ペルガモン展は中近東文化センターの期間限定企画展だが、常設展示室もなかなか見ごたえがある。
まず、入り口近くにドーンと立っているハムラビ法典は存在感があって、好きだ。楔形文字だから、もちろんチンプンカンプンだが、「眼には眼を、歯には歯を」の部分(囲ってある)や神と王の浮き彫り、など眺めていて飽きない。
最近、「眼には眼を、歯には歯を」の部分について、次の英語翻訳が気になっている。
「If a seignior has destroyed the eye of a member of aristocracy, they shall destroy his eye. If a seignior has knocked out a tooth of a seignior of his own rank, they shall knock out his tooth.」
一番上の階層の人々に限って、復讐を命令している、と読めてしまうが、間違っているか。つまり、徳川時代の話として解釈すると、武士階級の中でけんかがおこり、一方が死んだ場合、加害者は、必ず同僚達に殺されねばならない。
なぜ、これほど強烈に復讐を強制しなければならないのか。うまく表現できないのだが、少数が多数を支配するための支配者側の掟として、支配階層の強固な結束を促す意味が強い、と思う。
まあとにかく、静かな展示室で、さまざまな貴重な展示物を眺め、夢想に浸る楽しさに気づいてしまった、ということ。
まず、入り口近くにドーンと立っているハムラビ法典は存在感があって、好きだ。楔形文字だから、もちろんチンプンカンプンだが、「眼には眼を、歯には歯を」の部分(囲ってある)や神と王の浮き彫り、など眺めていて飽きない。
最近、「眼には眼を、歯には歯を」の部分について、次の英語翻訳が気になっている。
「If a seignior has destroyed the eye of a member of aristocracy, they shall destroy his eye. If a seignior has knocked out a tooth of a seignior of his own rank, they shall knock out his tooth.」
一番上の階層の人々に限って、復讐を命令している、と読めてしまうが、間違っているか。つまり、徳川時代の話として解釈すると、武士階級の中でけんかがおこり、一方が死んだ場合、加害者は、必ず同僚達に殺されねばならない。
なぜ、これほど強烈に復讐を強制しなければならないのか。うまく表現できないのだが、少数が多数を支配するための支配者側の掟として、支配階層の強固な結束を促す意味が強い、と思う。
まあとにかく、静かな展示室で、さまざまな貴重な展示物を眺め、夢想に浸る楽しさに気づいてしまった、ということ。