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「タイタンの逆襲」

2012年05月21日 | ファンタジー映画


前作「タイタンの戦い」も、「…うん、まあ…」って出来でしたから
今回も全然期待してませんでした。
そして実際(監督は交替したのですが)やっぱり「…うん、まあ…」でした。
クリーチャーの動きはよかったかな。

では何が見どころかと言えばゼウスとハデス
(リーアム・ニーソンとレイフ・ファインズ)
(マスター・クワイ=ガンとヴォルデモート)の屈折した兄弟愛。
これしかありません。

ゼウスに恨みを持つ兄ハデスと、
ペルセウスばっかり贔屓して!ギリィ…な息子アレスが結託してゼウスを捕え、
地下の迷宮に閉じ込めて鎖でしばり、その力を吸引してタルタロスに捧げます。
で、主人公のペルセウスが父を助けに行くのですが。
考えるまでもなく聖闘士星矢のアテナそのまんまです。
リーアム・ニーソンとレイフ・ファインズの好きな方はもうすぐ終了ですが劇場へ急いで!

内容ばれ

アレスは積年の恨みでガスガスとゼウスを殴りますが、
ハデスは言葉攻めを好みます。
でも「そこまで我を憎むか……」と笑ったゼウスに
額と額をくっつけるというBL的大技をくらい、あっさり陥落。チョロいハデス。
(余談ですが、あすこ、ハデスは顔の角度を傾けて口付けをしそう…?に見えるんですが
1センチくらいのあやういところでサッとゼウスが顔を離して微妙な空気になります。
私の幻覚ではない筈。リーアム・ニーソンはなーんにも考えずに火種をまきまくる
魔性の偉い人の役が本当に似合います。素敵)

アレスもああ見えて陰湿に父親の事は大好きで、
ペルセウスの息子の目の前でペルセウスを殺そうとして
「目の前で父親を奪われるつらさを思い知れー!」かなんか言っちゃって、
パパがペルセウスばっか褒めるのが、そんな辛かったんか…という。

結局最後互いを許し合って、わくわく共闘するゼウスとハデス。
最初からお前達が仲良くしてれば、こんなことにはならなかったのに。
仮面ライダーの映画のどれかのラスボスに似た奴がいたような気がするタルタロスは、
スーパー武器でペルセウスがなんとかします。

このシリーズの男女ラブロマンスのぶん投げっぷりが凄いのですが
前作のアンドロメダ王女とイオとどっちとくっつくの?という引きに対して
冒頭でもう嫁になってたらしきイオは死んでいるという決着、
そして今回なんの素振りもなかったのに、
ラストでいきなりアンドロメダにキスするペルセウス。
あれだけ唐突だと、交通事故を目撃してしまったような感じです。
別に無理に入れなくても…キスシーンがないと死ぬのか?

ところでリーアム・ニーソンとレイフ・ファインズは
額にプレートが1枚入っているかのような、立派なTゾーンが似ていると思う。
頭突き技が強そうだ。



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