ヤングジャンプ連載の長編漫画を実写映画化。
舞台は紀元前の中国。
続く戦乱の世に2人の少年が出会い、世界を変えるお話。
奴隷の少年が将来を誓い、片方が黒髪長髪で、悲劇的な別れ…
みたいなのがお好きな方は必見。
原作もそうですけど、映画はさらに信と漂の関係に絞ってあり、
本筋をちょっと削ってでも漂のカットは増やすという、
その姿勢やよしと思いました。
信を山﨑賢人さん、漂を吉沢亮さんが演じます。
吉沢さん、フォーゼでは流星くん、BLEACHでは雨竜と、
私の観測範囲では主人公大好きor尽くす役ばかりのような…。
全体的に衣裳、とくに山の民が良かった。音楽も。
役者さんも面白い顔ぶれだった。
ムタの橋本じゅんさんは新感線の舞台にこういう人がいた気すらしてくる(笑)
さすがの怪演だったし、左慈役の人が雰囲気あるなと思ったら
「HiGH&LOW THE RED RAIN 」でアクション指導なさってる
坂口拓さんだった。「RE:BORN」では監督主演もなさっているが
毎回なんか名前が違うので追いにくい。
大沢たかおさんは、なんか王騎というよりエレガントな大沢たかおさんだった。
まあちょっと王騎ってリアリティという点からすると難しいかもだけど。
脚本は黒岩勉さん、佐藤信介さん、原泰久さんの合作。
黒岩さんはドラマ「貴族探偵」の時に
原作を活かしつつ4割ほど内容をアレンジされていて、おっと思いました。
内容ばれ
原作で、将来のし上がれたら、
屋敷や、おいしいごはん、美女を手に入れる、というような内容を
信が語る場面があって、その並びに人間が入ってるのはどうだろう。
広義の奴隷制の肯定だけど、主人公も作者も気付いてなさそう、
ってちょっと気になったので覚えてたのですが、
映画ではセリフから美女が抜けてた。
現代風~って思ってたんですが、
そういえば最初のお屋敷の息子からの漂への好意とかも
スパッと切られてたので、
信と漂との間の不純物を全部取り除いただけだったりして…ふふ…
などと空想しました。
監督さんか誰か分からないけど、
黒髪長髪男性のフェチがいる。私には分かる。