観た日付順を追ってメモします。
(タイトルだけのものは印象が薄い)
五個が最高ランクです。
「ファミリー」

「蒲田行進曲」


再再見ブログ記事あり(1/2)
「カンナさん、大成功です」
韓国
「デス・ノート」

2/1ブログ記事あり(1/9)
「バートン・フィンク」


再見 1991/アメリカ

監督コーエン兄弟。 やはり独特の怖さがある。ジョン・グッドマン(隣の住人)は
異質だ!太っちょで気のいいおじさん風だが時々垣間見せる異常な目付きは本当に
ゾっとくる。いつ、本性を現すかという気配に終始目が放せない。ラストも風変わりな
怖さだ。この炎はずっとイメージに残りそうだ。
「こねこ」

2/1ロシア

よくぞここまで丁寧に猫を追って制作したものだと思わせる良質の子猫物語だ。
ロシアの人々の小動物に対する愛情の発露がそこ此処に自然に投入されていて
優れた映像だ。
それにしても気まぐれな猫の映像をよくこれだけ仔細に撮れたものだ。
この子猫に主演男優(♂?)賞を
旧い作品だけど永久保存版で購入決め!
「グリーン・ディスティニー」

2000/中国 監督アン・リー
チャン・ツィイー ミシェル・ヨー

歯切れのいいアクション場面が小気味良い。チャン・ツィイー、ミシェル・ヨー共に
ダンスで鍛えた体の動きはしなやかだ。特撮での健闘シーンは時代背景のセットとの
相乗効果もあり目に斬新だ。甍の屋根を飛び跳ねたり、竹林の上空を移動したり、
土塀を駆け上がったりと、これでもかという位にたっぷり魅せる。
「ベル・エポック」
2/1
17才のペネロペ・クルスです(1/24関連記事あり)
「オール・アバウト・マイ・マザー」


再見

歳月を経て再見してみて本当に良かったと思う作品。最愛の息子を事故で突然
失った女性の軌跡を描く。最愛のものを失ったことで様々な人々と出会い、
その出会いの軌跡が見事な形で女性に環ってくる。生きることに賢い女性だ。
人に向けて「開く」ということを考えてみた。
「ツォツイ」



ツォツイとは不良の意味だそうだ。健全な家庭に恵まれずスラムで一人育った
少年はある日車を盗む。その車の中には赤ん坊がいた。不器用に赤ん坊の世話
をする少年の心に柔らかい時間が流れるときもあった。
「重力ピエロ」

加瀬亮 岡田将生

原作と比較してさほどのイメージダウンはなかった作品。
余談:岡田くんのCMってそこはかとなく面白い・・・この子、面白キャラいけるかも。
面白キャラがウケる子は伸びる
「サガン 悲しみよこんにちは」

2/1

感性が鋭すぎると誰に対してもやがて不満が募ってゆくのだろうか。
安定したら書けなかったのか、そもそもそういう気質だったのか、
サガンの自ら波乱に飛び込んだ生涯を描く。
サガン役は「エディット・ピアフ」のシルビー・テステュー。嵌り役です。
「エレジー」


2008/アメリカ

同タイトル「エレジー」あり注意。ブログ記事あり(1/24)
「アイス・ストーム」

1992/アメリカ クリスティナ・リッチ(ペネロペ)

郊外に居住するリッチな隣同士の家族。それぞれ外見は全うだが
中を開けてみれば親も子も壊れかけている。これは特別なことではなく
もしかしたら・・・そこ此処に在り得るかもしれない。
親と子の距離感の難しさ、親はどこまで個を持ちえるのか、行き過ぎた奔放
が子どもを壊す。子どもは親が思う以上に親の心理を見抜く。
こんな場合、やはり犠牲となるのは子どもだ。
「家族の食卓」

2/1
台湾の名コック長のある家族の物語。父一人で3姉妹を育てた父親は1週間に一度
豪勢な料理を娘たちに振舞うことを習慣にしている(この料理を作る過程の映像が凄い)
そんな父親を胡散くさく感じているのだが父は頑としてわが道を飄々と歩く。
三女、長女とそれぞれが結婚し家を出るときに玄関で残る家族が見送るシーンが印象的。
こういうシーン作りが本当に上手い。ラスト意外な顛末で終わるのだが、無口な父の
精一杯の愛情なのだ、あなたが(次女)が心置きなく翔べるように。
「プラネットアース」




NHKドキュメント旧作品。
秀逸な映像満載です。
「大阪ハムレット」

岸部一徳、松坂慶子

意外
にこれ良かった。岸部さんに賭けて選んだ作品。
のんびりした動作・言葉使いの大阪弁のお母さん(松阪慶子)
松坂さんは近頃こんな役どころが多い(インスタント沼)
でも、太ってもやはり綺麗だな。のんびりして優しい笑顔の外見の
下には剛柔自在の立派な精神が在る。そして彼女に負けず劣らず
一見ヤワな柳のような伯父さん(岸部一徳)もいつも柔和な困った
ような表情の下には一途な頑迷さが宿っている。お父さんが亡くなって
すぐにこの伯父さんはやって来た
それぞれ個性派な思春期の
子どもたちは何でもないような顔して実は何でもなくはなかったのだ・・。
一徳さんファンの私は昨日、偶然井の頭線の車内で彼を見つけた。
まんまの人のようであった
「輝きの海」

「フェリックスとローラ」


2/12000/フランス

シャルロット・ゲンズブール フィリップ・トレメン
監督は「髪結いの亭主」「橋の上の娘」のパトリス・ルコント。
移動遊園地で施設運営している男は若い女の影のある佇まいに惹かれる。
彼女の陰りに心引かれ揺らし、のめりこんでいく。終始、地味に静かにセリフと
映像が流れていく。しかし、彼女の陰りは演出したものだった。ナゼ?そうしないと
誰も私を見てくれないからよ・・・・・・。
「月夜の恋占い」

オードレ・トトゥ

ちょっとした人が意図しないきっかけで人の運命が変えられてしまうと
いう話。そんな”きっかけをオムニバス風に連綿と描いていく。
実際、そんなふうに実生活上も起こっているわけで、そこを考えると格段に
面白くなる。意外な拾いものだった。
「にがい米」
2/1 1948/イタリア

なんともダサいタイトルだが、そのダサタイトルに引かれて見る。
イタリアの田植え風景をメインに描かれている。
えっ、えっ、と出だしの画像で狐につままれたような映像が・・。
都会の女性たちが田植えの期間だけ職場を休み各地から田植え作業に
集団でやってくる。腰を折り日本の一昔前のあの田植え風景が映像に
現出する
ペテン師の魅力ある男に操られ米を搾取する
為に加担することになる落ちていく女とその周辺の人間模様を描く。
こんな映画もあるんだなぁ・・田植えをしている田園風景は興味津々。
「ノーマ・レイ」

2/1 1979/アメリカ
監督マーティン・リット 主演サリー・フィールド

紡績工場で低賃金・きつい労働で働かされ忍従するしか術を知らなかった
工員たち。そこへユニオンを作ることを提案しにやってきた男と共に
活動した一女子従業員ノーマ・レイの組合結成までの闘いを描く。
サリー・フィールドが瑞々しく、しっかり嵌り役。
「イースト・ウェスト遥かなる祖国」


2000/ブルガリア カトリーヌ・ドヌーブ サンドリーヌ・ボネール(→仕立て屋の恋)

冷戦時代のソビエトを舞台に自由を果敢に希求したフランス人医師一家を
軸に描く。歴然とした管理の元にスパイ容疑をかけられた妻マリーは
フランス人の誇りを保ち自由への渇望を失わず果敢にその機を待つ。
妻を厳しい管理から守るため夫が成した行動の深さ、青年との抑制された恋と
深くよく練られた脚本です。ドヌーブの気品ある抑制された演技が好きだ。
「春にして君を想う」

2/1 再見
この年齢でこれを見ることは辛かったナ。
ここまで暗く重く描かなくても・・・・と気持ちが沈んだ
だが、秀逸な作品であることは確かだ!
「インスタント沼」

2/1

麻生久美子 加瀬亮 風間杜夫
ブログ記事あり(3/7)
「モンテーニュ通りのカフェ」


2/1 2008/フランス
監督ダニエル・トンプソン 主演セシル・ドゥ・フランス(ジェシカ) シュザンヌ・フロン(ジェシカの祖母)

著名人も集うある一角のカフェ。一人の若いウェィトレスを軸に
集う人々のそれぞれの人生の一端を描く。
カフエを中心軸にして展開していく作品は多いので「またかァ」という
感じで暫し敬遠していたけれど・・・これが結構興味深く見せられた。
短髪のカフェ従業員のジェシカの人懐こくサラリとした軽快感のある性格
は人の警戒心を解くらしい。資産家の骨董商とその息子・舞台女優・ピアニスト
劇場主任の女性などなどそれぞれの喜怒哀楽を丁寧に丁寧に俎上に乗せる。
そこへフランスのスパイスを適宜振りかけ満足の美味しい作品だった
ジェシカと祖母の繋がりが微笑ましい。祖母の語りを楽しみながらじっくり聞き
女性としてのお婆ちゃんを敬っている様子を見るのはこちらも気持ちが和む。
(この祖母が素敵なんだなぁ)
劇場主任の(あまり美しくはないけれど)脚がとびっきり綺麗
音楽家を目指したかったけれど才能不足を自覚し、それでも音楽の世界に
浸っていたいと劇場に職を得、常時ヘッドフォンで音楽を聴いている。
私の中ではこの人の生き方が主人公であった。
「チェイサー」韓国



ブログ記事あり(3/7)

「火の魚」

2/1

これはTV作品。NHK芸術祭大賞受賞。
老作家(原田芳雄)と編集者折見とち子(尾野真千子
)の
いつしか芽生えた淡い恋、ラストでは女性が病死する。
と書けば中身が陳腐に思われる向きがあろうけれど、その思い込みは
この秀逸な作品に失礼になる。一言でいえばこの女性編集者の心映えが
綺麗だった。どちらかと言えば寡黙で、人の言葉を噛み締めて聞くタイプ。
自分の世界観をしっかり持ち、そこを保ち続けている清廉さがある。
民話を紙芝居で描くシーンはこの女性編集者の豊穣な感性に老作家は戸惑う。
尾野真千子さんはこの役にぴったりの起用だった。そして、生きて泳いでいる金魚を
尾野さんが魚拓にするシーンは鮮烈で、ふたりの危うい恋心を余すところなく伝えてくる。
ラスト、病身を見舞った老作家に女性編集者は律儀に綺麗に言葉を紡ぐ。
・
・
編集者「先生、私、今・・・もてている気分であります」
・
・
作家「あながち気のせいでもないぞ」
・・・と、ここで終わる。
なんという、心に沁みる鮮烈でシンプルな二人の告白であろうか。
「火の魚」というタイトルは上手い。
「恋愛睡眠のすすめ」

2/1 2005/フランス
監督ミシェル・ゴンドリー(エターナルサンシャイン) 主演シャルロット・ゲンズブール

またまたシャルロット・ゲンズブールの世界に引き込まれてしまった(不思議な
魅力だ)
日頃、夢と現実の境がなく両方を行き来している男とその夢の世界をリンク
できる女性。仮想のアイデアが斬新だ。女性が創る布製のポニーや箱舟・森は
素朴を極めてむしろ新しい。布製のポニーが走るシーンが好きだ・・後ろ足を
蹴り上げリアルに軽やかに走る。殊にピアノの上を並足で軽く流し、ちょっと
立ち止まって後ろ足でコンコンと叩く場面は心憎いばかりの演出。そこにこの作品
のセンスが集約されているようだ。
散逸しがちなテーマを小気味よく着地させている。不思議で気持ちよい余韻が残る。
「名もなきアフリカの地で」


再見

これはかなり前にブログ記事にしてますが・・(日付不明
)
とてもいい作品でした、とだけここでは書いておきます。
(子役の女の子に強く惹かれる)
「みんな、誰かの愛しい人」

2/1 監督・脚本・主演アニエス・ジャウィ

再再見!大好きなアニエス・ジャウィ作品。これもかなり以前に
書いてます日付が
「北北西に進路を取れ」「白い恐怖」
ヒッチコック監督の好きな作品は?という新聞記事のアンケートで
の上位作品がこれだった。未だ、外していたのでレンタルしてみたけれど。
ヒッチコックの「鳥」は未だに怖いです。
「ウェディングベルを鳴らせ」

2/1 2007/セルビア フランス

大好きな「ライフ・イズ・ミラクル」の監督エミール・クストリッツァの作品。
ライフ・イズ・・を彷彿とさせるような創り、かな。どこか夢物語のようでいて
現実もざっくり切る。奇抜です。
「マイ・サマー・オブ・ラブ」

2004/イギリス

少女二人の思春期の行き場のない鬱屈した退屈した感情を描く。
資産家の娘タム(エミリ・ブラント)が気になる魅力を放つ。
表情ごとに視線と口元に冷淡と気品と賢さを漂わせる。この子の
女優としての成長過程を追って見ていたいと思う。
「ベルサイユの子」

2/1 2008/フランス 監督ピエール・ショレール

子役のエンゾが実に良い
この子の演技力といったら凄い・・
って、演出の妙というべきか?
ベルサイユ宮殿近くの公園に若い母親と幼い子が住む。母はこれからを
生きていくために一時子どもを捨てる(預かってもらう)置いて行かれた
子どもを預かる男は途方にくれるのだが。
この男が急病で倒れたときのこの子の動きに驚く。子どもの持つひたむきな
素直さは時に強力な力を引き出す。母親の成した賢い決断に拍手です。
いつも溜めてしまうので長く長くなってしまった。。
監督・脚本・出演者など詳細が不明(調べることを省いてしまっている
)で
不手際な記事ですが、あくまで”メモ”ってことで。
(タイトルだけのものは印象が薄い)

「ファミリー」


「蒲田行進曲」




「カンナさん、大成功です」


「デス・ノート」



「バートン・フィンク」





監督コーエン兄弟。 やはり独特の怖さがある。ジョン・グッドマン(隣の住人)は
異質だ!太っちょで気のいいおじさん風だが時々垣間見せる異常な目付きは本当に
ゾっとくる。いつ、本性を現すかという気配に終始目が放せない。ラストも風変わりな
怖さだ。この炎はずっとイメージに残りそうだ。
「こねこ」




よくぞここまで丁寧に猫を追って制作したものだと思わせる良質の子猫物語だ。
ロシアの人々の小動物に対する愛情の発露がそこ此処に自然に投入されていて
優れた映像だ。
それにしても気まぐれな猫の映像をよくこれだけ仔細に撮れたものだ。
この子猫に主演男優(♂?)賞を

「グリーン・ディスティニー」



チャン・ツィイー ミシェル・ヨー

歯切れのいいアクション場面が小気味良い。チャン・ツィイー、ミシェル・ヨー共に
ダンスで鍛えた体の動きはしなやかだ。特撮での健闘シーンは時代背景のセットとの
相乗効果もあり目に斬新だ。甍の屋根を飛び跳ねたり、竹林の上空を移動したり、
土塀を駆け上がったりと、これでもかという位にたっぷり魅せる。
「ベル・エポック」


17才のペネロペ・クルスです(1/24関連記事あり)
「オール・アバウト・マイ・マザー」





歳月を経て再見してみて本当に良かったと思う作品。最愛の息子を事故で突然
失った女性の軌跡を描く。最愛のものを失ったことで様々な人々と出会い、
その出会いの軌跡が見事な形で女性に環ってくる。生きることに賢い女性だ。
人に向けて「開く」ということを考えてみた。
「ツォツイ」




ツォツイとは不良の意味だそうだ。健全な家庭に恵まれずスラムで一人育った
少年はある日車を盗む。その車の中には赤ん坊がいた。不器用に赤ん坊の世話
をする少年の心に柔らかい時間が流れるときもあった。
「重力ピエロ」




原作と比較してさほどのイメージダウンはなかった作品。
余談:岡田くんのCMってそこはかとなく面白い・・・この子、面白キャラいけるかも。
面白キャラがウケる子は伸びる

「サガン 悲しみよこんにちは」




感性が鋭すぎると誰に対してもやがて不満が募ってゆくのだろうか。
安定したら書けなかったのか、そもそもそういう気質だったのか、
サガンの自ら波乱に飛び込んだ生涯を描く。
サガン役は「エディット・ピアフ」のシルビー・テステュー。嵌り役です。
「エレジー」





同タイトル「エレジー」あり注意。ブログ記事あり(1/24)
「アイス・ストーム」




郊外に居住するリッチな隣同士の家族。それぞれ外見は全うだが
中を開けてみれば親も子も壊れかけている。これは特別なことではなく
もしかしたら・・・そこ此処に在り得るかもしれない。
親と子の距離感の難しさ、親はどこまで個を持ちえるのか、行き過ぎた奔放
が子どもを壊す。子どもは親が思う以上に親の心理を見抜く。
こんな場合、やはり犠牲となるのは子どもだ。
「家族の食卓」



台湾の名コック長のある家族の物語。父一人で3姉妹を育てた父親は1週間に一度
豪勢な料理を娘たちに振舞うことを習慣にしている(この料理を作る過程の映像が凄い)
そんな父親を胡散くさく感じているのだが父は頑としてわが道を飄々と歩く。
三女、長女とそれぞれが結婚し家を出るときに玄関で残る家族が見送るシーンが印象的。
こういうシーン作りが本当に上手い。ラスト意外な顛末で終わるのだが、無口な父の
精一杯の愛情なのだ、あなたが(次女)が心置きなく翔べるように。
「プラネットアース」





NHKドキュメント旧作品。
秀逸な映像満載です。
「大阪ハムレット」




意外

のんびりした動作・言葉使いの大阪弁のお母さん(松阪慶子)
松坂さんは近頃こんな役どころが多い(インスタント沼)
でも、太ってもやはり綺麗だな。のんびりして優しい笑顔の外見の
下には剛柔自在の立派な精神が在る。そして彼女に負けず劣らず
一見ヤワな柳のような伯父さん(岸部一徳)もいつも柔和な困った
ような表情の下には一途な頑迷さが宿っている。お父さんが亡くなって
すぐにこの伯父さんはやって来た

子どもたちは何でもないような顔して実は何でもなくはなかったのだ・・。
一徳さんファンの私は昨日、偶然井の頭線の車内で彼を見つけた。
まんまの人のようであった

「輝きの海」


「フェリックスとローラ」





シャルロット・ゲンズブール フィリップ・トレメン
監督は「髪結いの亭主」「橋の上の娘」のパトリス・ルコント。
移動遊園地で施設運営している男は若い女の影のある佇まいに惹かれる。
彼女の陰りに心引かれ揺らし、のめりこんでいく。終始、地味に静かにセリフと
映像が流れていく。しかし、彼女の陰りは演出したものだった。ナゼ?そうしないと
誰も私を見てくれないからよ・・・・・・。
「月夜の恋占い」




ちょっとした人が意図しないきっかけで人の運命が変えられてしまうと
いう話。そんな”きっかけをオムニバス風に連綿と描いていく。
実際、そんなふうに実生活上も起こっているわけで、そこを考えると格段に
面白くなる。意外な拾いものだった。
「にがい米」



なんともダサいタイトルだが、そのダサタイトルに引かれて見る。
イタリアの田植え風景をメインに描かれている。
えっ、えっ、と出だしの画像で狐につままれたような映像が・・。
都会の女性たちが田植えの期間だけ職場を休み各地から田植え作業に
集団でやってくる。腰を折り日本の一昔前のあの田植え風景が映像に
現出する

為に加担することになる落ちていく女とその周辺の人間模様を描く。
こんな映画もあるんだなぁ・・田植えをしている田園風景は興味津々。
「ノーマ・レイ」



監督マーティン・リット 主演サリー・フィールド

紡績工場で低賃金・きつい労働で働かされ忍従するしか術を知らなかった
工員たち。そこへユニオンを作ることを提案しにやってきた男と共に
活動した一女子従業員ノーマ・レイの組合結成までの闘いを描く。
サリー・フィールドが瑞々しく、しっかり嵌り役。
「イースト・ウェスト遥かなる祖国」





冷戦時代のソビエトを舞台に自由を果敢に希求したフランス人医師一家を
軸に描く。歴然とした管理の元にスパイ容疑をかけられた妻マリーは
フランス人の誇りを保ち自由への渇望を失わず果敢にその機を待つ。
妻を厳しい管理から守るため夫が成した行動の深さ、青年との抑制された恋と
深くよく練られた脚本です。ドヌーブの気品ある抑制された演技が好きだ。
「春にして君を想う」



この年齢でこれを見ることは辛かったナ。
ここまで暗く重く描かなくても・・・・と気持ちが沈んだ

だが、秀逸な作品であることは確かだ!
「インスタント沼」




麻生久美子 加瀬亮 風間杜夫
ブログ記事あり(3/7)
「モンテーニュ通りのカフェ」




監督ダニエル・トンプソン 主演セシル・ドゥ・フランス(ジェシカ) シュザンヌ・フロン(ジェシカの祖母)

著名人も集うある一角のカフェ。一人の若いウェィトレスを軸に
集う人々のそれぞれの人生の一端を描く。
カフエを中心軸にして展開していく作品は多いので「またかァ」という
感じで暫し敬遠していたけれど・・・これが結構興味深く見せられた。
短髪のカフェ従業員のジェシカの人懐こくサラリとした軽快感のある性格
は人の警戒心を解くらしい。資産家の骨董商とその息子・舞台女優・ピアニスト
劇場主任の女性などなどそれぞれの喜怒哀楽を丁寧に丁寧に俎上に乗せる。
そこへフランスのスパイスを適宜振りかけ満足の美味しい作品だった

ジェシカと祖母の繋がりが微笑ましい。祖母の語りを楽しみながらじっくり聞き
女性としてのお婆ちゃんを敬っている様子を見るのはこちらも気持ちが和む。
(この祖母が素敵なんだなぁ)
劇場主任の(あまり美しくはないけれど)脚がとびっきり綺麗

音楽家を目指したかったけれど才能不足を自覚し、それでも音楽の世界に
浸っていたいと劇場に職を得、常時ヘッドフォンで音楽を聴いている。
私の中ではこの人の生き方が主人公であった。
「チェイサー」韓国




ブログ記事あり(3/7)

「火の魚」




これはTV作品。NHK芸術祭大賞受賞。
老作家(原田芳雄)と編集者折見とち子(尾野真千子

いつしか芽生えた淡い恋、ラストでは女性が病死する。
と書けば中身が陳腐に思われる向きがあろうけれど、その思い込みは
この秀逸な作品に失礼になる。一言でいえばこの女性編集者の心映えが
綺麗だった。どちらかと言えば寡黙で、人の言葉を噛み締めて聞くタイプ。
自分の世界観をしっかり持ち、そこを保ち続けている清廉さがある。
民話を紙芝居で描くシーンはこの女性編集者の豊穣な感性に老作家は戸惑う。
尾野真千子さんはこの役にぴったりの起用だった。そして、生きて泳いでいる金魚を
尾野さんが魚拓にするシーンは鮮烈で、ふたりの危うい恋心を余すところなく伝えてくる。
ラスト、病身を見舞った老作家に女性編集者は律儀に綺麗に言葉を紡ぐ。
・
・
編集者「先生、私、今・・・もてている気分であります」
・
・
作家「あながち気のせいでもないぞ」
・・・と、ここで終わる。
なんという、心に沁みる鮮烈でシンプルな二人の告白であろうか。
「火の魚」というタイトルは上手い。
「恋愛睡眠のすすめ」



監督ミシェル・ゴンドリー(エターナルサンシャイン) 主演シャルロット・ゲンズブール

またまたシャルロット・ゲンズブールの世界に引き込まれてしまった(不思議な
魅力だ)
日頃、夢と現実の境がなく両方を行き来している男とその夢の世界をリンク
できる女性。仮想のアイデアが斬新だ。女性が創る布製のポニーや箱舟・森は
素朴を極めてむしろ新しい。布製のポニーが走るシーンが好きだ・・後ろ足を
蹴り上げリアルに軽やかに走る。殊にピアノの上を並足で軽く流し、ちょっと
立ち止まって後ろ足でコンコンと叩く場面は心憎いばかりの演出。そこにこの作品
のセンスが集約されているようだ。
散逸しがちなテーマを小気味よく着地させている。不思議で気持ちよい余韻が残る。
「名もなきアフリカの地で」





これはかなり前にブログ記事にしてますが・・(日付不明

とてもいい作品でした、とだけここでは書いておきます。
(子役の女の子に強く惹かれる)
「みんな、誰かの愛しい人」




再再見!大好きなアニエス・ジャウィ作品。これもかなり以前に
書いてます日付が

「北北西に進路を取れ」「白い恐怖」

ヒッチコック監督の好きな作品は?という新聞記事のアンケートで
の上位作品がこれだった。未だ、外していたのでレンタルしてみたけれど。
ヒッチコックの「鳥」は未だに怖いです。
「ウェディングベルを鳴らせ」




大好きな「ライフ・イズ・ミラクル」の監督エミール・クストリッツァの作品。
ライフ・イズ・・を彷彿とさせるような創り、かな。どこか夢物語のようでいて
現実もざっくり切る。奇抜です。
「マイ・サマー・オブ・ラブ」




少女二人の思春期の行き場のない鬱屈した退屈した感情を描く。
資産家の娘タム(エミリ・ブラント)が気になる魅力を放つ。
表情ごとに視線と口元に冷淡と気品と賢さを漂わせる。この子の
女優としての成長過程を追って見ていたいと思う。
「ベルサイユの子」




子役のエンゾが実に良い

って、演出の妙というべきか?
ベルサイユ宮殿近くの公園に若い母親と幼い子が住む。母はこれからを
生きていくために一時子どもを捨てる(預かってもらう)置いて行かれた
子どもを預かる男は途方にくれるのだが。
この男が急病で倒れたときのこの子の動きに驚く。子どもの持つひたむきな
素直さは時に強力な力を引き出す。母親の成した賢い決断に拍手です。
いつも溜めてしまうので長く長くなってしまった。。
監督・脚本・出演者など詳細が不明(調べることを省いてしまっている

不手際な記事ですが、あくまで”メモ”ってことで。