水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

古今集(40)

2014-12-08 11:39:26 | 古今和歌集
303 山がはに風のかけたるしがらみは 流れもあへぬもみじなりけり

志賀の山ごえにてよめる

はるみちのつらき


谷川の河面にもみじが滞っています。どうも風のいたずらでこうなったのでしょうか


春道列樹(ハルミチノツラキ):?~920、出自は不明。古今集に3首採録。この歌は百人一首にも採録。

他の2首は次のとおり。

341 昨日といいけふとくらして あすか川 流れて速き月日なりけり

610 梓弓引けばもとすえ我が方に よるこそまされ こひの心は

下の歌の解釈が難しい。

弓を引くと、弓の両はじが自分のほうによってきます。あの人の心もこの弓のように(私のおみのままに)こちらになびいてくれればいいのですが。

どうも、子の解釈は表層だけらしい。「寄る」と「夜」がかかっている、と説明している解説書が多い。しかし、どうしてもそのような解釈ができない。たぶん、知識が足りないところがあるのだろう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。