水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

夜想曲集(30)

2021-01-28 10:00:24 | 夜想曲集
I'd spent the spring in London, and all in all, even if I hadn't achieved everything I'd set out to, it had been an exciting interlude. But with the weeks slipping by and summer getting closer, the old restlessness had started to return.

春はロンドンですごした。やろうとしたことはいろいろあって、その全部が達成できたわけではないが、まずまず刺激的な日々だったと思う。だが、一週間また一週間と時間が過ぎ、夏が近づいてくるにつれて、またぞろ落ち着かない気分が戻ってきた。

夜想曲集五話のうち、三話目、Malvern Hills の出だし。

プロになり切れない、音楽家の若者が、ひと夏を、モールバンヒルズに住む姉の家に居候する話だ。


コロナ大騒動も、いよいよ数か月後にはじまるワクチン接種でおさまるのでありましょうか。春になって、ウイルスの元気も弱まるでしょうし。それにしても、もうすこし、町医者の活躍が報じられてもよさそうに思うのですが、ネガティブな情報が多すぎます。


夜想曲集(29)

2021-01-14 10:02:39 | 夜想曲集
You are right, Raymond, she said, quietly in my ear.
Charlie's all right. We should sort ourselves out.
Yes, You should.
You are a good friend, Raymond. What would we do without you?
If I am a good friend, I am glad. Because I am not much good at anything else. I fact, I am pretty useless, really.
あなたの言うとおりよ、レイモンド。とエミリが耳元でささやいた。
チャーリーはまともな人。わたしたち、やりなおさなければ。
そう、やりなおさなければ。
あなたはわたしたちの大事な友人よ、レイモンド。あなたなしではどうすればいいの
いい友人と言ってくれるのはうれしい。ほかは何もかもだめだもの。ほんとうのところ、ぼくは役立たずだ。

出張、と言って出かけてしまったチャーリーと電話で、ドタバタやりとりをし、自宅に残った、不機嫌なエミリとも種々話をし、結局、レイは夫婦喧嘩をおさめたことになった。

この小説の主題がなんなのか?
恥ずかしながら、ようわからない。
途中、吹っ飛ばして読んだ部分をもう一度じっくり読み直す所存。

リベンジだ。

夜想曲集(28)

2021-01-07 10:09:17 | 夜想曲集
You know, just flicked it open absent-mindedly while I was saying something. She noticed immediately and told me she was not happy about it. In fact, that's when she told me she would say my balls off. She was wielding this rolling pin at the time, so I pointed out she could not very well do what she was threatening with a rolling pin. That is when she said the rolling pin was for afterwards. For what she'd do to them once she'd cut them off.
何かしゃべりながら、なんの気なしにあけちまった。そういうことあるよな?あいつは目ざとく見つけて、不愉快だと言った。不愉快どころか、おれを金玉鋸挽きの刑にすると言ったんだ。ちょうど麺棒を使ってたからさ、麺棒じゃ鋸みたいなわけにはいくまいって言い返してやったら、これは鋸挽きの刑のあとに使うんだと。切り落とした二個の玉をこれで叩き潰すんだと。

チャーリーが言うには、彼もレイと同様のミス(日記帳を見てしまった)犯したことがあって、そのとき、エミリに言われた言葉が上だ、そうだ。

レイはこれを聞いてチジミ上がる。

さてどうなるか。