水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

解説員として(98)

2011-12-13 16:34:07 | 解説員日記
今日の午後、解説当番であった。

やや寒かったが、快晴、風弱し。

しかし、見学者は、一人のみ。

が、が、である。

その方、定番の解説を、上の空的にお聞きになるのだが、ときどき、鋭い質問を飛ばす。ひやり!

特に、水車本体に関して、相当なご興味をお持ちのご様子であった。


「これで、私からの説明を終わらせていただきますが、何かご質問はおありでしょうか?」

「大変参考になりました。実はわたくし、売れない物書きなのです。今反射炉に関する小説を書いていて、動力に水車を使う場面に入ったのですが、どうしても水車を見たくなって、ネットで調べたら、すぐ近くにあるではありませんか。武蔵野市に住んでいるのです。すぐ、きてしまいました」

「げげーっ。是非ご尊名と御著書名を教えてください」

教えていただいたのが、次の二冊。
群青・日本海軍の礎を築いた男、文春文庫、新田次郎賞受賞作
北の五陵星、角川書店、近刊(12/21書店に出る)

植松三十里先生

帰宅後、さっそくネット検索してみた。「売れない作家」どころではない。立派な公式サイトあり。著書多数。

これを機会に読みますべえ。全部読むぞ!

こういうことがあるから、この種の活動は面白い。
管理の方は、色紙にサインをいただいていた。


文章作成のためのイメージが膨らんだに違いない、と信じたい。
その著作がいつ出版されるか、待ち遠しい。