水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

ペルガモン展ボランティアガイド(1)

2008-10-29 16:25:43 | ペルガモン展関連
 中近東文化センターで、11月22日から始まるペルガモン展(正式名称:ヘレニズムの華ペルガモンとシルクロードーー発掘者カール・フーマンと平山郁夫のまなざし)でのボランティア解説員に応募するべく、三鷹NW大学での講義を受けた。その講義等の内容については、すでに何回かの記事に書いた。

 今日、解説員としての第一回会合が開かれた。
主要な議題は各自の日程調整であり、11月の予定が決定した。

質疑応答の中で出てきた話のうち、書き留めておくべきことは次、

・11月4日から出勤。開催初日は11/22であるが、それまでは、馴化期間。

・ボランティア解説員が展示物を手にすることは絶対ない。ただし常識として知っておくべきこと、「金属は手袋で、石・陶器は素手で持つ」。

・解説員日誌的なものは書く必要はない。が、見学者から出る感想・コメントについては、適宜学芸員に知らせる。メモ帳は持っておくほうがよい。

・三鷹/武蔵野両市の中学生が団体見学をする。三鷹2中・4中はすでに決まっている。

・障害者の受け入れにも取り組む。12月初旬にひとつ決まっているが、これが休館日なので、協力してほしい。


 来週から来年の5月上旬まで、週一日程度解説に挑戦することになるが、気張らず、せいぜい楽しみたい。もちろん、このブログに、逐次顛末を書き留める。


よかった FCTOKYO

2008-10-26 17:48:12 | 雑感(3)スポーツ
 今日(10/26)、久しぶりに(ブログ記事を確認したら、昨年の8月以来)、味の素スタジアムでのサッカー観戦機会を得た。対鹿島戦で、3vs2での快勝であった。愉快!愉快!

・両者とも、守備と攻撃のバランスがよく、見ごたえのある、いい試合であった。勝敗は紙一重の差であった。

・東京の左、鹿島の右、のサイドバックが、前半は守備を重視していたのだろう、自重していた。が、後半になると両者とも、動きが活発になり、点の取り合いになった。

・報道カメラは鹿島の右サイドに注目していたようだ。確かにうまい。しかし、東京の左サイドの攻守もなかなかのものだと思う。さすが、全日本で注目されている二人だ。

・東京の来年が楽しみだ。是非、ベストスリー以内をねらってほしい。

・昨年に比べ、芝の状態が格段によくなった。スタジアムの改善にむけた努力が報われた、と思う。

・しかし、TOTOが当たらない。困ったものだ。

諸行無常

2008-10-21 09:11:21 | 雑感(5)その他
 水車(しんぐるま)の所有者であった峰岸清氏が、去る7月に他界なさっていたことを最近知った。享年97歳だったとか。生涯、精魂を込められた「しんぐるま」が文化財として半永久的に残ることになり、安心なさっていたのではなかろうか。

 一方、ついこのあいだまで元気であった、同年の友人が突然他界した。こちらは、種々の心残りを抱えたままであったに違いない、と想像する。残念。

 爆弾の落ちる場所が近づいてきている。いつでも受け入れられるよう、身辺整理をしておかなければ。

御両者のご冥福を念じて、合掌。

ペルガモン(15)挽く・搗く

2008-10-20 11:34:31 | ペルガモン展関連
 一昨日の記事の最後を、続く、で終わらせた。水車での話と、ものの見事に、かぶる話が出てきて、是非書き留めておこうと思ったからだ。

 
 一昨日、中近東文化センターで、常設展に続いて、企画展:中近東の植物と生活、の解説も受けた。
ビール、コーヒー、ばら水など、とても興味引かれる話を聞くことだできたのだが、かぶる話というのは、玄麦/白麦に関係する。

受けた解説の大略は次。

1 中東では、台となる石の上で、円柱状の石をこすり合わせ、麦を粉にする。
2 麦の皮は非常に硬く、なかなかむけない。
3 歴史的に、1のようにして皮をむき、食べることが出来るようになった、といえる。
4 しかしこれでは、中身も粉々になり、皮も実も混じった状態で粉製品になる。
4 そうして、ナムがつくられる。(皮と実を分けることは考えなかったのか?)

 
 一方水車では、搗き臼の所で大略次のような説明をする。

1 麦、特に大麦の皮はとても硬い。
2 玄米から白米をつくるときと同様に、搗き臼で玄麦から白麦にする。
3 搗き棒の重さは、米用が約45kg、麦用が約60kg。
4 搗き時間は米が約4時間なのに、麦は10時間を2回(合計20時間)もかけねばならぬ。
5 できあがった白麦を、さらに挽き臼で砕き(粉にはしない)、割り麦として食した。
6 押し麦機ができるまで、麦(割り麦)は食べづらかった。


 日本は粉食より粒食が優先していると思うのだが、上の比較から容易に理解できるように、なぜこんなにまで粒食にこだわる歴史を有しているのだろうか?不思議でならない。文化人類学上の面白い研究テーマかもしれない。


 まあとにかく、水車で解説している話題に関係する話が、思っても見ない時と所で出てきて、うれしくなってしまった、ということ。
好奇心を失わぬよう毎日を過ごしたい。


 搗く/挽くというタイトルで記事を書いたような記憶があり、調べてみたら、07/09/19の記事に張り付けた、06/09/18の記事であった。内容はほとんど無意味の漢字について、であった。

 





水車:修理工事見学会

2008-10-19 16:59:05 | 水車解説関連
 今日、久しぶりに、ボランティアで解説させてもらっている、有形民族文化財「武蔵野の水車経営農家」にでかけた。6月から12月まで修理工事中で、見学会を開催することが市報に出ていたし、市から、市民解説員あての「母屋修理工事見学会の実施について」という案内をいただいたからだ。

 解説者は初田亨氏で、工学院大学教授・三鷹市文化財保護審議会委員と記されていた。
てっきり、木造文化財建築物の修復について、三鷹市文化財保護審議会委員としてのお立場から格調高いお話がうかがえると期待していたのだが、はずれた。期待が大きすぎたのか。がっくりきた。

 もっぱら建物本体についての、ごくごく一般的説明に終始した。

「この母屋の修復履歴、今後の修復の方向性、そのような中での今回工事の内容・意味について系統的にお話を聞かせてください」と質問したところ、お困りのご様子で、「修理については・・・・・」と言葉をお濁しになった。

 こちらは、「母屋修理工事見学会」とあったので、当然「修理工事」が今日のメインテーマだと思ったのだが、誤解していたようだ。
解説員仲間も含め見学者が多く混雑するので、工事箇所を見ることも遠慮し、帰ってきた。

 たまには、期待はずれがあってもよい、と思う。  

ペルガモン(14)第六回講座

2008-10-18 18:04:19 | ペルガモン展関連
 今日の午後(10/18、14:00~)中近東文化センターで、最終回の講座が開かれた。博物館解説実習というタイトルであったが、講師によって通常の解説が披露された。常設展では中近東古代史、企画展では中近東の植物と生活の話で、とても興味が尽きなかった。

印象に残った話は次、

・展示品には、自らによる購入品の他、寄贈品、寄託品、貸与品がある。昔は買えたが今は買う金がない。

・シュメールでは、楔形文字が使われた。粘土板に彫られたものをよく見るが、だいたいこれは納品書とみてよい。建物に埋め込まれている粘土釘にも文字が彫られている。これは神に対する申告みたいなもので、建物製作者の名などが刻まれている。

・メソポタミアでは、犬とハリネズミのおきものをよく製作していたようだ。

・中近東文化センターの目玉のひとつに、象牙製の飾り板がある。大英博物館からの寄贈品だが、発掘者はアガサクリスティーの夫。彼女の小説(例えば、メソポタミアの殺人)、自伝などを読むと、考古学に詳しいことがわかる。

・ガラスは中近東で発明されたものだが、中国の絹と交換する品物であった。

・正倉院のガラスが中近東産であることが判ったのは60年代。東大が大々的に発掘調査を実施したが、ガラスを見つけることはできず(地元の人々は盛んに見つけることができるのに)、約3000年前の人骨を発掘した(レプリカあり。見事)。

・動物のミイラも多いが、ここにあるのは朱鷺。中東では朱鷺は学問の神。

・西暦2~3世紀のローマ帝国は、種々の外圧(ゲルマン、ペルシャ、ガリア、キリスト教)を受けていた。この時代に盛んであった、世界遺産:パルミラ(シリアのオアシス都市)の墓のレリーフは写実的で、面白い。

続く

ペルガモン(13)第五回講座(2)

2008-10-17 11:07:38 | ペルガモン展関連
 きのうの続き。特に印象に残った話題が次。

・中国の音頭でシルクロードを世界遺産にしようという動きがある。
これは、スタン諸国(講義では使用されなかった)およびキルギスの資源に目をつけた、非常に政治的意味合いが強く、日本国として要注意。
「仏教の伝播・日本で発展」を理由に、日本までの延長を主張し(当初の中国案は西安を起点)、ほぼ受け入れられた。

・ヘディンは、西欧であまり評判はよくない。
スエーデン人だが、探検の金主はルフトハンザであった。このため、ナチシンパとみられている。

・ヘディンの著作に記述される、小うるさい中国人は、実は中国政府が張り付けた監視人。黄氏といい、中国における現代考古学の創始者であることを知っている人は少ない。

・西欧諸国はシルクロード一帯から遺物を持ち出した。日本は文書を持ち出した。

・ヘロドトスの「歴史」は面白い。
ペルシャ内での伝承を散文で表したもの。(読むに値しそう)

・マケドニアの台頭は、アテネとスパルタが、互いを相手とした戦いに疲弊しきってしまったこと、が原因。

・アレキサンドロスの東征に軍属として従ったイオニア人が、遠征先に残置させられ、ヘレニズム文化の伝播に寄与した。
イオニア人の発祥地は現トルコ西部で、金銀の細工技術に優れていた。この地域に富が集中し、文化も栄えた。ミトレス派と呼ばれる一派はギリシャ哲学の原点。

・通常、文化の伝播は先に行けば行くほどデガタントになる、と認識されているが、ヘレニズムに関してはそれがなかった。それは言語が崩れなかったからだ。

・言語が崩れなかった理由は法勅。仏教の法勅がギリシャ語・アラム語(ペルシャの公用語)で書かれた。

・ヘレニズム・セレウコス朝から領地の一部を割譲されたインド・マウリア朝アショカ王はバラモン教から仏教に改宗。
仏教はヘレニズム文化の受容に寛大であった。仏教彫刻等へのヘレニズムの影響。

・東大寺大仏開眼供養は752年に行われた。この大仏の建立はバーミアンの大仏を意識していた。(?)


とにかく多くの刺激を受け、楽しかった。

ペルガモン(12)第五回講座

2008-10-16 08:58:22 | ペルガモン展関連
 昨夜(10/15)、第五回講座に出席した。

 10/12の第四回講座(岡野智彦氏、展示案内実践講座(1))は、ぎっくり腰を患い、欠席。昨夜いただいた当日配布資料を見て、聴講できなかったことが大いに悔やまれた。

 特に、次の4点を展示解説にあたって留意すべき事項、として挙げられていたことに、わが意を得た思い。

①一貫性のある解説(ストーリー性)
②わかりやすい解説(専門用語は使わない)
③めりはりのある解説(一本調子にならない)
④来館者の視点に立った解説(知識の押し付けにならない。来館者の反応の観察)

 これは決して忘れてはならぬ。


 さて第五回講座は、「シルクロードと日本」というタイトルで前田耕作氏によっておこなわれた。
こちらの興味の対象と講義内容のマッチングがほぼピタリであったし、実に聞き応えのある、格調高い内容であった。配布された資料の項目立ては次。

①シルクロードとは何か
②最初にシルクロードという言葉を使った人
③オリエンタリズムの劇場としての学会の成立
④ヘンリー・ユール、東西交渉史
⑤帝国の成立と道路網の整理
⑥アレクサンドロスの遠征記録
⑦ヘレニズムの変容(行政区域と行政単位の変更)

 演者は、西欧における研究の成果を徹底的に参照しつつ、シルクロードを東から眺めるという姿勢を、何十年もの間決して崩さなかったのではないか、と思われる。脱帽!

 話や資料に込められた内容があまりにも濃いため、今日はここで書くのをやめる。追い追い、勉強しながら書き留めようと思う。

ぎっくり腰(2)

2008-10-14 04:57:41 | 雑感(1)日常
 先週末、生まれて3回目、ブログに書いて2回目(前回は07/04/24)のぎっくり腰をやってしまった。不愉快な激痛とつきあいながら、三日間ゴロゴロした。パソコンに向かうことすらしんどいのだから、どうしようもない。まいった!

 だいぶおさまったので、今日は整体院に行くこととする。



 


ペルガモン(11)ギリシャ神話12神

2008-10-10 12:28:05 | ペルガモン展関連
 過日の講座で、ペルガモン大祭壇浮き彫りが、ギリシャ神話の中のギガントマキア(オリュンポス12神プラスヘラクレス対巨人族の戦い)であることを教えていただいた。
ギリシャ神話には多数の神々が現れるようだが、何もわかっていないので、まず、この12神の相互関係を整理し、次のように纏めた。が、これでいいのか、まったく確信を持てない。

()内は、英語表記の通称名。

1 ギリシャ神話の最高神はゼウス(ジュピター)
ゼウスの曽祖父母はウラノス/ガイア。父母はクロノス/レア。ウラノスが世界最初の神。ガイアは大地の神。これら父母・祖父母は12神に入らない。

2 ヘラ(ジュノー)、ポセイドン(ネプチューン)、デメテル(セレス)、ヘスティア(ベスタ)はゼウスの兄弟姉妹。にもかかわらず、ヘラはゼウスの妻。

3 アテナ(ミネルバ)はゼウスの額から出てきた。だから、ゼウスの子としてよいのかもしれないが、特別は意味をもつ神、としておくほうがよさそうだ。

4 アポロン(アポロ)、アルテミス(ダイアナ)、アレス(マルス)、アフロディア(ビーナス)、ヘルメス(マーキュリー)、ヘファイストス(バルカン)、ディオニュソス(バッカス)はゼウスの子/異母兄弟姉妹(アポロン/アルミテスは双子)。

総計が13柱になる。ヘスティアとヘファイストスが場合場合で入れ替わるらしい。

5 ヘラクレスはゼウスとアルクメネ(人間)との間にできた半神半人。
神から人間に繋がる系譜を構成する際、半神半人の存在を必要としたのだろうが、現実の何を比定しているのであろうか、気になる。


 ギリシャ神話は他民族との交流・交戦を寓話化したもの、と仮定すると、巨人族とは本当にガリア人のことなのだろうか。オリエントの民族は関係していないのであろうか。
また、ギリシャ神話はローマ神話に深く影響しているのだそうだ。

調べ始めるときりがない。エンドレスの複雑な迷路に入り込むのは決定的だ。


 

ペルガモン(10)第三回講座

2008-10-08 05:46:46 | ペルガモン展関連
 昨夜、三回目の講座があった。篠塚千恵子氏による、「ペルガモン大祭壇の彫刻」

 ペルガモン遺跡の大祭壇は、ベルリンにある博物館に一部復元されているが、それはそれは壮麗なものであるそうだ。特に、全周約120mに彫られている彫刻は有名で、今回の講座でその詳細が紹介された。初めて聞く話はほんとに楽しい。

 特に興味引かれた事項は次。

・約150年間続いたペルガモン王国は文化振興策を取り、紀元前5~4世紀頃のギリシャ文化の継承者になろうとした。
(生き残りをかけ、他国と壮烈な軍事的・政治的戦いをしなければならなかったはずのに、なぜ、平和な文化振興策をとったのか、よくわからない。時間的・資金的・人材的によくそんな余裕があったものだ。不思議な国だ)

・ヘレニズム・バロックと呼ばれる独特の彫刻。そもそもバロックとは17世紀に興隆した芸術様式だが、光と影のコントラスト、ドラマチックな画風、生々しいリアリズム、などという意味合いから、ペルガモン時代の彫刻は、それと合い通じるところがある。

・祭壇壁面彫刻の主題は、ギガントマキア(ギリシャ語)。
ギガンは巨人(giants)、マキアは戦争。オリンポス12神プラスヘラクレスと巨人族との戦いスペクタクル。

・ガラタイ人との戦いに勝利したことを神話的に装ったのか?

・ガラタイ(ギリシャ語)=ケルト=ガリア(ラテン語ガッリ(ローマ人使用)、ガッリの住む土地)


彫刻に込められた話の壮大さは、さすがギリシャ、と思わせる。が、ギリシャ神話について、知識を纏めておかねば、感動も半減だ。こちらの予習不足を痛感。

ペルガモン(9)本の拾い読み

2008-10-06 15:07:01 | ペルガモン展関連
 ギリシャ文化史第5巻、ブルクハルト著新井靖一訳、筑摩書房、1993

・p345、「ペルガモンの王朝については、---、他の後継者たち(アレキサンダー大王の死後、四カ国に分割された)の宮廷に比してペルガモンは例外(他の国では、王位継承に関し血なまぐさい凶行が続いたり、大王のように意図的にオリエントの女性と結婚するようなことはせず、自分の姉妹のほかには、ただ他の後継者たちの身内の女性とだけ結婚した(p206))をなしていた」。

・p346、「彼(アッタロス三世(前138~前133在位))は容易ならぬ時代がくるのをみた(ローマ帝国からの圧力)ので、安心して一生を終えることができるようにと、自分の美しく、全盛にある国土(ペルガモン)をローマ人に遺贈した」

・訳者後記(p445)、「この第五巻において最も頻繁に出会う言葉の一つは「荒廃」である。この時代においてはさしずめ一切が衰退に向かって突き進んでいる。---。人倫の壊敗が進み、人口も減少し、ギリシャの各都市、小アジアのギリシャ人都市の荒廃は全般にわたって進行している」


 このように、あたかも今の日本のように、紀元前2世紀後半、ギリシャは民主制の自壊によって軍事的・経済的・政治的に活力を失った。
しかしその一方、ギリシャの其の時代、インテリが多数輩出し、後世になって「ヘレニズム文化」と称えられる時代が作り上げられた、ともいえる。
日本はどうなるのだろうか?
 



ペルガモン(8)第二回講座

2008-10-02 11:58:05 | ペルガモン展関連
 昨夜、標記の第二回講座があった。講演者は水田徹氏、演題は「ミケーネからペルガモンまでーギリシャ/ヘレニズムの遺跡を訪ねて」。

 ペルガモンが根幹のひとつであるヘレニズム美術(次回講座のメインテーマとなる)形成の背景概説。膨大なスライドをご用意なさったようだが、時間不足はどうしようもなく、もどかしそうであった。展開もやや散漫であった。

 しかしこちらは、ズブの素人であるせいか、配布された資料がうまくできているせいか、十分満足した。勉強すべき課題を無限に与えていただいた、という意味においてーーーー。

 一口にギリシャ美術と言われても、紀元前2500年ぐらいから始まる長い歴史を有するから、基本となる幹を確立し、出だしをしっかりしておかないと、すぐにゴチャゴチャになり袋小路に入るおそれがある。正直、きのうまで、どこから手をつけるか全くわからなかったが、講義を聴いて、目の付け所のヒントを示していただけたように思え、大きな収穫であった。

 整理しておかねばならぬ、と思う事柄のキーワードは、時代順に次のとうり。

・シュリーマンとミケーネ文明
・トロイ戦争
・ドーリス(ドーリア)人と幾何学文様土器
・アルカイックスマイルと写実の正確性
・厳格様式と内面表現

 たぶん勉強しないだろうな~。

さらに、ギリシャ神話を知ると、ギリシャ美術はとてつもなく面白くなるはずだ。

 これもわかってはいるが、たぶんやらないだろうな~。

億劫だなあ~。

しかししかし、とりあえず、当日配布された資料に書かれている地名や用語の調べだけは、なにがなんでもやっておかねばならぬ。頑張るべえ~。

ブログ通信簿

2008-10-01 09:28:53 | 雑感(1)日常
 ブログを自動評価する遊びサービスを見つけ、早速試した。自分のURLを打ち込むと数秒で返ってきた。結果は表のとおりである。

 直近の10件が評価対象だそうだが、10件を書くのに一ヶ月以上かけたので、気楽度が2/マメ度3なのだろう。

 全体、「面白みの無い」、「可もなし不可もない」ブログ、と評価されたようだ。

どうして男とわかったか。実年齢より20歳以上若くみられたこと、を喜ぶべきか否や。
通信欄の言を真に受けて、作詩に挑戦してみようか。