に麦、のどちらかでいいと思うんですけどーーーー」なんて、とぼけた答え方をしてしまい、後悔していた。

 わりあいすぐに、麦偏に夫、つまり「麩」と思い出したが、脳みその状態が気になり、なぜあんなことを言ったのか、調べる気がしなかった。

 ところが、である。今日、大字典に、麦偏に皮、つまり「麬」を発見し、「麩」の俗字、と説明してあった。とりあえずほっとした。

 前に、辞書をペラペラめくっていたときの記憶が残っていて、あんなことを言ったらしい。


2010年ももうすぐ終わる。またひとつ年齢を重ねる。
心身および脳、の健康維持に努めねばならぬ。

解説員として(67)

2010-12-23 17:14:58 | 解説員日記
 今日の午前中、解説当番であった。

本来なら水曜日は休館日。が祭日で開館。
しかし年末も押し詰まっているので、見学者は少なかろう。

それでも、トータル15名ぐらいはおみえになったか。

対応させていただいた見学者は二組。

・ 一人でおいでになった男性。一つ違いの二中卒業生。旧家の御当主とみうけた。
道具類が種となり、思い出話に花が咲いた。
例によって、宣伝してほしい、とお願いした。
「目立つ看板をあちこちにたてよ」とのご意見を賜ったので、「アンケートに書いておいていただきたい」とお願いした。

・ 近隣市からの親子連れ3人。小学四年生、幼稚園、そしてお父さん。
絹、繭、ぬか、うす、きね、などなど、説明努力をしたつもりが、理解していただけたか大いに疑問。

やはり、時代は変わった、と認めねばなるまい。


解説員として(66)

2010-12-19 17:42:56 | 解説員日記
 今日の午後、解説当番であった。

風もなく快晴、しかし、空気は冷たい。
しんぐるま 冬の冷気を 震るなり 


 午後の見学者総数は、6~7組、15名程度、であったか。
日差しを受けたいためであろう、対岸を歩くグループがこちら側より圧倒的に多く、流れてこない。
宣伝のパネルを、もっとあちこちに、出せばいいのに!

解説担当の相棒は新人、とのことだったが、積極的に対応なさった。職場が市内で、お住まいは他市。ではあるが、江戸期全体にご興味をお持ちのようで、今後の活躍が予想される。

 解説担当は二組であった。

・ お一人でこられた市内の方。管理の方によると、元、市の大幹部だそうだ。
機械遺産に指定された重みを強調した、ご進講、にしたつもり。
御交友のお歴々への宣伝をお願いした。

・ 閉館直前に来観された、近隣市お住まいのご一家、4人。小学低学年のお嬢さんお二人向けに説明していたのだが、途中からご両親のご興味が前面に出、ご質問もどんどん出て、大人の話が盛り上がり、ついにひとりのお嬢さんは、ママの背中でご就寝となってしまった。楽しくなくはなかったはず、と思いたい。


 今日も、かわせみ、を待つ、いつもの写真家が川岸に居られた。話によると、彼のカメラ一式は数百万だそうな。
こちらの安ボロカメラは、こないだから不調で、いよいよダメらしい。





三鷹市長メルマガ(13)

2010-12-08 11:13:06 | 三鷹・市政
 下は3/8に書いた記事の出だし、である。今回もこれと全く同じ感想に基づいて記事を書く。

 
 「久しぶりに、標記メルマガについて書く気になった(遡ったら、前回書いたのは08年8月であった。)。配信されるたびに、毎号読んではいるのだが、あまり刺激を受けることがなく過ぎてしまった(蛇足。官邸メルマガの配信も受けている。こちらは、失礼ながら気合が入っていない印象で、いまいちしまらない)」


 さて、今回は、職員課長の「職員のメンタルタフネスについて」という寄稿が気に入った。

 文章は「メンタルタフネスの視点に立った研修はまだまだ十分とは言えません。
ーーーー職員力をどう育てていくか。言ってみるならば大災害時におけるMCP(三鷹市継続計画)という視点から、人財育成を考える時期にあるのではないかと考えています。」で締められている。

 ん?
「人財」ではなく「人材」ではないの?誤字ですね?
と思ったのだが、もう一度読み返すと、この方は「市の職員は市の財産である」と考え、意図的にこの漢字をお使いなのだ、と思えた。

曰く、

「市の職員もまさに命を懸けて市民を守らなければ成らない立場にある。」

「わたしたちは、全てに優先して市民の安全と安心を守らなければならない、そうした責務を負っています。」

「災害時には極めて厳しい状況の中で公務員としての使命を果たさなければならないことを再度自覚し、これに耐える精神的訓練を日々重ねることの必要性を強く感じています。」


 そして、上に示した締め、だ。

 市職員は市の財産の一部であるのだから、常に不時の出来事に備え、可能な限り強固なものにしておかねばならない、とお考えなのであろう。

 中枢にこのような人材を配置している組織は信頼に値する。



 

解説員連絡会(17)

2010-12-05 14:58:01 | 水車解説関連
 今日の午前中、標記連絡会があった。

備忘メモは次の通り。

・ 11月の見学者数は859人だったそうだ。

・ 閉館時刻直前に来る見学者のあつかいで、カンカンガクガク。
  事務局案は15:30に看板を出す。その内容は「15:50までにお入りください」。

・ 日程調整を解説員同士でする、連絡網をつくる、メールネットワークを作る、などのついても、カンカンガクガ   ク。結局、今までどおり、で落ち着く。

・ 暫定解説員制度を考えている。
  解説員のなりてを随時募集・訓練・配置する、ということ。

・ 今後の予定等について以下の質問あり。
  杵などを動かす予定時期は?
  ホームページの更新はいつか?
  水車守育成のタイムスケジュールは?

  事務局の答えは、検討中。矢継ぎ早にドンドンできない、ことはよくわかる。

・ 活動マニュアルがあらためて配布された。
  管理人の指示に従い、安全に対する注意を、決して怠ってはならない、と肝に銘じよう。
  無料入場者も、券売機での操作をしていただくこと。これ忘れがち。

・ 1月~3月のスケジュールほぼ決定。自身についてはOK.


FC東京がついにJ2に降格だ。全日本代表クラスを何人もかかえていながらの降格だ。
来年一年かけて、メンタル面の強化に一層努力せねばなるまい。つきあうぞ!

 

火車

2010-12-03 14:12:09 | 雑感(5)その他
 昨日、管理人の方に見せていただいたパンフレットのタイトルに、「水車と火車」とあった。

 世田谷区の次太夫堀公園民家園で、このタイトルによる民具の展示があったのだそうだ。
立派なパンフレットで、搗く・挽く、に関係する、古来からの道具を丁寧に説明してある。

 読んでいる途中で別用ができ、「火車」がなにを意味するか、読み取る時間を失った。


今、辞書を引いた。

・国語辞典にはない。

・大辞林:①生前悪行を働いた亡者を乗せて地獄に運ぶ、火のついた車、②火車婆(死後は火車に乗せられるであろう、悪心の強い老婆)、③死体を食いに来るという妖怪、④汽車(中国語)

・大字典:①上の大辞林に同じ、②家政の極めて苦しきこと(ヒノクルマ)③ひまわりの異名(ヒグルマ)、④汽車または汽船の異称。

・火車という小説があるそうだ。テレビドラマにもなったらしい。宮部みゆき著。


 結局、「水車と火車」の火車って、なんだろう?

解説員として(65)

2010-12-02 19:33:03 | 解説員日記
 今日の午後は解説当番であった。

 見学者は、ひと組9人。解説出番なし。他に、一人で来た方あり。入館料百円と聞いて、もどってしまった。

 上のグループは、都が主催する、石神井川流域住民協議会のみなさんで、都職員同行で野川流域視察にいらっしゃったようだ。気に入ってくださったご様子だったので、宣伝してほしい、とお願いしておいた。

 今日の相方は、太宰プロジェクト(太宰治に関連した旧跡を案内するガイド)や何年か前の近藤勇プロジェクトにもからんだ、ガイドのベテランであった。しかも、第四小の先輩であった。

 太宰目当てに年間1.5万人もの人が、全国から三鷹にきているのだそうだ。

 子供時代に大人たちから刷り込まれた印象が強烈過ぎて、太宰の小説は敬遠してきた。
が、どうも、世の中の評価は異なるらしい。